(以下、店長様からのコメントです。)
みなさんこんにちは。わらくです。
急にお店を閉めてしまい申し訳ありませんでした。実は、今年の3月頃に東京の六本木に新しくお店をオープンする予定です。
八千代では皆さんに喜んで頂いて、本当に有難うございました。わらくで使っていた鉄板はそのまま持っていきますので、詳細が決まりましたらまた書き込みしますので、しばらくお待ちください。今度は炭も使う予定ですので、楽しみにしていてください。では・・・・
Posted by わらく at 2007年01月06日

最近は、あまり同じ店に何度も足を運ぶことが少なくなってきた私ですが、1〜2ヶ月に1度は食べに行きたくなる今回のお店。鉄板焼き「わらく」です。
八千代中央駅を降りてすぐ左側の通路沿いにあり、階段を上がるとのれん越しに店内がのぞけます。いつも予約せず飛び込みで行きますが、なんだかんだですんなり座れるのもお気に入りなところ。
店内はカウンター8席、片側が長いすになっているテーブル5席と、奥に予約用の座敷もあります。ちなみに禁煙・喫煙は分かれておらず、どこの席にも灰皿が置いてあります。
カウンター越しに鉄板の前に立って忙しく料理を用意しているご主人は、入店すると必ずこちらを見て「いらっしゃいませ!」と気持ちよく迎えてくれます。今日はカウンターが空いていたので、左端からなび夫さんと2人並んで座りました。
やっぱり鉄板焼きは作る過程を見ながら食べるのがおいしい!

まずは飲み物の注文から聞きに来てくれるのですが、今は禁酒中のため・・・ソフトドリンクで我慢です。ここはサワー、焼酎、日本酒が充実していまして、特にサワーはヘルシー系が多く、ゆずみつやシークワーサー、すだちなど女性好みなものも用意されています。もちろんお味も薄くなくしっかり満足な感じで、ビール・サワーは399〜525円位でどれもいただけます。
日本酒は口当たりのいい新潟や富山の地酒がおすすめのようで、どれも1合700円前後で飲むことができます。
飲みたい、飲みたい!でも我慢・・・。
さっさと料理を決めてしまいましょう。といっても、最近は大体注文する品は決まってきており、イカゲソ焼(472円)、砂肝とにんにくの芽のピリ辛炒め(504円)、きのこ焼(609円)、“ピリ辛”高菜炒飯(577円)をまずはお願いしました。
これらは全て手元のメニューに載っていますが、壁に掛かっているホワイトボードから季節物もチェックすることもあります。ちょっと料理名と値段が離れていて、微妙に間違えそうになるのですが・・・その辺りも愛嬌があっていいですな。
さてさて、今日はちょっと混雑しているので料理が出てくるまでちょっと時間がかかりそうです。でもカウンターにいるから「あれはうちの分を用意してそう!」と過程をチェックしたりできるので、あまり待ち時間も退屈しません。
「鉄板焼き」という響き自体、ホテルなどでやっている高級なイメージがありがちですが、ここはずっと庶民的。ヘラやしゃもじで素材を押さえながら長い刃のついた包丁でさくさく切り分けたりしています。でも気持ちいいくらい手際が良く、見ているだけで楽しい!子供もその様子が好きなようで、あとから入店した家族も、お子ちゃま達が「カウンターに座るのー!」と鉄板のまん前をしっかりゲットしていました。
と、ようやく一品目が到着。砂肝とにんにくの芽のピリ辛炒めです。

1.5cm角ほどの少し小さめな砂肝は、独特の歯ごたえが心地よく感じられるほど良い大きさです。一緒に炒められたにんにくの芽は、まだまだシャキシャキ感が残ったきれいな緑色ですが、口の中にまわりの皮や筋などが全く残らないのは不思議!塩と一味唐辛子のシンプルで濃い目の味付けです。あー!ビール欲しいー!
添えてあるからしをつけてもまたよろしいです。
その後すぐに、きのこ焼が運ばれました。これもまたいいんです。

エリンギ、しいたけ、しめじ、えのき、まいたけが、バターとバランスよく炒められているシンプル料理です。こんなに口の周りがテカテカになるのに、なんで油っこく感じないんだろう?と不思議になる後味。
きのこだけでいただいても十分美味しいのですが、添えられたカリカリのパンに乗せるとさらにうまい!片側にバターをたっぷり吸い込んだ薄いトースト(4枚)が、きのこのあっさり感にボリューミーな味わいをプラスしてくれます。4枚じゃ足りません。
続いてイカゲソ焼。

