最近は自分の最期を生前に準備しておく、就活ならぬ「終活」に動く方が大変増えていると耳にします。
エンディングノートの売れ行きも好調だそうで、実際に手に取ってみました。内容は遺言的なものばかりなのかと思っていましたが、それはごくごく一部。自分の足跡を生まれた時から順に追えるような構成になっていて、名前の由来や出生体重の欄などはまるでお母さんが出産後につけるベビーダイアリーの書き出しさながら!
どんな子供だったのか、学生時代にどんな科目が得意だったか、先生のこと、熱中していたこと、部活動、そして抱いていた夢・・・。そんなことが、人生の区切りごとに項目立ててあって、この一冊が完成したら自分という人間が、今までどういう風に考えて生きてきて、今まで何に興味を持ち、何を成し遂げてきたのかが見えてくるようです。そして不思議なのは、これからの人生をどう生きていくのか?という新たな目標が、自然と見えてくること。
30代の私でも、つい足を止めて振り返りたくなるような内容に、とても前向きなイメージが湧いてきました。
実は、それがこの“終活”の目的のひとつ。
自分を整理することで新たな目標だったり、やり残していることを見つけることで、まだまだ残されているこれからの人生を、より充実したものとするきっかけづくりになっているというのです。
また、きちんと準備しておくことで、見えない不安が払拭され前向きになれる効果もあるとか!これは終活でなくとも、準備しておくことで心に余裕が生まれるなんてことは、普段からよく経験しますよね。
「遺影」を撮るのもそのひとつだそうで、“今の記念”との両方を目的に、写真館へ足を運ぶケースが多くなっているんですって。
でも、遺影って準備しておく必要があるものなの?と違和感がありましたが・・・。
ご遺族の方からよく聞かれる話として、“亡くなってから遺影を用意しようとしても、まずアルバムを探すのが大変!”ということがあるんだとか。得てして思い出の品と言うのは奥にしまってあるもの。たとえ子供とは言え、離れて住む親の家の、どの引き出しにアルバムが入っているのかがまず分からないらしいのです。
また、遺影となる一枚をピックアップしようとしても、アルバムには旅行先でフランクすぎる洋服で写った写真が多かったりして、意外とコレといったものが見当たらず・・・。そして年齢が上がるほど、冠婚葬祭でフォーマルな写真を撮る機会はあっても、故人らしさが出ている普段の様子で、且つ皆さんの前に飾りたいような一枚を探すのは時間がかかるとか。
でも、なんとなく亡くなる直前の写真じゃないとダメなんじゃ・・・とも思いましたが、聞けば遺影に使う写真に決まりはないんですって。極端なことを言えばおばあちゃんのときじゃなくたって、若い頃の写真でも。
むしろ、その人にとって友人関係も充実していて、みんなから「これが◯◯さん」と思ってもらえているイメージが残っているときに撮影したほうが、随分歳を重ねたときよりも実はその人らしい一枚というのです。
だから60代で遺影を意識した良い写真を用意しておくというのは、早すぎるというより後々とても良かったと思えることなんですって。
慌ただしい中で写真を選ぶ苦労を子供たちに掛けたくないという思いと、出来れば絵のような自然な微笑みの、素敵な写真を遺影として使って欲しい!
