2014年10月から往診を再開され、この度、診療時間を変更されたそうです。
新)9:30〜 最終受付16:00
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ここ数年、「お灸」が流行っているらしいです。
それって鍼灸院に通う人が増えてるってこと??
お年寄りが好んで行くイメージもあるのに、今更“流行る”って何??
・・・と検索したところ、どうやら最近はドラッグストアなどでも手軽に「セルフお灸グッズ」が手に入るそうで、自宅で気に入ったツボにお灸をすえる人が増えているらしいのです。しかも、20代〜30代の女性に人気高く、ついには『お灸女子』なんて言葉まで発見してしまった!
お灸にハマる女子曰く、スーッと肩こりなども楽になってクセになるそうな。
私は高校生のときに、「あなたの肩、おばあさんみたいなコリ方してますよ。」と言われたほど、根っからの肩こり持ち。子育て主婦になった今は、さらに万年肩こり状態なんですが、何しろ勤めていた頃のように思い立ったらすぐマッサージや整体へ駆け込めるわけでもなく、とにかく限界まで我慢!
それが自宅で手軽に出来て、少しでも辛さが解消できるなら、すぐにでもチャレンジしてみたいところなんですが・・・
“お灸女子”を検索したらば!
出るわ出るわ、「ちょっと置きすぎてやけどっぽくなっちゃった!」とか「お灸の練習跡が・・・」なんていう恐ろしすぎる衝撃コメントの数々。自己流でやっていることもあるでしょうけれど、思えば昔から“お灸を据える”なんて言葉があるし、テレビでも罰ゲームに使って「あちちちー!!」なんてやられている芸人さんも見かけるし、効くのかもしれないけど、熱くて痛いのを我慢してまでは・・・。
しかも自己流で、そんなにうまくツボにはまるものなのかしらね?
そもそも私が鍼灸院に一度も足を踏み入れて来なかったのは、えも言われぬ恐怖感からだったので・・・。
↑ 検索したら、ビックリするほど色々なセルフお灸グッズが売り出されてました・・・。
そんな話を久々に遊びに来た友人にしたところ、『だったら私、お灸女子かも!』と思わぬリアクションが返ってきました。
『といっても、自分でやるんじゃなくて鍼灸院に行くんだけれどね。2〜3年前から何となく常にだるい感じがあって、鍼灸院を勧められたのがきっかけで。面白いのが、同じ症状を言っても施術する鍼灸師の方によって全然違うのよ。例えばお灸をメインに施術する人もいれば、鍼を多めに使うパターンの人がいたり、その鍼を刺す場所や本数も違う。鍼の差し込み方も人それぞれでね、丁寧に少しずつ入れ込む人もいれば、結構ダイレクトにブスブス刺す人もいるし。』
聞けば彼女、すっかりハマって1年ほどの間で数軒もの鍼灸院に通ってみているそうな。
腕の良い先生に当たったときは効果もテキメン!鍼を刺すのも痛むどころか、刺している瞬間すら分からないほどだそうで、施術した当日は少しだるくなることもあるものの、とにかく次の日のスカッとした軽さが病み付きになると熱弁。
それでもやっぱり「鍼」の言葉に警戒している私に、“お灸をメインに施術してくれる女性鍼灸師の方がいる”と紹介してくれたのが、今回鍼灸を体験した往診専門鍼灸院「温灸YURARI」さんだったんです。
普段は鍼灸専門学校で講師をなさっているのですが、ご自身の出産を経て『妊婦さんへのお灸』を専門的に診はじめられたことをきっかけに、妊婦さんも気軽に利用できる往診専門の鍼灸院を八千代市で始められたとのこと。
“往診”というからには費用もそれなりにかかるのかと気になりましたが、ホームページで施術料を見てビックリ!!
一般の方が施術を受けるコース「全身トータルケア」は、1回4,000円なんですって!
