2013年02月24日

完全予約制が魅力!情報豊富な不動産屋さん「緑が丘ホームズ」

八千代緑が丘駅前の通り沿いにあった不動産屋さん「緑が丘ホームズ」が昨年末に移転し、1月初旬から新店舗で本格的に営業スタートとなりました。
以前レポートでご紹介したのは数年前ですし、これを機に外観写真なども差し替えようと思いまして、改めて取材に伺うことに。

さっそく新しい所在地で地図検索をかけてみましたが・・・


あれ?おかしいな。

不動産やさんなのに、なんでこんな閑静な住宅街のど真ん中に・・・?

↓ 東葉高速鉄道 八千代緑が丘駅の前からこのルートで向かうと、徒歩約15〜16分程度です。

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そして、アクセスの良かった前店舗に比べて、駅前からかーなーり遠ざかっている・・・。
店舗移転の、まさかの理由がよぎってしまったようなむにゃむにゃ

来店は、完全予約制。
徒歩のお客様を駅前などまで送迎しているとのことですが、割と皆さんご自分のクルマでいらっしゃるようです。駐車場もあるそうなので、今回は私も車で向かいました。
上の徒歩ルートだと、むらたレディースクリニックの先で左折する入口がかなり急な坂になっているので、坂道がなく道幅もそこそこあるこちらの行き方がオススメ!

↓ 駐車場の入口は下地図のB地点です。

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↓ 296号の「工業団地入口」交差点からすぐそばにある、万葉建設さん(緑色の看板)向かいの道を入ります。道を入るとすぐ右手に、以前日の出寿司さんがあった白い建物があります。
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↓ 道なりに進んでいくと、右手に広い駐車場が見えてきます。その先が二股に分かれていますが、左側へ進んで・・・
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↓ 一つ目の道を右折します。その先、二つ目を左折すると駐車場です(黄色い矢印ライン)。ちなみに、そのまままっすぐ進むと(水色矢印ライン)、緑が丘ホームズさんの店舗です。
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↓ 広い砂利が敷かれた駐車場。緑が丘ホームズさんの枠は、手前2台分(黄色い枠)です。
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駐車場からは、徒歩1分もかかりませんでした。

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かからなかったけれど・・・

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不動産屋らしからぬ「スタイリッシュさ」を売りに、ネット情報を中心とした集客を図りつつ、外観にも特別なこだわりで向き合っていた緑が丘ホームズさん・・・だったはず。

えーっと・・・・あれ、どうした?
何があった?緑が丘ホームズさん!?

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さすがに、込み入った話に触れてはまずいだろう

と、あえて新店舗の様子には言及せず、「今回、リフレッシュした内容などがあれば!」と聞き始めた私に、やすやすと言い放った社長の一言目がこちらです。


「どうですか?なび子さん。前の店舗と結構雰囲気が似てるでしょう?」

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なんだ、この試練。
どう返すのが、社会人的に正解??


もはや、気兼ねなど不要です。
今回の移転理由について触れましたわ、ワタシ。
 場合によっては、オフレコのつもりで・・・。
 場合によっては、写真は一切NGで・・・。


ところが社長、気まずさを見せるどころか、むしろようやく念願叶ったり!と言わんばかりの経緯を語ってくれたのです。

『いやー、実はね。前々から移転しようと思っていたんですよ。
駅前にあるからこその“不都合”が多くてね。
とにかく、OA機器とかオフィス関係の飛び込み営業が多いでしょう?
そして、駅前店舗ならではの“道案内”がとにかく大変な件数で。恐らく、量で比べたら交番より多かったと思いますよ。もちろん断ったりせず案内しましたし、最終的には周辺の分かりやすいマップまで自作したくらいで。これがまた評判でしてねー、後々からお礼にいらしたケースが何回かあるほどで・・・。』

そこで社長、ハタと我に返ります。
「いやいや、こんなことではいかん!」と。

そもそも完全予約制を売りにしてきた緑が丘ホームズさん。
本来なら、ご予約のお客様とマンツーマンで、ゆっくり物件探しやご相談に応じることが最優先なはずなのに、備品営業や道案内まで対応していては大切なお客様をお待たせしてしまうばかり。
第一インターネットからご予約されるケースがほとんどなのだから、場所はどこでも構わないじゃないか!

気付いたのはオープン後かなり早い段階で、実はここ数年機会を狙っていたそうなのです。
そして、どうせ移転するならあまり人目のつかない、どこか奥まった場所でも一向に構わない、と。


んー、社長!!
だからって、思い切りが良すぎ!

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外観には圧倒されましたけれども、“店内の雰囲気”という点で言えば、旧オフィスの什器類がそっくりそのまま持ち込まれていますから・・・落ち着いて見回してみれば、確かに空間ごと移動してきたかのような。
ただほら、スペース的なものがあるでしょう?

例えばお話を伺うのに座った、この丸テーブルのサイズ感と言ったら・・・

↓ 新品購入だったら返品レベルですよ!社長!!
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そんな愉快な社長ですが、場所は違えども従来通りの営業方針とサービスを推進中!

以前から力を入れているホームページでは、今も変わらずに最新の物件情報を更新し続けています。
間取り情報だけではなく、内装や設備、周辺の生活環境についても触れてあり、文面から読み取れる物件情報が充実!特に好評なのが、写真や動画を使って、現地に行く前から何となくそれらの物件が把握できてしまうような作りになっている点です。好評の学区検索についても、住居表示や学区が変わるとすぐに反映させるなど、情報のメンテナンスも行き届いています。
検索のしやすさ、好みの物件の見つけやすさをお客様の立場に立って追求し続けているホームページは、他社から参考のために話を聞かれるほどだとか。

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↑ 物件探しのときには、お客様にもモニターがよく見えるよう専用パソコンをご用意しています(左側の黒モニター)。

物件見学など、来店するお客様からは必ず予約をしていただくようなシステムになっています。
ちなみに、新店舗では期待通りセールスはもちろん、飛び込みのお客様もゼロ!

『このスタイルでは一日3件までしか対応できないんですが、飛び込みのお客様への応対でお待たせしてしまうことはありませんし、私達もそのお客様のための準備をしっかりしたうえでご相談に向き合えますから、むしろ双方にとって無駄なく効率の良い方法だと思っています。』

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↑ 出入り口は広々使える庭側を使用。スロープを付けて、出入りしやすくなっています。

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↑ カウンターの横には、ちょっとしたキッズスペースも。

賃貸の場合、ご契約後も長くお付き合いが続くわけですが、持ち前の人的ネットワークを生かしたプラスアルファの対応が充実していたり、この相談しやすい気さくなお人柄やアットホームな企業スタイルも後押しして、もはや“家族”のような関係になっていくケースが多いんだとか。
社長がここ数年、陰ながら力を入れてきたのが、不動産業ならではのネットワークづくりです。例えば、水漏れや住まいに関する緊急対応などはもちろんのこと、資産運用や相続対策など、生活するうえでのあらゆる方面について相談先をつなげられるようになってきたそうです。
何か困ったことがあると、家族へ相談するかのように緑が丘ホームズさんへ自然と連絡を入れるようになっている、そんな関係が成立しているんですって!

割と入りやすく、人の入れ替わりが激しい傾向のある不動産業界では、“営業の質をいかに保つか”という面でかなり苦労するんだとか。もちろん大手が一概に悪いということではありませんが、どうしても人数が多いと場合によっては教育が行き届かず、連絡事項のミスや、その後のフォローが曖昧だったりしがちで、お客様に不信感をもたれてしまうことも。
そういう点でも、このアットホームさは注目すべきポイントのひとつかもしれませんね。

社長は以前から、理想の不動産業をこう語っていました。
『不動産屋さんっていうのは、昔は街の3大名士のひとつだったんです。ひとつは学校の校長先生、そして駅長さん、それに並ぶように、不動産屋さんが存在していたんですよ。
いつか、そういうポジションを取り戻したい!』

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↑ オープン当時と変わらぬ企業理念
⇒緑が丘ホームズさんの企業理念について

私はなんとなく、賃貸物件の取り扱いがメインなのかと思っていたんですが、緑が丘ホームズさんでは土地や中古住宅などの売買についても実績を伸ばしているんですって!
ケースとしては、同居のために家を手放したり、ステップアップでより大きな新築へ移り住む際に、持ち家の処分(=売却)を相談したり、貸家として提供する先を見つけたいという依頼。もちろん戸建だけではなく、分譲マンションという場合もありますが、どちらも大手不動産企業の方が首をかしげるほど、着々とお客様が足を運び実績を伸ばしているらしいのです。