そんな世の中のニーズに合わせて企画されたのが、安宅さんの遺影撮影会でした。
今回参加したのは、私の祖母と母、そしてついでに記念で・・・のノリで私も。
お墓もすでに八千代市内に自分で購入し、「子供たちに迷惑をかけたくない」と、着々と今後のことについて準備をすすめてきた祖母。以前から写真を撮られるたびに「良い写真なら遺影にしたいから!」なんて言っていたので、興味はあるだろうとは思っていたけれど・・・孫の私が“遺影撮影会”があるなんて声を掛けるのは、なんだかものすごーくとんでもなく気がひけたんですが、そんな躊躇はありつつも意向を尋ねると、ぜひとも参加したい!しかも無料で撮影してもらえるとは!と、とても乗り気。
聞けば、実際きちんとした一枚が手元になくて、とても心配していたそうです。
また、母が今回の撮影会にとても意欲的だったのにも理由がありました。
父方の祖母は、手作りの写真立てに一枚、自分がにっこりほほえんだ写真を入れて大切に飾っていました。それを、「きっと一番自分らしく写っていて、おばあちゃんは気に入っていたのね」と遺影に使ったんです。亡くなるよりずっと前の、それこそまだ60代に撮ったものだったと思うけれど、誰が見ても一番おばあちゃんらしい雰囲気がにじみ出ていて。
母はお仏壇に飾ってある遺影を見ては、自分もそんな一枚を用意しておきたいと前々から言っていました。
「プロカメラマンによるほほえみ遺影撮影会」当日、会場となるアテイン勝田台ホールへ向かいました。
勝田台駅北口から歩いて約10分。村上駅からも14〜5分で行ける、下市場交差点の角にあります。駐車場も台数に余裕があるので、アクセスしやすいホールです。
普段は家族葬・一日葬が行われる場所ですが、安宅さんでしばしば企画される心のカルチャー講座の会場となったり、今回のようなイベントや講演会にも使われています。
⇒心のカルチャー講座には以前参加しました(レポートはこちら)
撮影前に、受付で預かった簡単な登録用紙に名前などを記入します。
今回撮影した写真を今後保管していくために必要とのこと。
書きながら、撮影の流れや遺影として使うときについてなどを伺いました。
登録用紙を書き終えたら、すぐ隣りに用意された撮影会場へ。
中ではプロカメラマンの方が、写真館に置いてあるような本格的な機材とともにスタンバイ!
『今日は皆さんお一人ずつ、目安は10枚程度撮っていきますが、気に入ったお写真がなければ何枚撮っても大丈夫ですからね。そうそう、歯が出ていたら使えない、笑っていたら不謹慎、そんなイメージをお持ちかもしれませんが、むしろすまして写っているものより、普段の表情のほうがその人らしさが出ますから、ピースしてもいいくらいですよ!』
なーんて、安宅のスタッフさんも加わってとても気さくな雰囲気に・・・。
なんとなく“遺影を撮る”という目的なだけに、受付まではすごく重苦しい気分でいた3人でしたが、子供の写真館にでも来たような賑やかなその口調に「そうだ、そうだ。普段通りの雰囲気を撮ってもらうんだった!」と思い直します。
↑ まずは祖母から。
当日の格好ですが、各自お好きなものを、とのことでした。
フォーマルでとは言われませんでしたが、「ぜひおしゃれをしていらっしゃってくださいね」と声をかけられていたので、私は久々にヒラヒラしたトップスを選んだりして。80になる祖母も、精一杯のおしゃれ着で。
祖母は普段、出掛け先では色の強く入ったメガネをかけているので、写真ではいつも目元が隠れ気味。今日は少し色を控えて、顔映りを気にしたメガネを選んでかけてきたそうです。
↑ 緊張気味の祖母を、母と二人で盛り上げます!椅子の位置を斜めに向けて、収まりの良い角度で撮りなおしてみたり。
母が着てきたのは、自分が編んだセーターでした。
ここ数年、何度も経験した親族のお葬式を経て、よりリアルに葬儀について向き合うようになった母。
あまり宗教にこだわらない葬儀が多く、お坊さんを呼ぶことなく献花と、思い出の品や写真を並べた中で故人を偲ぶといった、お別れの会のような葬儀を重ねてきて、手編みが趣味の母は「自分の手がけてきた作品を並べて、作品展のようにして送って欲しい」と思ったそうです。
そして、遺影に映る自分も、ぜひ自分で作った服を着ていたい!
そう思い描いて、今日のスタイルを決めてきた母。
撮影中は、始終カメラマンの方も声をかけてリラックスさせてくれます。
「今日は何を食べてきたんですか?」なんておしゃべりをしながらで、その場には真剣さも、堅苦しさもなく、いたって穏やかな雰囲気。
『雑誌のモデルさんも、お話しながら撮影していたりするんですよ。会話でリラックスした、構えない様子のなかに、ふとしたその人らしい雰囲気が表情に出てくるんです。』
より自然な雰囲気が出せるように、ご兄弟や子供さんと一緒に撮りに来られるのがオススメとのことでした。
私も、そうだそうだ!と、祖母や母には「もっとリラックスしてー!」なんて言っていたくせに、いざ自分の番になってみると、構えれば構えるほど顔が引きつってしまう・・・。
ああ、自然な笑い顔って、なんて難しいんだろう!!