八千代台から往診にいらっしゃるため遠方の場合は実費交通費がかかるようですが、基本的には車で移動できる近隣の方ならこの施術料金のみで、初診料もかかりません!
※ただし妊婦さんへの施術については、その目的によって料金が少し変わります。
なんて良心的なのー?!
価格も手頃だし、何より子供を預けたり家を空けたりしないで、うちまで来てくれるというのは有り難い!
早速問い合わせたところ、子供たちをなび夫さんに見ていてもらえる週末に来ていただけることになりました。
とは言え、自宅へ来てもらって施術するということは、何かしら用意が必要よね?
ベッドとかある部屋じゃないとダメなのかしら・・・?
謎1.どんなセッティングをしておいたらいいの?
『場所は寝室でなくても、(1)お灸の匂いを換気できて、(2)施術をお受けになる方が横たわれるスペースと少しの私の立ち位置さえあれば、どちらのお部屋でも大丈夫です。ベッドや厚みのある布団の上では、手技を加えたときに身体が沈み込んでしまい施術がしにくいため、身長ほどになるよう座布団などを数枚ご用意いただいたり、もっと簡単に絨毯やヨガマットなどの上に大きめのバスタオルを敷いていただく感じで十分です。必須ではないのですが、お顔を伏せていただいた際に、額などへタオル地の跡がつかないようにサラッとしたハンカチなどを敷いていただくと安心です。
他には、施術中にお身体の上から保温のために掛けるバスタオルをご用意いただくと助かります。症状によっては、例えば足湯(フットバス)に使うお湯など、前もって用意いただくものをご連絡することがございます。』
謎2.施術を受けるときはどんな格好に着替えておけばいいの?
『全身治療の場合は、肩なども施術しやすいようにキャミソールなどたくし上げやすいものが好ましいです。女性同士ですので、お客様によっては下着を外してキャミソールやTシャツを着ていただくことも多いです。下はゆるめのズボンやジャージなど、膝下が施術しやすい楽な恰好で大丈夫です。
ただし、妊婦さんへのお灸は、基本は座った状態での施術がメインなので膝下が出ればOK。つわりがひどいときには、横向きに寝た状態で背中へお灸することもあるので、お腹が出しやすいものを着てください。』
↑ ということで、なび家のリビングにこんな感じでスタンバイ。ヨガマットの上にバスタオル、枕代わりのパイル地タオルです。顔に跡がついても構わないや!と、サラサラハンカチは特に用意せず・・・。
施術当日、「極度の空腹や満腹の状態を避けてください」と予め注意があったので、お昼ご飯を少し早めに済ませておき、鍼灸師(しんきゅうし)の海野院長をお迎えしました。
『本日は「全身トータルケア」という、温灸 + 鍼 又は ボディケアを行う全身治療コースを行っていきます。その時々の症状や体質、要望に合わせて、より効果的な組み合わせを行っていくオーダーメイドの施術なので、同じ方でも毎回全く同じ内容というわけではありません。
所要時間は60分程度ですが、初診の場合はプラス30分くらい見ていただければ大丈夫です。また初診料は頂いておりません。』
↑ とても打ち解けやすい雰囲気の方で、初めての鍼灸にドキドキしていた私でしたが、どんな道具を使うのか?痛みがあるのか?などなど、不安に思っていたことを施術前に色々聞ける雰囲気だったのが有り難かった!
そもそもお灸と鍼は、どう使い分けをしているのか疑問だったのですが、先生曰くどちらも外から刺激を与えて生体反応を利用し改善するという目的で使われるのだけれども、鍼は解剖学的に言えば““筋肉・神経”を、東洋医学的には“気(経絡・けいらく)”の流れに刺激を与えることで身体に変化をもたらす効果があり、一方お灸は白血球の数値を上げて自然治癒力を高めるなど血液への独特の効果をもたらすんですって。
鍼にもお灸にも色々なタイプの道具があるそうで、例えば“鍼”と聞いてイメージする刺すタイプだけではなく、感受性豊かな子供や敏感な方に使う「小児鍼」という鍼は、マッサージのようにさするだけで刺しません。お灸ももぐさを立てて局所的に熱を加える以外に、「温灸器」という道具に線香の熱を間接的に伝えて“面”で温める方法があったり!