お客様から選ばれる理由としては、「緑が丘ホームズ」という地域の名称が付くだけに、地元物件に強いのでは?という期待感がひとつ。そしてもうひとつが、“信頼できる査定額”を提示してくれるという点だとか。
売却するなら、やはり皆さん「少しでも高く売りたい!」と色々な企業に査定額を提示してもらうことが多いようですが、その査定額だけで言えば緑が丘ホームズさんより高く売却できると言われるケースも。
「特に大手企業では、ネームバリューを利用して高く見積もるケースが少なくありませんね。2,800万円が妥当な物件でも、3,000万円で売却できますよ、と高めに見積もるんです。一昔前ならそれでも買い手がつきましたが、消費が低迷している今は結局値下げしなければ売れず、結局2,800万円に落ち着くなんていうのはよく見かけますよ。」
緑が丘ホームズさんでは、現実的な査定額をきちんと提示します。
だからスムーズに手続きが進み、信頼度がアップしているということのようです。

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とにかく“企業理念”を第一に、見かけじゃなく中身で勝負できる強さを持つ緑が丘ホームズさん。
一度契約した方がリピーターとしてその後も利用し続けたりして、こうしてパッと移転してもお客様が離れることなく、以前と変わらずコンスタントに予約が埋まるあたり、いかに今まで誠実に対応を重ねてきたのかが感じられます。
春の引っ越しシーズン真っ只中ですが、賃貸はもちろん土地や売買物件のご相談先として、まずはぜひ自慢のホームページをのぞいてみてはいかがですか?
⇒緑が丘ホームズ オフィシャルホームページはこちら

●緑が丘ホームズ(株式会社オフィス・オカモト) 047-459-9832
【所在地】千葉県八千代市大和田新田101-143(地図
【営業時間】10:00〜19:00 
【定休日】水曜日
【ホームページ】http://www.midorioka.jp/

〔関連レポート〕
2007年03月15日 物件はネットで!スタイリッシュな不動産屋「緑が丘ホームズ」
posted by やちなび子 at 00:00 | Comment(0) |  >住まい探し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月28日

八千代市の新築・リフォームに新提案!予算内で実現できるデザイナーズハウスとは


住宅購入やリフォームを検討するとき、皆さんはどんな方法を思い描きますか?

ここ八千代市内では、戸建ての分譲地も至るところで見かけますし、続々と新築マンションも建ち並んでいます。土地も都心に比べて安価に入手しやすいので、ハウスメーカーで注文住宅をお願いするというケースも多いようです。リフォームするにも、ハウスメーカーや工務店あたりに相談するのが一般的だと私は思っていたのですが・・・都内や横浜あたりでは、個人の住まいでも建築家を介するケースが珍しくないんだそうです。

マンションでも建売物件でもなく、ハウスメーカーなどに頼むでもなく、

「建築士」に家を建ててもらうという選択肢。

今回のレポートは、これから家を検討している方必見です!

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↑ ソファーやキッチン台まで、全部作り付け!こんなシックなまとまりのあるお家、さぞかしお高いのでは・・・と思うでしょう?

私が数年前に購入したのは、八千代市内の建売物件でした。

とにかくまずはモデルルームめぐりへ。
駅から徒歩圏内で、日常の買い物も便利に出来る場所で、子どもたちが安心して遊べそうな環境にある家を見てまわり、使いやすそうな間取りか?外観や内装が安っぽく見えないか?家の造りはしっかりしているか?など自分なりの指標をもとに絞り込んで、最終的には予算に見合うよう価格交渉に応じてもらえたところで印鑑を押しました。
もちろん気に入って購入した物件でしたし、今でも満足しています。
けれども、いかに自分の理想に近い空間を選んだとは言え、テレビの配置も限定されているし、洗濯機も食器棚のサイズも何もかも、「家」にライフスタイルを合わせなければなりません。

当時は土地を購入する当てもなかったし、なるべくなら安く済ませたかったので「ハウスメーカーに注文住宅を依頼する」なんて全く考えもしませんでした。もしかしたら、長い目で見れば自分好みの住まいが手に入って良かったのでは?・・・と思っていたのですが、実際に建てた方の話を伺うと私が想像していたような「自由に色々と選べる」という状況でも無かったようで。

例えば、間取りは好きに配置出来ても、建具や内装、外壁のサイディングまで、基本的にはそのハウスメーカーが指定するものでしか組み合わせられないというのです。また、注文住宅だと初めに提案されたままでは質素に感じて、結局あれもこれもと追加しているうち大幅な予算オーバーになってしまうことも多いとか。内装にお金がかかり過ぎて外観まで手が回らず、むしろ近所の建売物件のほうが見た目に高級そうだった!なんていう話も・・・。
そして何よりネックに思えたのは、建売のように完成した家を見て選ぶことが出来ないので、
「ここに飾り棚は無駄だった!」
「外の景色がこういう風に見えるとは思わなかった!」
「小さな壁紙見本を見て想像したものと、イメージがかなり違っていた」
などなど、設計時には思いもしなかったことが、完成して初めて分かることが少なからずあったようです。

結局、家を手にするにはどこかを我慢しなきゃならないのかしら。

うひとつの住まい選び
『千葉県の住まい選びの傾向として、建売住宅を購入する方が多いのをご存知ですか?そして“設計だけを別で依頼する”という発想が、ほとんど浸透していないように感じます。この背景には、ハウスメーカーやパワービルダーの力が圧倒的に強いということが影響しているようですが、個人住宅をはじめ、店舗や公共施設において“デザイン”という要素がまだまだ不足している感が否めません。
都心に比べて土地も所有しやすくベッドタウンとして住まう方々が多いのに、“知らない”というだけで住宅の選択肢が限られている現状はもったいない!マイホームを手にする方法のひとつとして、ぜひ自分たちの存在を知って欲しい!』


そう語るのは、八千代緑が丘駅からすぐそばに事務所を構える「(株)空間計画提案室」代表のお二人。
東京・千葉・横浜などの首都圏を中心に建築からガーデンまで幅広い設計を行っていらっしゃいましたが、「八千代発信で建築家との家づくりを広めていきたい!」という心意気のもと、ご自宅のある八千代市に事務所を一本化され、今年10月から本格的に八千代を拠点とした仕事に取り組まれました。

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↑ 代表のお二人はご夫婦。ご主人(鈴木氏)と奥様(牧野嶋氏・旧姓のままご活躍)は、ともに一級建築士としてそれぞれ住宅デザインから街づくりプロジェクトなど、多岐にわたるご活躍をされてきました。写真は、緑が丘駅近くの事務所にて。

そもそも、家づくりに「設計と施工を同じ企業が行う」というハウスメーカーのような仕組みがあるのは、世界中を見ても日本くらいなんですって。
空間:『ハウスメーカーと建築家による家づくりの違いというのは、まず作り方のアプローチが異なります。ハウスメーカーは柱から建具、デザインに至るまでをオートメーション化し、家電製品さながらに家を増産していくことで成り立っているため、とにかく「売れる」ことを大前提に作ります。一方、私たちは一棟一棟ジャストフィットのものを作ります。お施主様が思い描く「本当はこういう風に住みたいんだ」というご要望に合う空間を作りますから、ひとつとして同じ家にはなりません。』

ただ、こうしたハウスメーカーのやり方は戦後に生まれたスタイルであって、以前の日本はどんな家でも建築士が設計を担い、これを大工さんの能力によってひとつひとつ時間をかけて建てていくのが至極当たり前のことでした。
最近では、テレビ番組のドリームハウスやビフォー・アフターなどを通じて、少しずつ建築家による家づくりが注目されて来ているのですが、それでも認知度はまだまだ。
というのも、「とにかく高いんじゃないの?」という先入観が浸透を阻んでいる要因だとか。

確かに私も、建築士に家を建ててもらうと聞いて真っ先に思い描いたのは、

・設計代だけですごくお金がかかりそう。
・素人の話なんてあまり聞いてもらえず、見た目重視の非日常空間になりそう。
・設計だけ頼むって、実際に家を建ててもらう会社はどうやって決めるの?自分が全部仲介しないといけないの?すごく手間がかかりそうだし、不安・・・。

と、何だかマイナスなイメージしか湧いてこなかったくらいです。

ワービルダー vs 建築士と建てる家 「本当に高いのはどっち?」
近年、坪単価あたりの予算を35万〜40万円程度と謳う建売住宅業者、いわゆる「パワービルダー」が注目されています(この名称は和製英語で、床面積30坪程度の土地付き一戸建住宅を2,000〜4,000万円前後の価格で分譲するような企業を指すようです)。

でも実際には、この値段の通りで満足するお客さんはいません。

現物を見るとキッチンに手を加えたり建具をワンランク上にしたくなり、結局オプションをつけてしまって一般的な木造の平均坪単価と同じ程度の70万〜75万円程度になるケースがほとんどだとか。

一方(株)空間計画提案室さんでは、実際どの程度の価格で建てているんですか?
空間:『土地抜きで建物のみの価格は、大体2,000万〜2,500万円というケースもあります。中には予算の関係で1,000万円台で建てたいというご希望の方もいましたが、床面積を抑えながらも外部空間を取り入れていくなど設計の色々なアイデアを入れながら、予算内で希望の家を手に入れるということも可能なのです。』

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↑ こんなオシャレなデザイナーズハウスがその値段?!と私も何度も価格について伺ってしまったほど・・・。お客様の理想に合う住まいづくりのために必要とあらば、キッチンからテーブル、リビング空間に至るまで、技術力の高い大工さんオリジナルの家具が組み込まれたりもします。2,000万円を切るような低予算で住宅をご検討の方でも、品質は維持しつつデザインをシンプルにまとめたり、コンクリート素材を生かした内装にしたり、さまざまな角度から納得のいく提案を考えていくそうです。

な、な、なんですって?!!!