しゃべっているときにへんな口元で写っちゃわないか心配でしたが、さすがプロ!会話して多少動いているのに、いつの間にシャッターを切ったのか、あとで画像を見直すとどれもきちんとした表情になっている!
↑ 思えば昔から写真は大の苦手。奇しくも元祖プリクラ世代に生きてきたはずなのに、最後まで撮られ方を習得出来なかった・・・。
なんとか無事に3人とも撮影終了。
撮り終わってすぐに、先ほど何枚も撮った写真を画面で見せていただき、気に入った1枚をチョイスします。
プロの方から見て、これらはいかがですか?というオススメの複数枚から絞り込み、3人それぞれで「この写真がおばあちゃんらしいわね。」「これの方が明るい雰囲気に見えるよ。」なんて言い合いながら、選んでいきます。
自分だけで見ていると迷いますが、親しい人から見て“わたしらしい”と言ってもらえる一枚は、きっと間違いないですよね。
実はこの日の撮影会は、すでにご予約で一杯!
前の日も15名ほどいらっしゃったそうですが、60〜70代のとてもまだまだ遺影とは疎遠そうな元気な方ばかりだったとか。皆さん申し込みをされたきっかけを伺うと、身近でご葬儀を経験されて自らすすんでご予約された方がほとんどですが、中には奥さんが旦那さんを引っ張ってくるケースも。
そういう場合は、大抵はじめはすごく構えているそうです。
一般的に、男性のほうがこういう終活に対して「死ぬのを待っているようだ」と不快に思う傾向が強
いようで、早く説明しろ!とイライラ。
ところが、はじめは乗り気じゃなかったご主人も、撮影しているうちに来て良かったと皆さん思われるようで、帰りは一様ににこやかでいらっしゃるとか。
『こういうのは、とにかく気軽さが大切です。準備しておくと長生き出来る、なんて言われていますが、それはきっと終活を通して“生きる力”が湧いてくるから。いつそのときが来ても大丈夫。慌てない。といった心構えは、不思議と安心感につながるものです。』
撮影後は一息ついてください、とお茶を頂きました。
席は通常お浄めの会場に使うフロアで、そこまで行く間に祭壇の前を通ります。
安宅さんでは葬儀とは関係のないイベントを頻繁に行っていますが、宣伝のように思われないよう葬儀については触れないよう配慮されています。けれども、来場者のほうが「こんな時でないと気軽に館内を見て回れないし・・・」と、はじめから式場見学を兼ねていらっしゃる方も少なくないんですって。
実際、葬儀については皆さん初心者であることがほぼ当たり前。
“何がわからないのかが分からない”状況であるからこそ、いざ当事者となったときに後悔することが多く、ぜひ事前知識として役立てるならという思いから、この日は終活のお手伝いという位置付けのイベントでもあるので、あえて相談できるコーナーを併せて用意されていました。
本番さながらの祭壇の前には、実際にこのレベルの葬儀を用意すると、どのくらいの費用がかかるかを具体的な数字を並べて紹介されていたり、気になるけれどなかなか知りにくい情報を気軽に尋ねられるようになっています。
また、墓石を立てるときにお世話になるような業者の方も呼ばれていて、お墓のたてかたを一から具体的に教えてくださる相談コーナーも用意されていました。
↑ こんなレベルの祭壇だったらいくら位、というのが具体的に分かります。
↑ 墓石を扱う石材やさんが、実際にお墓を立てるならどんなことが必要になるのかを教えてくれる、相談コーナー。
祖母は数年前に、八千代市内にあるお寺でお墓を購入しています。
もうすっかりそのあたりの問題はないように思っていたのですが、お茶を頂きながら安宅さんからこんな話がありました。
『お墓は“買ったら大丈夫!”というわけではありません。
あくまで石やさんとお寺は別です。場合によっては、売りたいがために詳しく説明せず販売する場合もあるので、まずはご自身でそのお寺の方針をきちんと最初に確認する必要があります。
そもそも、無宗教でもそのお寺の墓に入ることが出来るのか?宗派を問わずに入れてもらえるのか?といった点を、購入する時点で気を付けなければなりません。
自分たちが無宗教だから・・・という思いでご葬儀を行ったとしても、その菩提寺(位牌を納める先のお寺)の宗派であることが必須事項だったり、お寺から頂いた戒名がないと、納骨させてもらえないこともあるんです。葬儀にお坊さんを呼ぶにも、その手配先は葬儀社の紹介で良い場合もあれば、菩提寺でなければならないケースも。