↑ 色んなタイプの「小児鍼」
↑ 皮膚の表面をなでるように使います。刺さなくても十分これで効果があるんですって!
『刺す鍼にも太さが色々あって、その方の鍼経験の有無や刺激の好みによっても変えています。また、お子様がご一緒でも施術をお受けしておりますが、その際は鍼を刺したままにする“置き鍼”をせずすぐに抜いたり、もぐさを使わず温灸器のみで施術をするなどして、危険がないようにしています。ただし、マタニティの方の場合、特に切迫や逆子でお悩みのケースは繊細な治療に集中できるよう、お子様がそばへ近づかないようどなたかついていただけると有り難いです。』
↑ 「温灸器」は施術前にしばらくお線香をセットして温めてから使います。
さて、そんな道具や施術についてのお話を聞きつつ、まずはリラックス&体の温め目的に「フットバス」を5分〜10分程度行っていきました。
院長が持参されたフットバスに、わが家で沸騰させたお湯を薄めて42℃ほど(=ちょっと熱めなお風呂)に調整しながら注ぎ込みます。足元を温めながら、簡単な問診票へ記入しました。
そうそう、こんな体調の場合は施術が受けられないのでご注意を。
★お灸は体温を上げるので、発熱している場合はダメ!
★ぎっくり腰、骨折など緊急を有する治療が必要な場合はダメ!
★妊婦の方への施術は医療機関にてお灸の許可を頂いてからの施術となります。
施術の流れはその人の症状や目的によって変わるので、あくまで参考までですが、私の受けた内容はこんな感じでした。
1.おへそまわりあたため(温灸)
2.足のツボ押し(手技)
3.三陰交へもぐさによるお灸
4.肩まわりに1とは別の温灸
5.鍼
6.首・頭のツボ押し(手技)
7.全身ストレッチ
1.おへそまわりあたため(温灸)
温灸器を使って、おへそまわりをじっくり温めていきます。
筒の中には太い線香のようなものが入っていて、間接的に伝わる熱を利用するのだとか。
おへそを中心に周囲を1ヶ所5〜7秒ずつ、少しずつ当てる位置を移動させていくので、熱くて我慢!といった感じはなく、むしろ木の感触が心地良くじわじわと体の芯からあったまってくるようです。
↑ お腹を温めると基礎体温が上がり、風邪をひいても治りやすいそう。普段から、特に女性はお腹が冷えないような生活を心がけるのが大切!
2.足のツボ押し(手技)
タオルの上から、膝下や足裏を中心にツボを刺激する手技を加えていきます。
結構しっかりとした押し込みで、しかも丁寧にじっくりともみほぐしてもらえるし、かなり“やってもらってる感”が味わえます。ちゃんと強さが適当か聞いてくれますので、ツボ押しがニガテな方は一言伝えて!