デザイナーズハウスと言えば、一般庶民にはとても手に届かないイメージがあるのに、むしろ土地が安く手に入れば建売住宅と同程度で済むってこと!?

空間:『細かく設計をしていくので扉一枚の金額まで見積が出てきます。お客様の予算に合わせた金額調整がしやすいので希望金額までおとす事が可能です。逆に同じ金額でハウスメーカーやパワービルダーが同じ建物を建てられるかといったら、世界に一棟しかない自由設計の為かなり難しいのではと思います。』

パワービルダーなどが安く抑えられる秘密は、とにかく同じ材料・設備関係を使うことにありました。
販売する土地にある街の工務店に技術供給をし、同じ建物を安く施工してもらうことで、構造材やお風呂、キッチンの大量仕入れを実現しています。しかし、ひとつひとつの物件対応が大変困難になるため、違うものを作ろうとしたら予算を2倍にしても出来ないだろうとのこと。
そして大手ハウスメーカーでは、莫大な広告費もかかっています。テレビCMや営業マンの人件費、展示場維持費(展示場に建てられている家は仮設住宅扱いなので、2年以内に建て直さなければならないと法律で決められている)、さらには訴訟対策費も価格に転嫁されているとも言われています。
そういった金額が販売価格の中にどの程度含まれているか、実際の経費はいくらなのかという事はなかなか見えてこないのです。

空間:『しかし、施工会社を“お客様の立場でチェックできる”私たちのような建築家がいる場合は、施工代金の中に含まれる項目が詳細にわかります。施工会社の経費もきちんと把握できるので、お客様が不明な工事費を払うという事はなくなります。』

築家はデザインだけ?
誤解されがちなのが、デザインだけを依頼する先ではないか?と思われている点です。
私もここが一番勘違いしていたのですが、実際には、土地購入や地盤改良、施工業者との調整など、住宅を建てる過程においてすべて間に入ってやり取りも一緒に行ってくれるんですって!
例えば金額については最初にしっかり話し合われます。
お客様の総予算から「土地にいくら、さらに地盤改良が必要な場合この金額がかかり、設計費は1割のこの金額だから、この予算なら建物に実際いくら程度かけられますよ」といった具体的な金額が提示され、建てている途中でどんどん予算が膨らむということを避けます。

そのため、コスト調整は大切な仕事!
能力の高い施工業者3社くらいから必ず相見積もりを取り、競争入札で希望価格に近付けます。

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↑ 打ち合わせに使われる事務所の一室。お子さんとご一緒でも全く問題無し!(建築事務所と聞くと壊してはいけない模型とか沢山あるのかとドキドキしてましたが・・・小さいお子さんのいらっしゃるお客様もご家族でお見えになるようです。)

そして設計後に施工業者に丸投げすることもありません。
最初の打ち合わせから完成まで、大体1軒建てるまで1年間ほどかかるそうですが、そのうち施工期間として5〜6か月を充てている(株)空間計画提案室さん。
その間、1〜2週間に1回は施工チェックに現地へ足を運び、指定した構造材がはいっているか?図面通りに施工されているか?など、素人では分からない仕事内容を必ず自分の目で確認するそうです。

さらに驚いたのが、施工途中で変更の希望があれば、必ず作業を中断してでも対処するという点。
実際に建ちあがっていくとお客様が図面を見ているだけでは分からなかった具体的な要望が出てくるのだそうですが、「壁の色を変えたい、ここに棚が欲しい、タイルを変更したい」といったことも都度対応してくれるんですって!
空間:『お客様が満足するために建てている家ですから、お客様主導は当然です。その場合にも、価格アップにならないように調整しています。設計監理者として、常にお客様の立場に立って動くということをモットーに仕事に当たっています。』

ハウスメーカーで建てた方に、「この日までに決めないと施工日程が合わないので」と要望を出せる期限が決められてしまったり、次の工程に支障が出るため日程を伸ばすことはもちろんNG、施工途中での変更は受け入れてもらえなかったりという話を聞いていただけに、メーカー主導ではない家づくりに大変好感が持てました。

際どのように進んでいくの?
(株)空間計画提案室さんでは、
(1)基本計画
(2)基本設計
(3)実施設計
(4)工事監理
この4つの柱が、完成までの大きな流れとなっているそうです。

(1)基本計画
一般的にハウスメーカーなどで注文住宅を依頼する場合は、契約をして初めて設計の話に進んでいくのですが、実はこの基本計画は“契約前”に行われる工程なんです。
「こんな家はいかがですか?」というお客様への企画提案が行われ、同時に概算見積りも提示されます。その内容に納得していただいて初めて実際に契約し、より具体的に詰めていくというのです。

企画提案書を作り上げるのに一番重要なのが、お客様との会話だとか。

趣味の話や休日どこへ遊びに行くのかを聞いてみたり、現在住んでいる家の問題点を聞き出したりするうちに、だんだん「お客様の個性」が表出してくるそうです。その内容から、お客様がどんな家を希望しているのかを汲み取って提案に反映するんですって。
空間:『お客様が新たな住宅を求めるとき、「暮らしを変えたい」と思っていらっしゃいます。例えば、デッキテラスでお茶を楽しみたい!子供と料理がしたい!家族でリビングに集いたい!といった夢だったり、食べること、お酒を飲むことが好きだったり。
「こういう暮らしをしたい」という希望、その先にある暮らしを私たちは造るのであって、単なる家という“モノ”をつくるのではないと、常に心に留めています。』


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↑ 資料が沢山おいてある事務所が緑が丘にもう一カ所。こちらにも、ソファの置かれたお部屋があります。

土地が既に決まっている場合は、周辺状況を把握するためにこの段階で現地を視察するそうです。
例えば3階建てを希望しているケースでは、「上から何が見えるだろう?」といった観点で周辺を調査し、またお客様がその土地に対して不利に考えている部分も、デザインによってプラスに出来ないか検討していきます。そうした敷地の条件や、コストを踏まえて企画提案書を約2週間程度かけて仕上げていきます。

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まずは「コンセプト」を提示。
要望を総合して、自分たちがどんな暮らしを想定したのか?
それを具体的に家に反映するにはどうしたらいいのか?
お客さんも要望を文章化されることで「実際に何を求めているのか?」という部分が整理しやすくなると言います。

この基本的な考え方をもとに、3案程度図面を作成します。
さらにイメージが湧きやすいよう、3案の中でも一番無難でコスト面でもバランスのとれた案を模型化して、一緒に提示するそうです。

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なんで3案も作成するんですか?
空間:『人はひとつの案だけを見てもなかなか評価が深まらないものですが、比較するものがあると思考を動かすことができます。相対的に見てお客様から意見を言ってもらうことで、より具体的にお客様が求めているものが分かりますし、それを引き出すきっかけにもつながります。
さらにご意見をおっしゃっていただくことが「自分たちが家を作っている」という自負へと結びつき、参加意識が高まるという利点も大きいですね。家を買うのではなく、自分たちも作った!という思いは、家への愛着心を深めてくれますから。』


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この内容で進めましょう!と賛同いただいて、初めて契約を行います。
もし企画提案後に契約に至らなかった場合も、この2週間の作業費として5万円の企画提案料がかかるとのことですが、この内容で5万円って!!人件費だけでも全然もとが取れそうにないほどすごい労力がかかってます・・・。
空間:『図面作成など実作業をする前でしたら無料ですから、ハウスメーカーと何が違うんだろう?実際にこんな部分を不安に思っている、など気になる点は、ぜひお気軽にご相談くださいね。』