お墓は納骨したらおしまいではなく、その後の維持費だったり、法要についてもそのお寺がやることになるわけで、色々とお付き合いが続きます。関係を良好に保つためにも、こうしたいくつかの注意点を事前に知っているかいないかで、慌てずに済みます。』
全然気にもしていなかった事柄ばかりで、確認しなきゃ!と焦り始めるおばあちゃん。
こんな風に、安宅さんは周辺のことをなんとなく確認しているそうです。
いざ葬儀が済んでも、購入していたお墓に入れない?!なんていう事態にならないために・・・。
最近は無宗教で行なったり、大々的に行うことなく生前親しかった方、親族のみで家族葬を希望するケースが増えているようです。
『喪の在り方自体が、随分と変わってきているんですよね。よりパーソナルに、世間体ではなく、自分たちがどう故人に対して追悼するか?という部分に重きが置かれているようです。実際に、ご葬儀のカタチがここ4〜5年でかなり変わってきている印象です。安宅でも家族葬向けに用意している道順庵の利用が増えています。』
例えば、結婚式も昔は“親のため”という色が強かったけれど、今ではご両家の親の名で挙げる式も少なくなってきていますし、冠婚葬祭全般に対して、意識が変わりつつあるようですね。
とはいえご葬儀の場合、現役で亡くなってしまうとこじんまりと身内だけで・・・というわけにもいきませんから、故人を囲む状況によってケース・バイ・ケースで使い分けがなされているようですが、よくよく知っている方たちと思い出を十分に語り合うことが出来るご葬儀というのは、遺された方々の気持ちの整理にもつながっているようです。
今回撮影したものは、後日サンプルとしてL版を進呈していただけるとのこと。
『実際にご遺影が必要となるのはかなり将来のことだと思われますが、きちんと当社で管理・保管します。そして安宅でご葬儀をなさるときに、別のお写真をご希望でなければ、今回撮影した写真を使用させていただきます。もし仮に安宅ではなく、別の葬儀場で行うことになっても、定価28,350円(額付き)でお譲りしますからご安心ください。』
このサンプルの受け取り方ですが、基本は郵送ではなく、事前にご都合をお伺いしたうえで、ご自宅へ直接手渡し、もしくは郵便受けに投函させていただくとのことでした(遠方で直接お届け出来ないなどの理由で、郵送する場合有り)。
『ご遺影用として撮影された、大切なお写真です。サンプルとはいえ、万一紛失してしまってはいけませんし、きちんとお手元に届いたかしっかり確認するというためにも、この方法でお渡しさせていただいております。』
こういった安宅さんの誠実さは、実際のご葬儀でひしひしと感じられる点でもあります。
というのも、実は少し前に祖父の葬儀を安宅さんで行っていただいたから。
高齢の祖父が体調を急に崩して入院していたのですが、さすがにもう厳しいと判断した両親が八千代市内やその近辺で葬儀社を探し始めたものの、思っていた以上に金額や具体的な内容が不明瞭なケースが多いことに驚いたそうです。
以前からとある斎場で「生前に10万円程度で会員になれば、基本の葬儀はこれだけで大丈夫」という話を聞いて会員になっていたようで、まずはそちらへ相談に行ったようですが、とにかく抽象的で詳細な金額の話に進みません。業を煮やした父が話し込んで、ようやく聞き出した内容は、その10万円台の金額というのは、実際には本当に貧相すぎで、しかも追加料金無しではとても葬儀として成り立たない内容で、最低限のカタチに整えたとしても結局はさらに150万円前後が必要になってしまうという事実でした。
参考までに資料が欲しかった両親でしたが、こうした金額にかかわる内容は紙面で提示してもらえず、この150万という数字も口頭で確認していくものをこちらで計算して分かったことだったとか。
他の葬儀社でも、最初はさほどかからないように説明があるものの、詳しく聞いていくと見えないお金が色々とかさむようですし、金額のお話を具体的に聞けたところでも、やっぱり紙面ではお金に関する資料をいただくことは出来なかったそうです。
そんな中、最後に話を聞いたのが、ここ安宅さんでした。
実は、母は「安宅は金額が高いんじゃないの?」という先入観があったので、最後にまわったそうなんですが・・・さすが長年地元で信頼されていらっしゃるだけあって、ここまで見せていただけるのか?!と驚くほど丁寧にご説明いただいたとか。
両親曰く、全く葬儀について分からない自分たちにとって、一番の不安は“葬儀全体でどのくらい費用がかかるものなのか”という点だと言っていました。どういうことが最低限必要で、何が不要なものなのか?