3.三陰交へもぐさによるお灸
足のスネの内側あたりに“三陰交(さんいんこう)”というツボがあるそうです。
ここは老廃物を流す道とされる経絡(けいらく)3本が交わる箇所で、消化器系、泌尿器系など色々効果がある中でも、特に婦人科系の悩みに大変効果的なツボ!冷え性や生理痛、更年期障害などで困っている方には、特にオススメのポイントだとか。
↑ 人によって微妙にツボの位置が変わるため、最初に私の手で四本指分の長さを測ってツボを探ります。
↑ お灸を据えるツボの位置にマジックで点を書き込みます。
私、実はこれから据えるお灸の熱さや痛みを想像して緊張しすぎて、マジックで書いた感触をお灸と勘違い(寝ているからその様子が見えない)。「思っていたより全然熱くないですねー、何かで少し刺したような感じがします。」と、やる前から言っている私に、多分頭に「?」が浮かんでいる状態のまま相槌を打ってくれていた海野先生。すみません、超ビビリなもんで・・・。
印をつけた位置にワセリンのようなものをつけてもぐさが付着するようにし、ピンポイントで熱を入れていきます。先ほどのお腹まわりは温灸器の底を使って「面」でじんわり温めましたが、これはもぐさを置いた一点のツボを刺激することで効果を得るもの。
『よくお灸というと、置いたもぐさが熱くなってくるのを我慢するというイメージがあると思いますが、今から据えるのは指先で小さく小さく丸めたもぐさにお線香の先で火をつけ、すぐに指でつぶして消しますから、刺激は本当に一瞬です。』
↑ 先生の手元で、これから行うピンポイントお灸の様子を見せてくれました。想像以上に小さいもぐさ!この先が焦げた瞬間、すぐ指で押しつぶすので、熱さをじわじわ感じる暇もなさそうです。
実際に、三陰交へこのお灸を行いました。
先ほど先生が見せてくれたので、恐怖もかなり和らぎました!押し込むときに、少しの刺激があるかないかくらいですが、何度か繰り返すうちに何となく足にじんわりと、じんじんとくるものがあるような、無いような・・・という程度の刺激です。
『慣れている方は、もう少し熱さを感じるくらいが心地良いというケースもあります。その時には、つぶす前にやや時間を置いて、ややしっかり気味に熱を入れます。とはいえ、やけど跡が残ったり、何か足に症状が残るといったことは一切ありませんのでご安心くださいね。』
↑ これを繰り返し3回ほど、同じ場所にお灸を繰り返します。お灸は3回、5回、7回など、同じ場所に奇数回繰り返すという決まりがあるそうです。“奇数”は陽の数に分類されそうで、人が生きているうちに消耗する陽の気を補うという考えからきているとか。
この三陰交のツボは、妊婦さんにとてもオススメなツボです。
特にお灸は血流を整える効果があることから、子宮内のコンディションを整えたり、逆子対策だったりとマタニティ期のいろいろなサポートが期待でき、安心・安全なお産につなげるとても有効な手段なんだとか。
実際に海野院長ご自身の妊婦生活を伺っても、毎日のようにお灸を取り入れて、基礎体温を上げてコンディションを整えたり、出産時の出血量を適正に保ったり、産後の子宮収縮を促したりされたそうです。そしてご出産のときは、初産ながら大変スムーズなお産だったとか!
そんな妊婦体験を、より多くの方に広めて少しでもお灸がお産の手助けになるように!という思いを込めて、温灸YURARIでは、妊婦さんへのお灸メニューがとても充実しています。
所要時間はコースによって60分〜90分とありますが、初診の場合でも体に負担がかからないよう最長90分以内でとどめるように配慮しているそうです。
「安産サポートお灸」
(90分程度/5,000円)
胎動を感じてから(週数で言うと16週目位、妊娠5・6ヶ月から出産まで)施術ができるコース。母子共に、より良い・安心安全なお産に向けてのお手伝いをします。
「逆子の対策サポートお灸」
(90分程度/6,000円)
逆子の治療は28週くらいから最大で36週くらいまで施術可能ですが、早い週数の方が戻りやすい(良い環境に整いやすい)というデータがあるようです。誘因といわれている臍帯巻絡・羊水過小・胎盤位置異常などでなければ、早めのケアで戻りやすくなります。寝かたなどの養生のアドバイス、お灸を通して子宮内環境を整え、安心安全なお産に向けてお手伝いをします。
「ご自分で出来るお灸の指導・販売」
体調にもよりますが、ご妊娠中の毎日、ご自身で行なっていただくお灸を指導します。安産のお灸により、子宮内血流アップ・妊娠マイナートラブル軽減・分娩出血量が少ない・赤ちゃん元気・産後の肥立ちが良いといった効果、また逆子対策としても期待できます。60個・900円。
その他、つわり軽減のお灸(60分程度/5,000円)などもあるようです。
この妊婦さんに対して行うコースはすべて、医療機関にてお灸の許可を頂かないと施術できません。確認は口頭だけで大丈夫なので、必ずOKをもらってから依頼してくださいね!