(2)基本設計
この段階では、より具体的に意匠部デザインをメインに、構造、設備面についても細かく決めていきます。
例えばお客様が希望していたB案をベースに、気になっていたA案の要素を取り入れてみたり、車椅子の方なら扉の幅を広めに設計したり、収納力を求めている場合には棚などの奥行きを一般より深めに取ってみたり。
奥様の牧野嶋氏からは、夫婦ならではのこんなメリット話も。
空間:『建物を立体的にとらえる能力は男性が優れていると言われていますが、こうした設計の大枠は主人が得意!逆に女性である私は、主婦そして子育て中の母としての目線を生かしながら、家事導線など暮らしに密着した“使い勝手”の検討を得意としています。双方の目からひとつの家づくりを考えることが出来るので、お客様の生活を見据えたバランスの良い提案へと結びついていると思います。』

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↑ よりイメージが湧くように、パースを用いて内装を提案したり、過去に手掛けた住宅の写真を参考に紹介したりしていきます。

テレビやインターネットのジャックの位置など設備関係についても、生活スタイルに合わせてひとつひとつ場所を決めていきます。そして住宅にとって大変重要な構造についても、開口部を広く取ったデザインを取り入れるなら、そのデザインに耐え得る構造計算を行ったりと綿密に設計図に反映していきます。

その後、最終設計図となる(3)実施設計を完成させたのち、いよいよ施工へと移りますが、そこで最後の柱となる(4)工事監理の業務を遂行していきます。

構デザインも大切な住宅の一部です
住まいから望む庭風景も、デザインのひとつ。
最近の住宅では外構が別注文というケースがあるようですが、実は外構も家を造るうえで大変重要な要素だそう。
特に(株)空間計画提案室さんが気を配っているのが、「100%土地を有効活用する」ということです。
ハウスメーカーの場合、その土地に手持ちのどのタイプの家を当てはめれば、建ぺい率など建築基準法に則って収まるかは検討されるものの、余った部分については二の次というケースがほとんど。うちも家の脇の通路が何にも使えなくて、雑草ばかり生えるだけで困っているんですが・・・全体の60%を占める建物、その残り40%をあまりの空間と捉えるのではなく、どう生かせるのか?という視点で、家の傾きや位置に工夫を凝らしたり、住まいの外との動線を考慮した出入口をつくったりと、土地を総合的に見てデザインするそうです。

もちろん、既に戸建てをお持ちで外構工事をお考えの方もOK!
ぜひご相談してみては?

フォームをデザインから考える
新築物件だけではなく、リフォームも数多く手掛けている(株)空間計画提案室さん。
過去にはハウスメーカーさんの建売物件のほかに、マンションのリフォームなども依頼されているとか。
強みは熟達された構造計算の技!
図面が残っていれば「この壁は取っても大丈夫」などという判断がすぐ出来るそうですが、もし図面が無くても大丈夫!天井裏まで家をくまなくチェックして、現状を図面におこすところからスタートし、綿密にリフォームの可能性を検討していきます。
空間:『壁紙の張り替えやキッチンの入れ替えだけなどでしたら、街のリフォーム屋さんで十分対応できます。しかし、フルリフォームとなると構造まで詳しい人間がいないと難しいんです。新築なら自分でイチから計算して組み立てられるので楽なんですが、リフォームは今ある現状をベースに考えないといけないので面倒。建築家によっては、新築しか対応できないケースもあるくらいです。』

将来的にはリフォームを考えたい我が家!
・・・とはいえ、フルリフォームと聞くとTV番組ビフォーアフターの映像が脳裏に焼き付いていて。
例えばなび家には屋根に太陽光パネルが乗っているんですが、これは出来れば生かしたいんですけれど、フルリフォームとなるとあんな感じでメイン柱以外を全て撤去したりしないといけないのかしら?屋根はそのまま生かせるといいんだけど。
空間:『あの番組は、視聴者を意識したパフォーマンスの要素が強いですから、かなり思い切った映像が流れていますが、実際にはもちろん屋根を残して、間取りだけを変更したりすることも出来ますよ。過去には廊下の幅が広めな住宅を手掛けたことがあるのですが、この空間を利用して各部屋をより広く利用するという1階・2階総リフォームでした。皆さん大体ご予算は800万〜1,000万円程度のケースが多いですが、中には400〜500万円で内装リフォームという案件もありましたよ。』

ちなみにリフォームのオススメは、今の間取りをそのまま生かして内装だけをちょこちょこいじるよりは、
水回りの位置を見直したりと間取り自体を変えたほうが劇的に使い勝手が変わります!とのこと。このリフォームについても、もちろん新築と同じようにコンセプト決めから始まる基本計画から、丁寧に作り上げてくれます。
既にマイホームを手にしている方も、このリフォームなら新築を購入するよりずっと安価に理想の家に出会えそうですね!

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ただ、誤解しないで欲しいのは、決してハウスメーカーを否定しているわけではないとことです。
短期で手軽に家を手に出来る、今のような豊かな日本の住宅事情は、ハウスメーカー無くしては有り得ませんでした。
空間:『新築でもリフォームでも、家づくりには色々な選択肢があって、その中で「ハウスメーカーの家づくりが合う方」や「建築家との家づくりが合う方」がいらっしゃるということです。けれども、住まいに色々な理想や希望を求めたい方にとって、ハウスメーカーは必ずしもその期待に応えられるかと言えば困難な点が多いのは確かです。
ご自身に一番合った家づくりは何か?
その選択肢のなかに、ぜひ当社のような建築家を介したやり方を 加えていただければと願っています。』


建築士と一緒に造り上げる家は、内装や間取りなど検討にどうしても時間がかかりますから、そういうステップが面倒だったり、すぐに家が欲しい!という方には向かないかもしれません。

でももし、『提示した予算の中で、土地の購入も含めて、自分のライフスタイルをもとに住まいの設計プランを綿密に整えてくれて、それを信頼できる腕の良い大工さんが施工途中の要望も聞き入れながら丁寧に施工してくれたデザイナーズハウスに住む』という選択肢に興味がある方は、ぜひ(株)空間計画提案室さんへ!

こんな住まいの探し方、八千代にはあるんです。


●(株)空間計画提案室 047-455-3069 又は 090-3570-8617
千葉県八千代市緑が丘3-1-1
【問い合わせ先】メールアドレス staff@kookan.jp
※事務所が2ヶ所あるため、お越しの際は事前にお問い合わせください。外出が多いため、不在の際はメールにてご連絡いただければ幸いです。
【ホームページ】http://www.kookan.jp/
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2007年03月15日

物件はネットで!スタイリッシュな不動産屋「緑が丘ホームズ」

【追記】2012年12月27日
緑が丘ホームズさんが移転しました。
新店舗での営業は、12/17より開始されています。
ホームページや営業スタイルなどは以前と変わらず、インターネットを活用したお客様目線のサービスが引き続き提供されるとのこと。
外観写真などは後日またご紹介しますが、取り急ぎ新店舗情報です。
※年末年始は、12/29〜1/3までお休み。1/4から営業します。

★新店舗情報
緑が丘ホームズ(株式会社オフィス・オカモト) 047-459-9832
【所在地】千葉県八千代市大和田新田101-143
【営業時間】10:00〜19:00 
【定休日】水曜日
【ホームページ】http://www.yachiyoshi-chintai.jp/

大きな地図で見る


不動産屋さんで住宅を探すという機会は、今までに2回ありました。1回目は新居となる賃貸住宅を探すため、2回目は八千代で中古の分譲マンションか戸建てを探すため。どちらも家を探すのに変わりはないのですが、1回目と2回目では「気持ちの余裕」と「探す手段」に大きな違いがあったんです。

最初の家探しは、とにかく結婚式までには新居を見つけなきゃ!という切羽詰った状況。“気に入ったものが無いから引っ越さない”と言うわけにはいきません。しかも、新しく住む街だったので土地勘にも疎く、とりあえず駅周辺にある不動産屋さんを何軒か回って物件の紹介をしてもらいました。希望の間取りや価格を伝え、5〜6つほどピックアップされた物件とにらめっこ。外観の写真は付いていませんでしたし、住所を見てもどんな場所だか分からないため、気になったものがあれば即日、若しくは日を改めて現地へ足を運ぶ日々・・・。
よし!やっぱりあの物件にしよう!とはじめの不動産屋さんへ戻ったものの、「え?一足先に入店した夫婦が既に成約済み!?」アイター!
手元にある何枚もの紙を見比べ、混乱しつつある現地の様子を回想し、やっとの思いで希望の物件にたどり着いたのでした。