当日になって慌ただしい場では、「これが必要です」と言われてしまえば支払うしかない状況に置かれてしまいますが、そういった“全体が見えない状態”で葬儀を進めていくのではなく、安宅さんは最初に詳しく金額を提示していただき、しかも「不要なものは不要」とはっきり助言してくれる。
ここまで遺族の立場を考えて話をしていただけて、安心して式にのぞめる状態だったのは、自分たちが回った葬儀社の中でも唯一安宅さんだけだったと言います。
思えば、きちんと最初にすべての金額を提示していらっしゃるから、周りの方から聞く話だと他に比べて高いイメージを持ってしまったのではと言っていました。
↑ 家族葬向けの式場 道順庵の玄関ホール。
実際の葬儀でも、想像以上に細かいところまでお気遣いいただき、両親はとても感激していました。
式は八千代中央駅近くにあるアテインゆりのきホールで行ったのですが、館内にはとにかく多くのスタッフがいらっしゃるので誘導も大変スムーズでしたし、少しでも困ったことがあればどなたかがパっと気付いてくださるし。例えば父は、親戚から故人の思い出として飾っていたものをコピーして欲しいと頼まれたときに、自分で持ち帰って郵送しようと思っていたところをスタッフの方がささっと聞きつけ、コピーを申し出てくださったんです。しかも封筒まで添えてくれるお心遣い!
お食事の席でも、大抵はまだ飲みきっていなくても、スタッフの方が飲み物の蓋をどんどん開けてしまうのが一般的ですが、なるべく無駄なくご対応いただけるよう配慮されていましたし、当日の料理の量についても無駄が出ないような数をアドバイスしてくださったおかげで、足りなくならず、無駄も出ずの丁度良いものだったとか。
また、告別式の最後にバスで帰ってきてからも、そのまま解散になりそうなところ、とりあえずロビーに通してくださって、しかも一息コーヒーをいただける時間を作ってくださいました(ちなみにそのコーヒー代は後日請求などされず、サービスでした)。しかも帰りの電車の時刻まで確認して、そろそろですよとお声掛けまでしてくれて!
ご葬儀に集まった皆さんは、高齢の方が多くて他の葬儀も経験した方々ばかり。それなのに、「こんな至れり尽くせりな葬儀場があるのね」、「焼き場での沈んだ気持ちのまま戻ってきた状態で帰らず、切り替えの時間をいただけた」と、とても感謝されていました。
何となく私はこのやちなびでおじいちゃんの葬儀について実体験を語るのは・・・と躊躇していたものの、逆に「こんな素晴らしい式場なのだからちゃんと紹介してあげなさい!」と言われるくらい、父も母も文句のつけるところが一切無かった!と心から感謝していました。
そんな思いやりに溢れた安宅さんが企画する、終活のお手伝い。
遺影撮影会のほかにも色々とあるので、ぜひお気軽に参加してみてはいかがですか?
★今回体験した「ほほえみ遺影撮影会」情報
【費用】無料
【所要時間】撮影は約10分、受付など前後含め30分程度。相談コーナーなどの参加状況によって異なる。
【申込みについて】撮影会開催は不定期のため、直接安宅まで要問い合わせ。ホームページに各種イベントが紹介されているので、そちらもご参照を。⇒ホームページはこちら
●株式会社 安宅(あたか) 0120-76-9494(総合受付)
千葉県八千代市ゆりのき台1-7-1(地図)
【営業時間】24時間営業(年中無休)
【ホームページ】http://ataka.co.jp/
〔関連レポート〕
2010年05月19日 安宅の「心のカルチャー講座」