※ご注意/ 緊急を有する症状・判断しかねるものは必ず医療機関での受診をお願いいたします。
4.肩まわりに1とは別の温灸
ピンポイントで刺激を与えた後、さらにまた面で温めるべくもうひとつ別の温灸器を使いました。こちらは金属の部分が直接肌に当たらないように、布越しにじんわりと柔らかい熱を加えていきます。
5.鍼
その形状や痛みがどんなものなのか気になっていた鍼。
テレビの印象から、ビヨンとたゆんでいる銀色の細長いものが沢山刺さった様子をイメージしていたので、実際に使用するものはちょっと予想外!
最近では衛生面を配慮した使い捨て分包タイプが多く、筒を肌に当てて鍼をトントンと押すことで刺さる仕組みなんだそうです。
しかも、鍼は沢山刺すものだと思っていましたが、今回は2本だけ!
鍼を刺し込むというのは、じわじわと刺激を肌表面から伝えるお灸とは違って、目的とする部分へ直接的に刺激を与えるため、海野先生は1回の施術で多くとも数本までに留めています。それでも充分効果が得られますし、逆に多すぎるとどの鍼が有効だったのか曖昧になるということも。
そのため、いかに的確な位置に刺すかという、その技術が問われます。
↑ 刺す位置を洗浄綿で拭き取ってから施術します。まっすぐ刺すのではなく、差し込む角度も技術のひとつ。
鍼を差し込むときは、トントンと筒の上からたたく振動は感じるけれど、刺すときの感覚は全くありません!刺した後にじわじわ痛みがあるといったこともなく、いつ抜かれたのかも分からないほど。
強いて言えば、なんとなーく刺している間はそのあたりの筋肉に違和感があるようなないような・・・。
ちなみに鍼常連者で、もっと差し込んだ感覚があった方がいい!というケースでは、より太いものをチョイスしていくようです(といっても鍼は0.02mmずつサイズアップするので、微妙な調整がききます)。
↑ こちらは初心者向けの一番細い0.12mmのもの。髪の毛1本は0.08mm前後ですから、ほぼ同じくらいの細さに見えます。
鍼は大変細いので、抜いた後はほとんど出血や痕など残ることはありません。
ただし美容鍼という顔面に行う施術の場合、顔には毛細血管が多くて内出血してしまうことがあるため、事前に説明と了承を受けることになっているそうです。
↑ 2本刺し終えたあとは、私の肩こりや足まわりのだるさを改善するべく、しっかりとした力で長めの手技が入りました。
6.首・頭のツボ押し(手技)
肩や下半身への手技に引き続き、髪の生え際や首筋など、頭と首まわりのツボ押しに。
これもまたじっくりと長めで丁寧な施術!うっかり寝そうになってしまいました・・・。
↑ 最後は両腕を後ろにまわしたりと全身のストレッチを行い、脈が整っているかチェックして終了!
ストレッチで締めくくったおかげもあって、終わった後はスッキリ!
全身はふんわり温まって、特にどこも痛くもなく心地良い感覚です。
『今日は出来れば出歩いたりせず、ゆっくり過ごしてくださいね。また、のぼせるような感覚があったり、体調にいつもと違った異変があるときには、すぐにお電話をしてください。』
ちなみにこういう鍼灸は、どのくらいの治療間隔を置けばいいのかしら?