そんな苦労して見つけた物件だったのに、「高い家賃を払い続けるより、手頃な中古に住んだ方がいいのかも。実家も近いし、住み慣れている八千代で家を購入してしまえ!」と、1年も経たないうちに引越しを思い立ってしまったわけなんですが・・・更新時期が迫っているわけでも、家自体や生活環境に不満があるわけでもなかったので、“希望を満たすような良い物件が無ければ、このまま住んでいてもいいかな”という気楽な心境での家探しがスタート。
探すといっても、共働きでお互い忙しくしていましたし、急ぐこともなかったため週末にガンガン不動産屋さん巡りをするようなことはありませんでした。そのとき入った不動産屋さんに適当な物件が用意されているとも限りませんし、逆に別の日に行けば良い物件に出会えるかもしれない・・・と考えると、更に足が遠のきます。何回も通えばいいのでしょうが、「今回は気に入ったのが無いので結構です。」と帰ったあと、再びお店を訪れるのは気まずい感じだし・・。
そんな私たちにピッタリだったのが、インターネットを使った物件探しでした。

ネットなら自分の都合でいつでもチェックできるし、サイトによっては物件の外観がカラー写真で掲載されていたり、紙媒体より情報が整理されていたりするので比較検討がしやすいんです。何より、何回でもサイトにアクセスして情報を見ることができるので、直接お店に行くよりとっても気楽!
そのときはまだ八千代市外に住んでいたわけですが、八千代の不動産屋さんまで足を運ぶことなく、目ぼしい情報がすぐ手に入るんだから、本当にネットはラクチン!とその便利さを実感しました。

ただ、サイトによっては店頭の方がより最新の情報が揃っていたり、サイトの情報が古くて既に成約済みだったり・・・と、二度手間を踏んでしまうことも。新婚当時よりもはるかにネットでの不動産情報が充実してきたとはいえ、やっぱり実際に店舗へ足を運んだ方が、より良い物件に出会えるものなのかな?

「そんなことはありませんよ。むしろ不動産物件という流動性の激しい情報こそ、インターネットの即時性や一括管理能力を最大限に活かすことで、今まで以上のサービスが可能になるはずなんです。」

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そう語るのは、緑が丘駅から徒歩3分、イオン向かいの通り沿いに今年2月16日オープンした不動産屋さん「緑が丘ホームズ」の岡本社長。今までに無いスタイルの不動産屋さんを模索する、こだわりと熱意溢れる社長が興したこの店舗、とってもスタイリッシュな外観でとても不動産屋さんには見えません・・・。

外観同様、店内もらしからぬ様子です。ホワイトとグリーンの2トーン使いされた壁、インテリアショップかと思うような家具、それも白を基調とした中にアクセントとなる赤いチェアが配置されていたりと、レイアウトにもかなりのこだわりが感じられます。それもそのはず、お店の立ち上げにはデザイナーが入っているんだそう!これは、知らない人が通りがかったらまさか不動産屋さんとは思わないんじゃないかしら?でも受付カウンターや事務の方がいらっしゃったり・・・つい「何やさん?」と尋ねたくなりそうなほど。

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「逆に、それが狙いなんです。当社の店頭には窓一杯に貼られた物件情報とかポールになびく旗とか、一切ないでしょう?自分の経験上、チラシの隙間から中をうかがいつつ、入店しようかどうか迷っているお客様がすごく多いことに気付いたんです。同時に店側も“入店するのかな?どうかな?”と様子見していたり・・・。そういう入りにくくなってしまう要因を取り除いて、むしろカフェテリアのような気軽に出入りできる店舗づくりを目指しました。」

カフェテリア!
不動産屋さんと言えば、私も数回しか足を運んだことがないくらい日常生活には縁遠いイメージ。そんな用事もないのに気軽に出入り・・・って、いいんですか?

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「もちろん全く用事も無いのに入店・・・というのは気が引けるかもしれませんが、その用事も物件探しにこだわらず、もっと不動産屋の間口を広く認知していただければと思っています。例えば、八千代に転入されたばかりで土地勘がない方でしたら、どんなところに公園がありますか?とか、学校はどのあたりに?とか、近くのコインパーキングは?などなど・・・地元密着の不動産屋だからこそ、そうした街の情報を人一倍知っているわけで、それをもっと気軽に提供できればと考えています。
こうしたやり取りを通じて、地元の皆様と身近なお付き合いをさせていただくことで、人生に何度もない“家探し”など不動産関係のご用事が出来たときの、スムーズなお手伝いに繋がると思うんです。」

店内左には、本当にカフェテリアスペースがあるんです。自由に頂けるコーヒーサーバー、本(これからさらに充実させるんだそう)、さらに小さなお子様が座っていられるようにプレイマットまで用意されていました。今後は、緑が丘ホームズで用意している物件情報が自由に見られるパソコンも置く予定だそうです。

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また、お店の外にも小さなテーブルとイスが置いてあります。“待ち合わせどうぞ”と書かれた紙が添えられているとおり、気兼ねなくここを待ち合わせ場所として使って欲しいという意向のもと設置したのだとか。ちなみに、このテーブルをはじめ店内に置いてある家具のほとんどは、IKEAでチョイスしたものだそうです。

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「お手洗いを貸してください!なんていうご用事でも大丈夫ですよ。うちのトイレはなかなかの評判なんです。」と、顔をほころばせる岡本社長。その自慢のお手洗いスペースがあるのはR型に湾曲した壁の奥、受付カウンターを越えた事務スペースに隣接している場所なんです。普通なら入りづらいはずですが、結構皆さん気にせず利用されているというのも、この開放的なレイアウトのせいかもしれません。ちなみに、トイレに置かれている花はスタッフの方が生けているそうですよ!

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そもそも、不動産業というのは、昔はとても地元に根付いた業種で、誰もが自由に開業できるものではなかったそうです。地元の色々な方が集まる場であり、情報交換の場でもあり、そうした交流の中で「うちの息子にいいお嫁さんいないかしら?」とか、お見合いの話まで交わされたんだとか!
今でこそ用がなければ足を運ぶこともない場所ですが、社長は自分が目指す“カフェテリア的に利用してもらうスタイル”というのは、決して新しい取り組みではないと言います。

一方で、あまりに不動産屋さんらしくないし、窓に物件がひとつも貼られていないと“本当に物件を扱っているのかな?数が少ないんじゃないのかな?”と不安がる方もいらっしゃるのではと心配になりますが・・・。

「確かにそうかもしれませんが、それも新しい接客スタイルを確立するためなんです。当社ではホームページの中で“来店・案内予約”というフォームを用意していまして、こちらや電話でご予約された方を優先的に対応させていただいているんです。折角店舗へ足を運んでいただいても、お待たせしてしまったりご対応できるスタッフがいなかったりしては申し訳ありません。予約してくだされば、その方のためだけに十分な時間をご提供できますし、スタッフが中座して別の方を対応してしまうのは気分も良くありませんよね。一方、店頭の情報を見て入店される方は、大抵飛び込みのお客様。目ぼしい物件をネットでご確認されたお客様には、窓に貼った情報は全く不必要なものですし、景観や雰囲気を壊してしまうだけなんです。
もちろん飛び込みのお客様に物件情報をご提供することも当然いたしますが、やはりお忙しい方にオススメしているのは事前に当社の物件をネットでご覧いただき、ご希望の物件が見つかってからのご来店ですね。二度足にならずに済みますし、そのためにも物件の更新を最優先で行っているんですよ。ゆくゆくは、完全予約制に出来ればとも思っているのですが・・・。」

190313-11.tenpo.JPG 緑が丘ホームズHP/http://www.midorioka.jp/

私がネットでの家探しで不安に思っていたことは、最新物件は店頭が一番充実しているんじゃないかしら?もしかしたらネットの情報は古くて既に成約済みだったり検討中だったりするのでは?という情報の更新に関するものでした。そのあたりもカバー出来るよう、ホームページに工夫を施しているそうです。

まず更新頻度。会社によっては外注しているところもあり、タイムラグが発生することもあるそうですが、緑が丘ホームズではお店で直接更新作業を行うので、入手したての情報もすぐアップできるんだとか。しかも、入手の都度作業を行うので、更新が一日に複数回行われることも!ちなみにNEWマークは、点滅しているのはその日掲載したばかり、点滅なしは1週間以内に更新した物件に付けているそうです。

そして物件情報の多さ。今この瞬間にも、どんどん情報を登録しているとのことで、日一日として同じ内容にはないそう。これだけの情報量ですが、お客様が見やすいように検索機能も充実させています。特に注目したいのが、通わせたい小学校や中学校の学区内から物件を検索できる「学区検索」や、希望条件を登録するだけで、メールで最適な物件を連絡してくれる「希望条件登録(賃貸)・(売買)」という機能です。ちなみに、希望条件登録で送られるメールには、サイトに表示していない情報もあるそう!