敷かれた細切りキャベツの上に、2,3本づつ束で切り分けられたゲソが盛られ、小ネギがパラついています。こういう料理って、家でも出来そうなんですが、この弾力とジューシー感を残したまま足の先がカリッと仕上がった炒め具合にはなりません。水っぽくなったり焼きすぎたり、やっぱり熱々の鉄板でちゃちゃっと豪快にやるのがいいんでしょうか?ゲソに限らず、どの料理も素材が生かされています。シンプルな料理だからこそ、料理の手さばきに左右されるんでしょうね。
ちなみにこのゲソの上に斜めがけされているマヨネーズは、酸味が少なく主張しすぎない感じで、マヨ味オンリーにはなりません。あー、ビールが恋しいー!!生ごろしだー。

この後しばらく間が空いてから、“ピリ辛”高菜炒飯が運ばれてきました。
小さめなじゃこと、高菜と、白胡麻で絶妙な味付けに炒められたご飯は、後から舌にくる辛さが何とも言えません。じゃこと白胡麻がこおばしさをプラスして、辛いけど味わい深いふんわり炒飯です。他の場所ではあまり口にしないなび夫さんも、ここの高菜は食べられるみたいです。
ちなみに「わらく」のご飯モノには、サービスでお味噌汁の「赤だし」が付いてきます(と思います。どこにも書かれていないけど・・・)。いります?と聞かれるときもあるし、聞かれないときもあるので、必ず申告します。しかも2人分といえば、ご飯ものが一品でもちゃんとお椀を2つ用意してくれます。これを飲みたいがためにご飯を頼んでいるくらい!(ちなみにお食事セット(367円)を注文しても、白いご飯と、赤だし、おしんこが出てきます。)

具はいたってシンプルで、岩のりとなめこ、少しの小ねぎだけなんですが、赤だしなのに全然クセがなくて美味しい!家で試しに同じ具材で作ってみたんですが、あの味は出せませんでした・・・。何でだろう?ダシの違いかしら。
はじめに注文した品が全て到着し、もうお腹もそこそこ一杯になってきたんですが、グルメレポートにせっかく載せるなら、あとオススメのニラチヂミ(豚肉入り)(700円)も食べておきたい!それと豚肉のなんかさっぱりした美味しい逸品があったはず・・・。と、2品追加。
鉄板前のご主人は、追加でお願いしたニラチヂミのために大量の野菜を鉄板に広げました。じゃじゃっと軽く炒めた上に薄切りの豚肉を乗せていって、その上から溶いた粉をかけてじっくりチヂミを調理しています。具材やら粉やらをいきなり混ぜてお好み焼きタイプで作っているのだと思っていたので、思いのほかヘルシーな感じ。

12等分されて皿に並べられたチヂミは、ニンジン、ニラ、玉ねぎが豚肉によってほど良くジューシーにまとまっています。チヂミを注文すると結構固かったりすることがあるのですが、これは周りがカリカリで中は水分が残って柔らかい!若干ピリッとして酸味のあるあっさりポン酢タイプのタレをつけていただきます。
そして最後に運ばれてきたのは、これもオススメの豚肉のさっぱりタイプ・・・?あれ?

敷かれたもやしの上にカタマリ肉、しかも味付けがどうやらタレっぽい。ちょっと注文する料理名を間違えたみたいです。もう一度メニューを見直してみると、豚バラの塩焼ポン酢がけ(700円)がそれっぽい。ちょっとー、間違えてるじゃん!こってりタイプで締めてどうするのよー。もう食べれないよー、という素振りがご主人に伝わってはいけない。
ちゃんと美味しくいただきました。
でも、食べたかったなー。豚バラ肉。ぜひ注文してみてください・・・。
お腹も満足すぎるくらいパンパンになりまして、本日も幸せ気分で席を後にしました。ここのお支払いは現金のみですが、いつも良心価格ですからそんなにビックリする値段にはなりません。
ごちそうさまでしたー。
今日はアルコール無しだから、帰りの急な階段も足取り確かな感じで降りられました。今度は豚バラ、忘れないわん。
●鉄の台所「わらく」 047-405-1705
八千代市ゆりのき台3-1-2 澤田ビル2階(地図)八千代中央駅改札出て左すぐ
営業時間/17:00〜24:00(祝日は〜23:00)
定休日/日曜日・第三月曜日