『お勤めだったりお子様がいらっしゃってなかなか頻繁に施術出来ないケースもありますし、その方のライフスタイルにあわせて様々です。こちらから案として出させて頂く場合もありますが、例で言えばぎっくり腰のように緊急で改善したい場合は1週間に2回行うこともありますし、一般的には1ヶ月に1回程度、メンテナンス的に半年に1回のケースなども。なお、妊婦さんへの施術は限られた期間の中でのことですので、週数や症状にあわせた治療回数を提案させていただくことが多いですね。』
そうそう、なび息子からの予想外の反応を紹介しましょう。
寝そべって鍼を刺されている様子を見ていたなび長男。私はぜんぜん痛くもかゆくもないんですが、お隣りの部屋からのぞき見ていた彼は、「うわぁぁ!お母さんが何かを刺されている!!!」と相当ショックを受けていたようで・・・。
終わってから、ものすごく私を心配していた一方で、海野先生にはあからさまに怪訝な顔を・・・!
それを察してか、海野先生が「ママは全然痛くなかったのよ。こんなに気持ち良かったんだよ!」となび長男に声をかけて、呼び寄せました。
『子供へスキンタッチすることで、疳の虫(=小児神経症)を軽減したり、風邪に負けないカラダづくりを助ける虚弱体質の改善につなげたりという効果につながるのをご存知ですか?特に脳(神経回路)の成長が著しいこの時期は、高い効果が期待できるんですが、これは特別な器具がなくても、例えばこんなやり方でママが簡単にチャレンジできるんですよ!』
と、なび息子をうつ伏せに寝かせたのです。
その1 ドライヤーで温熱スキンシップ
自宅にある普通のドライヤーの熱を遠くから、さらにママの手の甲へ当てて直接の熱を遮りながら、柔らかく温熱効果を与えます。さらにその遮っているママの手で、優しく背中や足、足の裏などをさすります。
その2 スプーンを小児鍼代わりに
スプーンの背を使って、優しく腕などの肌の表面をさすります。
この効果をさらに引き出すべく、「お子様メニュー(20分程度・1,500円)」もあるそうで、最初に紹介した小児針という刺さずに使うハリや、心地良い程度の温熱を中心に、痛みの全く無い優しいケアを行うそうです。また、ママとセットで小児鍼を施術してもらえるコースもあるそうなので、気になる方はぜひお問い合わせを!
さて、その夜。
毎晩のようにやっているストレッチのときに、まず今回の効果を実感しました。
最近は腕が後ろに回りにくくなっていたんですが、驚くほど可動域が広がっている!しかも全然痛くなーい!その時、久々に「私、こってない!!」と宣言できるくらい肩まわりがかるーくなっているのに気付きました。
首をぐるっと後ろへ回しても痛いところもなくスムーズだし、首の付け根の緊張もほどけて柔らか!
施術の直後は、少し腰まわりが重だるい感じがあったのですが、それも夜にはスッキリ取れて、前よりぐっと身軽になった思いがしました。
こ、これは!!!
素晴らしいほどの即効性に感動しつつ、翌日以降もしばらく続いた肩まわりに軽さに喜びを噛みしめましたわ。
鍼灸未体験の方はもちろん、ぜひ足のむくみや運動不足で身体が重く感じているマタニティママさん、ぜひチャレンジを!オススメですよー。
●千葉県八千代市の往診専門鍼灸院 温灸YURARI(院長 鍼灸師・海野佐知子)
⇒コース・料金の詳細情報はこちら
【予約・問い合わせ】090-2456-9541(受付時間/8:00〜20:00)
※ご予約は電話にてご連絡ください。メールでの受付は行っておりません。
※ご予約の際にお名前、ご希望の日時、ご住所、症状などをお伺いいたします。またお住まいの場所によっては往診費用(交通費)を頂く場合がございますがご了承願います。
※往診は女性の方のみ(お子様は男女どちらでも可)。奥様がお付添いの上でのご主人への施術といったケースは可。
【診療時間】9:30〜 最終受付16:00
【ホームページ】http://yurari-salon.com/
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⇒おけいこ&サークル情報「マタニティお灸教室」(2015年05月06日)