また、物件以外の情報にも気を配っているんですって。例えば、最後はネットを越えて店舗でやり取りすることになりますが、その際円滑にお付き合いが出来るように、社長自ら作成・更新している社長ブログ(→こちら)や、スタッフの方々が担当制で日常のことから新着物件情報までを綴るスタッフブログ(→こちら)を掲載したり、緑が丘の情報を分かりやすくまとめた情報ページ(→こちら)を設けていたり・・・。
いずれは、スタッフの顔が並んだ予約ページを用意し、お客様が自由に対応者を選べるようにもするそうです(スタッフの方も 人気度があからさまに分かってドキドキですよね・・・)。

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お店のドアにプリントされた緑が丘ホームズのロゴ。葉っぱが三枚並んでいるのは、借主(買主)・貸主(売主)のお客様と会社という3者の調和をイメージされたそうです。“地元密着”という昔ながらのスタイルと、インターネットを駆使して利便性を格段に向上させるという最新スタイルが融合したこちらの不動産屋さん、カフェテリアを介してお近づきになるのもよし!ネットの情報からお店に探りを入れるもよし!
ぜひこの緑が丘ホームズで、昔のように「身近」な場所として不動産屋さんに関わるきっかけにしてみてはいかがですか?

★2012年12月17日 新店舗へ移転しました
※以下、新店舗情報です
●緑が丘ホームズ(株式会社 オフィス・オカモト) 047-459-9832
【所在地】千葉県八千代市大和田新田101-143(地図
【営業時間】10:00〜19:00 
【定休日】水曜日
【ホームページ】http://www.yachiyoshi-chintai.jp/
posted by やちなび子 at 00:00 | Comment(1) |  >住まい探し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月02日

「ゆりのき台ハイライズ」モデルルーム見学

八千代中央駅前は、今まさにマンション建設ラッシュ!様々なコンセプトを武器に、その魅力をアプローチするべく各マンションがモデルルームを開いているわけですが、今回見学に行きましたのは駅から徒歩2分、線路を挟んで魚次の斜め向かいに建設中の「ゆりのき台ハイライズ」です。
8月末には入居可能で、いよいよ6/3(土)から第一期登録開始だそう!

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モデルルーム好きの私、先日5/13(土)からオープンしているこちらの物件を見学しにクルマで来訪いたしました。マツキヨの裏側にある砂利の駐車場がモデルルーム来場者用として6台確保されているので、そちらにクルマを置かせてもらいまして、それから線路下をくぐり「高峰歯科医院」を右に曲がって、お目当ての物件へと到着です。
まだ網がかかっていて工事真っ最中といった感じですが、あえて現物内にモデルルームを設けることで、エントランスの雰囲気や実際の立地条件までを把握してもらえるようにしているそうです。

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入口のドアを開けると、丁度マンションの管理員室になるあたりに下駄箱が設置され、沢山のスリッパが並べられています。靴を脱いで、スリッパに履き替えたところで、タイミング良く左前方にいらっしゃる受付の方が、にこやかにお出迎えくださいました。
「いらっしゃいませ、初めてのご来訪ですね。まずはこちらの受付用紙へ簡単な内容をご記入いただけますか?」
新規のお客さんには簡単なアンケートが求められますが、一度見学に来た方には、来訪理由を確認して担当者に引き継げるようになっているそう。

受付を済ませると、モデルルームを案内してくださる女性の方が、ガラス越しに見える奥の打ち合わせコーナーへと通してくれました。大抵モデルルームには男性スタッフが多く見られますが、こちらは女性の方ばかり。なんとなく親しみやすい?雰囲気です・・・。

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さて、こちらのスペース。今は打ち合わせカウンターがレイアウトされていますが、実際には入居者専用のコミュニティラウンジ(写真右)になるそうです。また、右奥には駐車場へ直結している扉もあり、正面玄関を回り込まなくてもスムーズに外出が出来るようになっているのだとか。

壁に掛けられたコミュニティラウンジ予想図から実際の雰囲気を想像しつつ、まずはカウンターで簡単なマンションの紹介をしていただきました。

大きな特徴のひとつとして、生活スタイルを考えた間取りプランが充実しているということだそう。計画段階から女性スタッフが入って、実際に家事をするならどういった動線が良いか、どんな機能が備わっていれば嬉しいのか等々、かなり掘り下げて検討されているとのこと。そうしたこだわりのお部屋タイプがA〜Fまで大きく分けて6種類、カラーバリエーションが2種と全53戸の同じマンション内とはいえライフスタイルに合わせたバラエティ豊かな部屋選びが出来そうです。

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また、これだけ駅に近いのですが、気になる騒音については建物の向きに恵まれていることもあり、かなり抑えられているということもポイントだそう。
リビングや1階の専用庭がある側は線路と反対の南向きに作られているので、日当たりが良いだけではなく景観や騒音の面でもかなり考慮されているようです。
そもそも、この東葉高速鉄道はかなり防音に対して力を入れて設計されているそうで、防音壁といったスタンダードな対策だけではなく、例えばレールも通常の在来線なら50kgのものを使用するところ、新幹線などに用いる60kgタイプを使用していたり、夜9時以降は自動的にアナウンス音が小さくなるよう設定され、また「プルルルー」の発車を知らせる音も割と短めになっているなどなど、細かな配慮がなされているんだとか。
さらに、建物の構造面においても、北側(廊下側・妻側)の窓ガラスには30等級のサッシを採用しています。これは30dbまで遮音し、音を低減してくれるものだそうで、その他には25等級を入れているそう。また、構造部を伝わる伝播音に対しても配慮されているので、締め切った部屋なら音に関してかなり安心できるレベルのようです。
また、何といっても駅に近くて、新鮮で遠方からも買いに来る“魚次”が目の前にあって、市役所やら警察やら手続き関係の場所も近いし、更には大きな病院や小学校がすぐそばに新設されるといった生活環境の良さも見逃せないポイントですよね。
両隣の駅には大きなショッピングセンターがあるし、クルマがなくても十分生活できる立地というのは毎日のことを考えるととっても便利です。

他にも色々あるようなのですが、とりあえずは物件を見ながら細かな特徴についてご案内いただくということにし、早速モデルルームを拝見することになりました。そうそう、この周辺地理にあまり馴染みの無い方が見学される場合は、近隣の飲食店や病院、施設など、生活に密着した場所についてもボードを見せながら紹介いただけるみたいですよ。

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ちなみにこの辺り在住の私は、結構です・・・と、とりあえず資料だけ頂きましたが、後で持ち帰って中身を見てみたら!すっごい丁寧に各種施設のポイントがまとめてある資料で(A4両面カラー 計4枚)、地元の人間でも便利に使えそうなものでした。つい「これだけもらいにモデルルームへ行っても良いかも?」と思ってしまうほど。

さて、公開されているモデルルームですが、今は1階角部屋のFタイプ(間取りはこちら)と、中ほどのDタイプ(間取りはこちら)を見ることが出来るそうで、まずはFタイプへご案内いただきました。写真は1階の廊下なんですが・・・なんかすごくゆとりのある広い廊下だこと!

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各階の角部屋には、戸建て感覚の専用ポーチが付いています。
今時のマンションらしくセキュリティにはかなり力を入れておりまして、もちろん正面玄関はオートロック、玄関ドアにもダブルロックディンプルキーという特殊な鍵構造のものを採用しています。覗き穴の裏側(家の中側)にはカバーが付いているので、玄関越しに中を見られることもありません。

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これが玄関入口の写真です。このお部屋のカラーは“ミックスモダン”というタイプ。床の色合いもシックで、内装全体が落ち着いた感じで締まって見えます。
玄関には大きめにカットされた天然の御影石が使われているのですが、高級感を演出するばかりではなく、バーナー仕上げという加工が施されているために雨の日でも滑りにくく安全性が高いものになっているそう。
この玄関の右側には、白いしっかりした板で出来た間仕切り可動の靴箱が設置されています。3cmほどの間隔で穴が空いているので、ブーツを入れたり沢山靴を収納したりするのにも、微調整がきいて使い勝手が良さそう!ちなみに棚は7段ほどあり、一番上の棚にはブレーカーの機械がすっきりと納まっています。

玄関から廊下を進んだ正面がリビング・ダイニング(14帖)。1階は天井までの高さが2,700mmとってあるだけあって、マンションなのにとっても開放感のある造りです。

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ダイニング側の壁には、この天井の高さを生かして大きな絵が掛けられていますが、きちんと上部にピクチャーレールが設置されてあります。これはどのお部屋にも付いているんですか?

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「こちらは“マイセレクトプラス”というセレクトシステムを採用していて、割り当ての300ポイント内であれば無償でお選びいただけるアイテムのひとつです。ちなみにこのエコカラットの壁もカップボードもポイント対象品です。
このマンションでは、工事しておかなければ対応出来ないような機能(例えば後ほどご紹介する生ゴミ処理機ディスポーザーのようなもの)などは揃えてありますが、後付けが可能なキッチン設備のグレードアップ、インテリアアイテム、家電製品などをお好みで追加することが出来るんですよ。
ポイントを超過した場合はお支払いの対象になりますが、設置はもちろん可能です。例えば、エアコンもポイント対象でダイキンのものをお付けすることになるのですが、お好みのメーカーや手頃な価格の品を見つけられた場合は、それをご自身で設置いただくことが出来ます。また、インテリアについても、ここにカップボードや絵は必要ないと思われる方は、ポイントを別のアイテムに使っていただくことが出来ます。
逆に、家具探しは面倒だとか、丁度良いサイズの作り付け家具が欲しいといったご要望の方には、ポイントをそういった部分でご利用になっていただくなど、色々とご都合に合わせてご活用いただけると思いますよ。」
確かに、使い勝手を想定して色々と棚や設備を揃えたマンションもありますが、あえて家具を置くスペースを残し、入居者が好きなようにレイアウトできる選択肢も得るには、このような無償ポイントスタイルは良い方法かもしれませんね。

リビング・ダイニングに面した南側全体には、広々とした奥行き2m以上のバルコニーと、1階住戸専用のパーキング&専用庭が付いています。(まだ工事中で網がかかっているので、飾られていた予想図を撮影・・・。)
2階以上の物件は、奥行き2mのバルコニーがリビング・ダイニングの幅で付いているそうです。

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別で入居者用の駐車場は設けられていますが、戸建て感覚で自分の庭から出発出来るというのが嬉しいですね。目に届く範囲に置けるので、盗難やイタズラ防止の面でも安心です。クルマをお持ちでない方でも、その分広々とスペースを利用してもらえますし、クルマを置いたとしても自転車が一台置ける想定で設計されています。
庭といえば、こちらのマンションは2匹までペット可です。ただ、管理規約上専用庭で放し飼いすることは出来ないんですが、室内でならOKです。エレベータなど共有スペースで歩かせるのはNGなので、抱っこして歩けるようにシッポを含めずに70cm程度の小型タイプに限りますが、“マンション暮しでもぜひ飼ってみたい!”若しくは“今飼っているから転居先は絶対ペット可じゃないと!”なんていう方にもオススメの物件です。
ちなみに、1階の方はこの庭や駐車場を利用するしないに関わらず、必ず使用料として12,500円/月かかるそうですよ。

あと、1階はセキュリティも充実しています。標準設備として、この南側のガラス戸には防犯センサーが付いてまして、お出かけのときはインターホンからセキュリティを作動させることが出来ます。

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鍵が開いたままだと「戸締リヲ確認シテクダサイ」と叱られます。もし外部から少しでも戸を開けるとブザーが鳴り響き、まずは管理室へ通報が行きます。管理人の方が不在の場合は、そのまま綜合警備保障鰍ヨ連絡が行くことになっているそうですよ。

リビング・ダイニングの隣には、ふすまを解放すれば合わせて19帖と広々空間を満喫できる和室(約5帖)があります。畳については、オプション(ポイント対象品ではありません)で流行りの琉球風のフチなし畳に変更することも可能です(写真)。

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押入れもマンションにしてはかなり広めにとってあります。この押入れも細かい配慮がなされていまして、よく棚の角裏面から木片がトゲトゲして手を傷つけたりしますが、そうならないように全ての角が面取りされているんですよ!(思わず写真に撮ってみましたが、はて・・・?どこらへんが?みたいな仕上がりに。)

和室の角には、テレビ(BS・CS対応)・LAN端子・電話がセットできるマルチメディアコンセントが付いていました。
「各部屋にこのマルチメディアコンセントが1ヶ所、リビング・ダイニングには2ヵ所付いてますよ。ADSLは個別で加入していただきますが、KDDI専用の光ケーブルならマンションに引き込んであるので、有料ですが別途契約していただければインターネットがご利用になれます。」

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コンセントといえば、インターホンの下にあった普通のコンセントの位置が高めですよね。しゃがまなくてもちょっと手を伸ばせばラクラク届くし、使い勝手が良さそうですが、これもこだわりのひとつですか?
「そうなんです。これは“ユニバーサルコンセント”になっています。お掃除などでも抜き差しがしやすいように、どのコンセントも通常より高く床から50cmのあたりに設置しています。
他にもユニバーサルデザインが取り入れられた設計は数多くありますよ。例えば段差を出来るだけ解消するようフラットフロアを採用していたり、浴室に手すりを設けたり、将来的に手すりを取り付けられるように壁内に補強下地を入れたりしています。
構造上1階だけは、玄関の上がりかまちが15cmとちょっと高めですが、他の階は5cmに押さえてあります。

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とっても気になるキッチン(3.4帖)も、サンウェーブのシステムキッチン採用でとてもスタイリッシュ!
作業がしやすい2.55mの幅があるワイドタイプで、シンクの左脇には水切りカゴや食器洗浄機が置ける35cmほどのスペースまで確保されています(ビルトイン型の食器洗浄機はポイントで付けることができますよ)。
お料理する面もデコボコしていないフラットタイプになっているので、お手入れも簡単そう。
流しもシャワーが浄水器一体型です。しかも柄が伸びるので流しの掃除も大助かりです。正面にはスポンジやまな板置きもあるのですっきり使えそうですし、もともとシンクが広いので大きな中華なべもラクラク洗える感じです。
下の収納は、全て引き出せるオールスライドキャビネットで、奥にある鍋なんかも簡単に取り出しやすくなっていますし、取っ手も出っ張りがない棚自体に手をかける部分がついているタイプなので、足をぶつけることもありません。

でも、まあ、この機能なら最近のマンションでは決して珍しくないレベルだと思いますが・・・、私も初めて見ました!生ゴミ処理ができるディスポーザー!!

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従来品の1/3の速さ(約13秒)で処理出来る業界最速タイプを採用、使用する水の量も少なくてすむそうです。処理量が多くても大体20秒程度で完了しますし、電気代などランニングコストも考えなくていいくらいだとか。
この開口部に専用のふたをして、2回回さないとスイッチが入りませんし、手を入れても刃が出ているわけではないのでさほどドキドキして手入れする必要はなさそう。それに、こんな排水口という場所なのに、管の中で明かりが灯されている!(ちょっとなぜ?っと思ってしまったが・・・故障したとき中がよく見えるためですかね。)

玉ねぎの薄っぺらい皮だけや、貝の殻なんかは上手く出来ないみたいですが、大抵の生ゴミならバンバンいけるそうです。しかも、お手入れだって、週に1回氷を入れてディスポーザーで砕くだけ!
こんなに便利で環境にやさしい設備ですが、地下に浄化槽を作って生ゴミ水を処理する機能は後付けできるものではないので、やっぱりマンションを設置するときに標準で付けてくれているからこそのものなんです。
いいなー。。

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キッチンを囲む壁面のタイルも、ひとつひとつが大きくて目地汚れも手入れしやすくなっていますし、大きなタイルならではの高級感も味わえます。
そうそう、左写真の洗面所との境部分あたりに食器棚を置くことができます。大体幅90cmくらいのものがしっくりきそうです。また、冷蔵庫置きの幅は75cmでした。
ちなみに、作り付けの食器棚もポイント対象アイテムにあるみたいですよ。

主婦には嬉しい“キッチンから水周りに直接行ける2Wayタイプ”の間取りになっているので、キッチンと洗面所、さらにはお風呂場まで引き戸一つで簡単に行き来できるようになってます。
もちろんキッチンからだけではなく、廊下側からも出入りが可能で、両扉ともに鍵が掛けられるようになっています。

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こちらは洗面台。人工の大理石を使った広々カウンタートップの上には、お化粧もしやすい三面鏡がついてます。鏡の裏側は収納スペースになってまして、パパの髭剃り・ヘア用品、ママの化粧品一式、娘のヘアスタイリング剤などなど、スッキリ収められそう!また、三面鏡とカウンターの間も一枚鏡になっているので、背の低いお子さんでもしっかりお顔をチェック出来ます。
下はスライド収納と観音開きの扉とのミックスタイプ。お掃除用のバケツとかも洗面台の下に収まります。全部がスライドじゃないところがミソですね。

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続きまして、このマンションの目玉でもあるTOTOの最新デルタ浴槽(1418サイズ)です!これも初めて見ました。
親子3人でもゆったり入れるというコンセプトらしいですが、角が温泉のようなステップ仕様になっているので、子供も中腰にならずに肩まで浸かれるし、丁度足場にもなるので大人でも湯船に入るとき安心です。また、半身浴をするときなんかも便利みたいですよ!
ちなみに全戸共通ではなく、B・Cタイプはノーマルな形状の浴槽で、1317サイズです。形の違う湯船だと、毎日のことだしちょっぴり湯量が気になるところですが、標準タイプに比べても僅か2リットルしか違わないとのことでした(標準:305リットル、デルタ型:307リットル)。
そうそう、こんな変わった形の浴槽ですけれど、ちゃんと風呂蓋は付いています。しかも立て掛けておけるスペースもしっかりあるので、スッキリ置けて邪魔になりません。
床は“カラリ床”が採用されているので、翌朝には“大体乾いているなぁ”くらい早く乾くみたいです。また、鏡も曇り防止タイプなんですって。

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それだけではありません。“ワンプッシュ式排水栓”になっているので、ボタンを押すだけで浴槽内の水を捨てたり貯めたりすることが出来ます。黒いゴム部分が劣化したり、栓をつなぐチェーンが切れたり、出っ張りが背中に当たって痛い思いをすることもありません!
また、お風呂の扉はプッシュプルハンドル式なので、例えば赤ちゃんをだっこしたまま腕でエイっと押し開けることも簡単に出来ますし、その扉にはタオルハンガーも付いてますから、濡れたバスタオルや足拭きマットを掛けておくにも便利です。

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さらには、浴室換気乾燥機まで付いてます!雨の日に洗濯物が乾かせたり、寒ーい冬でもあったかい浴室を準備できるので、それこそ(自分に身を置き換えてしまうんですけど)冬場に赤ちゃんをお風呂に入れるなんてときも、ママも赤ちゃんも風邪ひかなくていいですよね。
うちにも欲しい・・・!

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お風呂場の右隣が洗濯機パン、その向かいの壁にタオルが収納できる埋め込みタイプの棚が付いてます。この収納は、部屋タイプによっても奥行きが異なりますが、このFタイプの場合はちょっと狭くて17cmほど。ただ、他の収納と同じくビスが3cmほどの間隔で調節できるので、上手く使えばこれでも沢山入りそうです。
この洗濯機スペースのこだわりは、蛇口が壁面にへこんでいてスッキリしていることと、ホースが外れないようにストッパーまで付いているというところ。こういう細かい配慮は、女性が企画に加わっているからこそ生み出されたものなんだろうなぁと、感動してしまいます。

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トイレにもちょっとした小技が隠れていました。
麻っぽいデザインでお部屋のカラーとマッチしているトイレの床なんですが、ちゃんとビニールっぽい素材で出来ていて、デコボコしたへこみがないので目地に汚れが入り込んで汚くなったりしにくいそう。
ポイント対象品となるのはシャワートイレです。グレードが2種類あるようですが、温風機能が付くか付かないか程度の差のよう。

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Fタイプの最後は、7帖の主寝室と、子供部屋としてレイアウトされた5.2帖の洋室です。
主寝室は角部屋ならではの2面に窓があるお部屋。入口と対角線上に柱があるので出入りが邪魔にならず、ベッドを入れてもスッキリ見えます。
白い扉のクローゼットは、入って右側の壁に沿って埋め込んであり、これもスッキリ見える要素になっているみたいです。他収納のように棚板の高さを調節できますし、必要ならこの板も追加で購入できるそうですので、このクローゼットだけでも色々と物が納まると思います。が、洋服持ちの方だと、もしかしたらちょっとした棚か、ベッド下の収納などをプラスしたくなるかもしれません。
ちなみに、写真のシックなベッドや、ベッドヘッドもポイント対象品だそう。なんか、モデルルームを見ても“こういう家具を置くからステキに見えるんだろうなー。”と思うことがよくありますが、それが気に入ったらポイントからはみ出ても購入して入手できると思うと、結構いいですよね。
家具探しって、楽しいけどお気に入り&サイズ的にもOKのモノに出会うまでが、とっても骨折り作業ですものね・・・。

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こちらが洋室です。
2,700mmの天井効果で、ベッドや机を置いても5.2帖にしては圧迫感がちっともありません。入口左にあるクローゼットは、先ほどの寝室ほどのスペースは無いものの、かなりの奥行きがあります。その特徴を生かして、中ほどの棚板は奥のほうに設置されているので、奥に並べてもう一つクローゼットがある感覚で物がしまえます。衣替え用の洋服や、あまり使わない大物などをしまっておくにもとっても便利そう!

ここまでがFタイプのお部屋見学です。
結構モデルルームのレポートは、ひとつひとつを写真でお伝えしたくなるし、ここもポイントだ!と書き漏らさないようにしたくなるので、かなりの量になりますね・・・。

さて、もう一息!Fタイプには無かったポイント対象品なども設置してあるということで、その部分をメインに拝見させてもらいました。

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あらまー!

こちらのお部屋は“ナチュラルタッチ”というカラータイプなんですが、床の色が明るくなるだけで、随分と雰囲気が違うんですねー。
76uのFタイプに比べて、Dタイプは71uと若干狭いはずなんですが、玄関の幅が少し広く取ってあったり間取りもスッキリしているせいか、何だか広く感じます。

Dタイプは“ミセス・プランニング”という家事の効率をアップさせるというコンセプトで設計されているのですが、5帖あるキッチンも合わせて約15帖の「リビング・ダイニング・キッチン」になっています。
さらにはFタイプ同様に併設された和室(5帖)のふすまを解放してしまえば、20帖の超広々タイプにもなるので、光溢れる南側のこのスペースをメインに生活したい!と思う方にはおすすめの間取りかもしれません。

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さて、そのスムーズ家事を実現する配置のヒミツは、バルコニーからキッチン、洗面室、浴室と横一列に並んだ3way動線にあります。
洗濯したって直行で干しに行けますし、「母さん!石鹸がないよー!」という掛け声にだって、キッチンから「はいはーい!」と持っていけるわけです。

バルコニーとキッチンの間にちょっとしたスペースがあるのですが、ここが冷蔵庫と食器棚置き場として想定されています。冷蔵庫の幅は80cm、食器棚なら120cm幅のものまで置けるので、Fタイプよりすこしゆとりがありますね。

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ポイント対象品としてこのキッチンにビルトイン型の食器洗浄機と、包丁を入れたり出来るキッチンドアポケットがありましたので撮ってまいりました。他にも、この間取りならではなんですが、キッチンとダイニングの境にあるカウンターの下は、ゴミ箱なんかが置けるちょっとしたスペースが確保出来ます。
キレイにしてても生活感がにじみ出てしまうゴミ箱、こんな風に目隠しできるととっても有り難いんですけどね。

他にも浴室の向かいにあるタオル収納が、奥行き26cmでFタイプより大物が入りそうだとか、ちょっとした違いはありましたものの、基本的な機能やこだわりはFタイプ同様とっても配慮されていました。

すっかり1時間ほど経っていて、じっくりお話をお伺いしてしまいましたが、本当に丁寧にご案内いただきましたし、その場で分からないものについては後日ご連絡いただいたりしてしまいました。

これだけ立地条件も良いし、東京女子医大八千代医療センターが出来て街も一層充実してくると思われるのに、3LDK(65u超)が2,400万円台、角住戸4LDK(75u超)が3,000万円台から購入できるっているのは資産価値的にもとってもお得な感じがしました。
きっと、もっと八千代中央駅付近は価値が上がるんじゃないかと思えるし、購入するにしても金利が上昇し始めているだけに、マイホームを購入しようと思っている人にはタイミング的にもいいのかもしれませんね。

それにしても、モデルルームってほんと見ているだけでも新しい生活を想像できてとっても楽しいですね。なかなか実際に入居してしまったら、そのマンションに友達を作らない限りはじっくり見れる機会もありませんし・・・。来週から梅雨に入るみたいですし、お出かけする先に悩んでいるなんて方は、ちょっと覗きに行ってみてはいかがですか?
八千代中央駅周辺の情報資料ももらえるし!・・・なーんて。

●ゆりのき台ハイライズ(興和不動産) 0120-824-025
千葉県八千代市ゆりのき台1-12-4(地図)八千代中央駅徒歩2分
物件概要/http://www.yurinokidai.jp/outline.html
営業時間/平日11:00〜19:00、土日祝10:00〜18:00
定休日/毎週水曜日、第1・3火曜日
見学者用駐車場/有り(マツモトキヨシ裏 6台)
特典付き!来場予約フォームはこちら
※ゆりのき台ハイライズ物件紹介ページ/http://www.yurinokidai.jp/index.php
※興和不動産の分譲マンション紹介ページ/http://www.kowa-re.co.jp/bunman/index.html
posted by やちなび子 at 00:00 | Comment(0) |  >住まい探し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする