2012年10月28日

駄菓子屋「まぼろし堂」

241020-1.gurume.jpg

最近、睦小学校周辺の子どもたちの間で“面白い駄菓子屋さんがある”と、噂になっているらしい。

その名も『まぼろし堂』。

情報は16号を越えた大学町の方面まで広がり、放課後になると自転車をかっとばして集まる子が続出!
そんな隠れ人気スポットをぜひ見てみたいと思いまして、なび息子を連れて週末行ってきました!
さすがに我が家から自転車ではかっとばせない距離なんですが、敷地内に10台ほどの駐車スペースがあると聞きまして、地図で場所を確認したところ・・・普通、ここ見つけられる?!と思わずにはいられないほどヘンピなところに・・・。


大きな地図で見る

ゆりのき通り方面から向かったので、JA八千代市の建物と直売所ピアッツァの間の道を抜けていきまして、睦スポーツ広場を過ぎてすぐにある信号のない交差点を左折します。
緑が丘方面や島田台交差点方面から向かう場合は、山田うどんと睦中学校の間の道を通ってデイリーヤマザキ八千代島田台店の交差点を右折すると、この睦グラウンドの通りに出てきます。
241020-2.gurume.jpg

↓ 曲がった先の道路に入ると左右に畑が広がりはじめます。そこをしばらく道なりに進んでいき・・・
241020-3.gurume.jpg

↓ 最初にぶつかる交差点を左折。このあたりまでくると、四方八方を畑に囲まれるのどかな光景に。
241020-4.gurume.jpg

↓ ちなみに別の角度からここの曲がり角を見るとこんな感じです。
241020-6.gurume.jpg

↓ 左折した先を、しばらく道なりに進みます。坂をくだって茂った木々のトンネルをくぐって、どんどん進みます(このあたりで「あれ?ここでほんとに大丈夫?」と心配になってきますが・・・)。
241020-5.gurume.jpg

景色がひらけて、ちょっと先に川が望める通りに出ると、左手に工事現場の仮囲いっぽい防護板が見えてきます。うっかり行きそびれてしまいそうですが、間違いなくここがまぼろし堂の入口!!

241020-7.gurume.jpg

駐車場としてきっちり白線を引いているわけではないので、他の車が停車できるよう配慮しながら店の周りに車を停めました。入口付近には子供たちのと思われる自転車がたくさん並んでいますし、週末だというのに既に何台もの車が!
平日は午後15時前後になると、一番近くの睦小学校に通う子供たちが徒歩で集まるほか、遠方からもお母さんが近所の子供たちを集めてクルマで連れてくることも多いようです。冒頭のとおり、自転車で5キロ離れた場所からやってくる子もいるらしい!
週末になるとファミリーで立ち寄るばかりでなく、大人だけで駄菓子を懐かしむように遊びに来たりすることも少なくないんですって。
ちなみに、16〜17時近くになると中学生が、18時半頃になると高校生や大学生まで顔を出すそうで、営業時間は19時まで!放課後タイムをしっかりカバーした設定になっています。

241020-8.gurume.jpg
↑ 道路に面していますが、囲われているから子どもたちが集まっても安心して遊ばせられます。出入り口は営業時以外は扉を閉めているそう。若干狭めにも見えますが、大きめな車でも出入りに差し支えない幅はありますが、付近に自転車が停めてあるので要注意!

そんな幅広い年代を夢中にさせる駄菓子屋さんだなんて、どんな魅力が隠されているんでしょうか?
さっそく6歳のなび長男と店内へ。

241020-9.gurume.jpg
↑ 今回のお小遣い200円也。

店内は6畳ほどの、本当にこじんまりしたスペース。
敷地に余裕があるのでもっと広く作れたそうですが、“子供目線でお菓子を選びやすいかどうか”を考えた時に、あまり広すぎてもかえって買いづらいのでは?ということで、あえて空間を限定したとのこと。
お菓子の陳列にも色々と工夫が施されていて、値段もはっきり分かりやすく表示されていたり、子供がしゃがんで丁度良いくらいの、かなり低い位置まで商品が並んでいたりします。

241020-10.gurume.jpg

私も小学生の頃、よく校庭の向こう側にある駄菓子屋さんに放課後遊びに行ったなぁ・・・。
すごいはまって毎日のように何枚も食べていたのし梅さんとか、当たりくじ付きのヨーグルト?とか、今思えば何で出来ているのか相当怪しいところだけど。(気になって今調べてみたら、全然乳製品使ってない!グラニュー糖とショートニングを撹拌して作るらしい!!)

241020-11.gurume.jpg
↑ ラムネやゼリー、スナック系の菓子も充実。濃いソース味がたまらないどんどん焼が好きだったけど、最近は餅太郎(塩味)の方がメジャーなのかしら?弟と奪い合ったなぁ・・・。

店内には昔懐かしのおもちゃも。
ちびまる子ちゃんで見て、私も挑戦してみた懐かしのリリアン・・・の隣りに、ワンピースのビニールヨーヨー。今と昔が混在していて、なかなか不思議な空間です。
所々にショーケースがはめ込まれていて、中には大人も楽しめるキャラクターのフィギュアが飾ってあったりします。

241020-12.gurume.jpg
↑ 紙風船やぷーっとふくらますと伸びるピロピロなど昔ながらのおもちゃもあるし、お祭りでよく見かけるライトが付くプラスチックのおもちゃなどもあるし。1枚20円の、袋に入っているアイドルカードもありました。今はモモクロや嵐なのね・・・私は光GENJIの諸星くんを当てるのに必死だったわ。

241020-13.gurume.jpg
↑ 着々と買い物を進めるなび長男。まずはあわだま(10円)を3つかごに入れ、ぶつぶつと足し算に気を取られながらお菓子を手に取ってました。

こういう駄菓子コーナーって、今やスーパーやコンビニでさえも用意されていて、特別珍しいお菓子ばかりかといえばそうではないかもしれません。けれども、今のご時世なかなかお菓子売り場に一人で長々と置いておくのもやや不安(うちはまだ園児ということもあるけれど)。こうやって四方八方に囲まれた駄菓子の空間で、じっくり、ゆっくり、安心して選びに選んでかごに入れられる、そのひとときが思えば本当に楽しい時間だったりしましたよね。お菓子を食べるだけじゃなくて、買うまでの過程が楽しいのは、今の私だって一緒ですもの。
そしてスーパーのレジと違って、子どもだけでも会計させてあげられる余裕も魅力!
どうしても混雑したレジでは、後ろに並ぶ方のことを思うと子供にあえてお金を数えて出させたり、間違えたからと取りに戻ったりなんてさせにくいし。
お買い物の経験を、まだ一人では心もとないなび息子にもさせてあげられるというのは、とても有り難い!

241020-14.gurume.jpg
↑ とはいえ、子供たちが集中してレジが混雑することだってあるんです。でもみんな順番にきちんと並べて待ってます。

お会計レジに立つのは、まぼろし堂の店長、通称「やっちゃん」。
とっても明るく楽しい雰囲気が笑顔から溢れていて、子供たちもおばちゃん!おばちゃん!と慕っている様子がよくよくうかがえます。
『小さい子と会話をしたり遊んでいると、自分自身もパワーをもらえて自然と気分が若返る思いになるのよ。』とやっちゃん。
平日の日中は、近くに住む娘さんが応援にいらっしゃっているそうです。

241020-17.gurume.jpg
↑ 会計に並んでいる間、思い直したようにあわだまを3つとも片づけていたなび長男。が、結局計算違いで190円!惜しい!!
また、10円分あわだまを改めて買っておりました。


そして、おじちゃん!と呼ばれていた、店長の横に立つ男性。こちらは、土日など仕事が休みのときにお母様のお手伝いにいらっしゃっている、通称「ひで兄さん」。いやいや、おじちゃんと呼ばせるにはとても気がひけるようなイケメンでございます。
このひで兄さん、お店のイメージキャラクターをご自身でデザイン!
“まぼろし”堂ということで、空想動物の河童をイメージキャラクターとしてチョイス。店内には河童のぬいぐるみを置いているほか、これもまた手作りした河童の彫りハンコを、お菓子を入れる茶色い紙袋に押してありました。

241020-18.gurume.jpg

実はこの建物も、全部手作りなんです!
店長のご主人とひで兄さんが、約2か月かけて建てたというこのお店、木材の加工から塗装までをご自身のお仕事の合間を縫って造り上げたそうな。
『建てるのも一苦労でしたが、それ以前に土地を使える状態にするまでに相当骨を折りました。遊ばせていてすっかり竹林と化してしまったため、家族総出で草刈りや竹の撤去を地道に続け、砂利を敷き終わるまで結局丸一年かかりましたからね。』

241020-19.gurume.jpg
↑ 小屋のDIYキットなどではなく、設計から木材の準備まですべて手作り!

241020-20.gurume.jpg
↑ 整地する前は雑草が生え放題!周辺との境は、竹藪になっていたのを切り倒していったそう。今でも敷地の片隅には、当時の苦労の山が・・・。

実際に営業をスタートさせてみると、店だけでは物足りなくなりました。
子供たちが買ったお菓子などを食べたり、形抜きをするテーブルや椅子をまたまた手作り。

241020-21.gurume.jpg
↑ 雨が降ると外にいられないということで、最近になって屋根も付け足したそうです。

241020-23.gurume.jpg
↑ お菓子を食べたりするだけではなく、放課後は子どもたちが机を囲んで宿題をしたりする様子も。

駄菓子屋さんに買いに来るという目的だけではなく、囲われたこの空間でいろんな遊びを考えてイキイキと過ごす子どもたちの様子が印象的でした。
何だかここが秘密基地のようにも映り、小学生を魅了している理由が手に取るように伝わります。

241020-22.gurume.jpg
↑ 外のテーブルで早速食べ始めるなび長男。

さらに、最近は射的のコーナーまで手作り!
まぼろし堂ではおもちゃの銃とBB弾が売られていたのですが、それで遊ぶ場所が無いことに困った子供たちのお母さん。それならばと、周りは竹林でご近所にも迷惑のかからないこの敷地内に、射的場を追加したとのことでした。

241020-26.gurume.jpg

おもちゃの銃は子供たちに大人気!
駄菓子屋さんに置く品にしては、値段がお高めなのかと思いきや・・・え!550円ですって!?
BB弾も一瓶200円。小学生でもおこづかいで買える範囲の値段設定が良心的。

241020-27.gurume.jpg
↑ ゴーグルも無料で貸し出し。おもちゃの銃は、目に当たり失明する事故などもあるので、必ず装着して遊びます。

241020-28.gurume.jpg
↑ お店のレジカウンターの下に売っていますが、これ以外の家から持ってきたものでもOK!

この日はハロウィンチャンス!ということでお会計1回ごとに、おばちゃんとじゃんけんが出来るというおまけがついていました。勝てばかぼちゃやお化けのミニ消しゴムがひとつもらえる!ということで、子供たちは何度もやっちゃんやひで兄さんに勝負を挑んでました。
なんか、「3回勝負ね!」とか特別ルールを作っちゃう子もいたりして!
えー?なんて言いながらも、勝つまでじゃんけんさせられ、まんまと消しゴムを渡してしまうやっちゃん。
賑やかに盛り上がり、表情からいつまでも笑いが絶えない子供たち。
このゆるい感じも、駄菓子屋の雰囲気が出ていて微笑ましい。

241020-15.gurume.jpg

こういうおばちゃんと対決!みたいなものは、特別イベントとしてだけではなく通常商品としても用意されていました。自分でくじを選んで景品をもらうという“消しゴムくじ”“鈴あて”など計6種類のゲームは、会計の横にあるカードから選んでやっちゃんにレジで渡せばOK。
単に駄菓子を買うんじゃなくて、糸ひき飴とかちょこっと遊びが入るものは私も楽しかった思い出が・・・。

241020-16.gurume.jpg
↑ ちなみに、このくじなどを入れている木箱もひで兄さんの手作り!

駄菓子屋でもあまり見かけない、「形抜き」も用意されていました。
私もほんの1〜2回ですが、お祭りとかでチャレンジした思い出があります。すごく割れやすくて、ちょっとでも雑に針を差し込むと、縦に亀裂が入って、あー!!!と悔しい思いをした記憶が・・・。
ここの子どもたちにもとても人気なようで、みんなもの凄い集中っぷりでした。

241020-24.gurume.jpg
↑ 形ぬきが欲しいとレジで言えば、いろんな形が入ったケースから選ばせてくれます。

241020-25.gurume.jpg
↑ 一緒に貸してくれるピンを使って、丁寧に抜いていきます。上手に抜ければ金券ゲット!

季節ごとのイベントに合わせたお楽しみを・・・ということで、ハロウィンかぼちゃ重さ当ても店先で開催。
テーブルの上にあるかぼちゃ3個の合計の重さを当てて投票。11月初めに正解者(いなければ一番近かった人)を貼り出して、プレゼントをゲットできるというもの。
11月には七五三イベントも考えているそうです。
丁度お店の裏にも神社があって七五三に向かう子供たちが多いので、千歳飴とちょっとしたお祝いをプレゼントする企画を用意しているとか!そのあとのクリスマスやお正月など、イベントに合わせて毎月のように楽しんでもらえるようなことを続けていければとのこと。
また、余裕のある敷地を生かして、フリーマーケットも開催してみたい!というお話もされていました。

241020-29.gurume.jpg

『子供たちは、楽しいから来る。だからこそ、出来るだけ楽しくしてやる。こういう駄菓子屋で友達とわいわい遊んだ経験は、思い出として一生残るものだからね。』
と、お父さん。

駄菓子屋は、儲けなんて全然あてにならない。
電気代くらい出れば御の字という、そんな状況だそうです。
でも、子どもたちにこういう場所を提供したい!喜んでもらいたい!という一心で、損得度外視で続けていきたいと、店長のやっちゃん。

『キラキラしてたあの頃の時間は、過ぎてしまえば本当に幻のよう。大人になり振り返った時にワクワクしながら通ったあの駄菓子屋での光景がたくさん思い浮かびます。
そんな儚くて大切な想い出を今の子供達にも残してあげたい!

昔、俺んちの近所には駄菓子屋があって・・・

こんな言葉からはじまる想い出話を・・・。』

241020-30.gurume.jpg

●駄菓子屋「まぼろし堂」 080-8823-0923
千葉県八千代市桑橋868-4(地図
【営業時間】13:00〜19:00頃(小学生のみの来店は17:00まで)
【定休日】月曜日・金曜日
※小学校の代休日に月金があたる場合は営業しています。
※今後様子をみて定休日などを変更する場合あり
【駐車場】有り(10台分程度)
【ホームページ】http://www3.hp-ez.com/hp/maboroshido/page1
posted by やちなび子 at 00:00 | Comment(0) |  >子ども関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月27日

木のおもちゃの店 Mother Moon(マザームーン)

230919-8.tenpo.jpg

今回は、木のおもちゃを中心に、数多くの輸入玩具を集めた専門店「MOTHER MOON(マザームーン)」というお店へ足を運んできました!
場所はユーカリが丘駅の近く、佐倉市上座総合公園のすぐ目の前です。
八千代市から向かう場合は、成田街道(296号)をユーカリが丘駅方面へまっすぐ進み、駅ロータリーを超えて右奥方面になります。



230919-2.tenpo.jpg
↑ 296号をユーカリが丘方面へ。右写真の交差点(右/ユーカリが丘駅、左/サティ)も直進します。

230919-3.tenpo.jpg
↑ 吉野家を過ぎたあたりに右手シモアール(酒屋)、左手ジェーソン(ディスカウントストア)の交差点を右折します。

230919-4.tenpo.jpg
↑ 道なりに進むと、右前に志津小学校が見えてきます。学校の左側の道をさらに進みます。

230919-5.tenpo.jpg
↑ 曲がりくねった坂道が続き、「ここ合ってる??」と不安になりましたが、とにかく道なりに。下りきると急に視界が開けて、マザームーンさんが見えてきます。

店長の山田さんは以前八千代市に住んでいらっしゃったそうですが、10年ほど前に店舗兼住宅として住まいをこちらへ移し、木のおもちゃのお店を始められました。
入口に面した2〜3畳ほどの玄関ホール、そして左側に続くリビングサイズの1部屋がマザームーンのお店に充てられたスペース。お店としては決して広いわけではないけれど、どうしてどうして!この空間には2,000種類以上もの商品が取り揃えられているんですって!

230919-9.tenpo.jpg
↑ マザームーンさんの店舗出入り口。店内には2段ほどですが階段もあり、左側の部屋は土足不可なのでベビーカーは外へ置いた方が良さそうです。

玄関ホールへ入ると、まずは木を使ったおままごとグッズやBRIO(ブリオ)社、NEAF(ネフ)社、LORENZ(ローレンツ)社などなどヨーロッパの一流木製玩具が目に飛び込んできます。けれども、じっくり見渡すと木のおもちゃばかりではなく、実にさまざまな商品が取り扱われていることに気付きます。
ここのスペースだけで小一時間立ち止まれてしまいそうですが、靴を脱いで左の部屋へ続く小さなステップを上がりましたら、輪をかけて圧倒されるような種類の豊富さ!
遊び方すら想像つかないような見たことの無いオブジェだったり、一方で昔から馴染みのあるスタンダードな絵本が置かれていたり・・・なんて言うと、統一感なく寄せ集めているかのように聞こえるかもしれませんが、どれもマザームーンさんが長年かけてセレクトしてきたベスト・オブ・おもちゃ。単に人気があるから入荷しているのではなく、きちんと「おもちゃとして最適か?」という独自の指標をクリアし、自信を持ってオススメできる品だけが並んでいるというのです。

230919-10.tenpo.jpg
↑ 玄関ホールの一角には、公園が近いこともあってシャボン玉など外遊び用グッズも。このシャボン玉、厚みのあってなかなか割れないので大きな玉がたくさん出来ました!

マザームーンさんの魅力のひとつは、奥に用意された「遊べるスペース」です。
以前は商品に混ざって見本が置かれていたそうですが、こうして一カ所に集めることで子供たちも「これは触って良いもの、これはダメなもの」と判断しやすくなり、ママたちも落ち着いておもちゃ選びが出来るようになったとか。
この日連れてきたなび息子たちも遊ばせていただきましたが、我が家にはプレゼントで頂いたBRIOのクルマ、あとスタンダードな積み木くらいしか木でできたおもちゃがありませんから、初めて触れるようなおもちゃに5歳も2歳も食いつき満点!
特に“モノを上から転がす”系のおもちゃは、ステップ勝田台にも置いてあって二人とも大好き。ここでもドイツの老舗メーカーBECK社の「シロフォン付玉の塔」の前から、なび次男がなかなか離れません!
すると山田さん。
『そうそう、八千代市の子育て支援施設や保育園は、木のおもちゃが充実していますよね!公立保育園に通っていたときも、沢山の木のおもちゃで遊ばせていただきました。あとで先生が自費で買い揃えていた(当時のお話です)と知りビックリしましたが、それだけ子供たちの反応が良いことをご存知だったのでしょうね。』

230919-11.tenpo.jpg
↑ 上から玉を転がすと、スロープを降りていく玉が最後に可愛らしい音色を奏でます。

山田さん自身も、3人の男の子を育てているママ!
木のおもちゃに出会ったのも、ご長男へのおもちゃ選びに迷ったことがきっかけだったそうです。
『長男がまだ2歳位だった頃、ウルトラマンが大好きで誕生日などで贈って頂くプレゼントは、いつもウルトラマン関連のおもちゃだったんです。ふと、部屋一杯にあるウルトラマン商品を前にして、漠然と「あれ?こんなおもちゃの与え方って正しいのかな?」と違和感を覚えまして。』

そんな折、お友達の家へ遊びに行ったときに「PLUS10(プラステン)」というドイツNIC社のおもちゃに出会い、ご長男はウルトラマンが描かれていない、そのシンプルな遊びに夢中になったそうです。
『5円玉の形の円盤を棒に刺すおもちゃなんですが、これがまた、よく思いつくなぁ!と感心するような遊び方を、子どもが自分で発見していくのです。1色ずつ、1個ずつ、刺したり外したり、ランダムだったりシマシマ模様にしてみたり。

これだ!と思いましたね。

でも当時はインターネットも今のように普及していませんでしたし、どこに買いに行けばよいのか分からず、そのお友達から聞いて同じものを取り寄せました。
プラステンは家でもよく遊んでくれて、その様子を見ているだけで子供の成長を感じることが出来ました。あるときには積み木のまわりに青色を並べて池を表現したり、おままごとの具材に見立てたり!それに、色分けが出来るということは、ああこの子は色盲では無いんだな、ということを自然と確認できたりもします。年齢を重ねるごとに遊び方は変わっても、同じおもちゃをずっと使い続けられるということに魅力を感じたんですね。』

それ以来、クリスマスプレゼントなど行事ごとに、ひとつずつ種類を増やしていったそうです。

230919-12.tenpo.jpg

“遊び道具”であると同時に、そのこだわり抜かれた造りは“オブジェ”にもなり、そして子供と一緒になって楽しむことを教えてくれる“子育ての手助け”にもなる。
知れば知るほど、木のおもちゃは大人のほうがはまってしまうくらい奥の深い品でしたが、一方で日本には輸入販売するお店は数えるほどしかありません。
もともと『駄菓子屋のおばちゃんみたいな、家で子供の成長を見守りつつ、おばあちゃんになっても続けられる働き方に憧れていた』という山田さんは、ご長男が小学生になったのを期にジュエリーデザインのお仕事を辞めて、この場所で木のおもちゃをメインとしたヨーロッパ製玩具の販売を始めることに。

最初の頃は輸入玩具ひとつ買い付けるにも“趣味の店なのでは?”と取り合ってもらえなかったりと大変苦労されたそうですが、とにかく「自分が欲しい!」「見た目にも色やデザインがキレイ!」など、良いと思った商品を着々と取り揃えていきました。
ジュエリーデザインで磨かれた感性は、おもちゃ選びの手腕をも光らせ、広告と言えば紙面媒体が主だった当時に、口コミによって群馬や横浜などからわざわざ足を運んでくる方も多く、皆さんが口を揃えて「ここまで種類を揃えているお店は珍しい!」と感嘆されたほどだったとか!

230919-14.tenpo.jpg
↑ 今では毎年ドイツで開催されるトイメッセというおもちゃ博へ行き、“良いおもちゃの目利き力”をさらに養っていらっしゃいます。昨年2月もエルツゲビルゲ地方にあるザイフェン村の伝統木製玩具を見たり、現地で気に入ったものをお店で販売されたそうです。

さて、マザームーンが扱う木のおもちゃは何種類もありますが、親のほうが魅了されてしまって買い揃える方が後を絶たないということで有名なのが、スイスのNAEF(ネフ)社の積み木。
そのデザイン性の高さや色合い、追求され抜かれた構造美、そして一切ロボット加工をせず全て手作業で仕上げられる職人技が、世界的に高く評価されたおもちゃです。
硬く壊れにくい広葉樹の木材を使用し、自然着色料や人体に害のない塗料を用いて、赤ちゃんにも安心!デザインもネフ社が認めたデザイナーが、試行錯誤して手掛けたオリジナリティ溢れるものばかりです。こうして手間暇かけて出来上がる商品の価値は、そのまま価格へと適正に反映されているため、一見すると大変高価なように思えますが、一方で飽きることなく大人も楽しめ、何世代にも渡って使い続けられる“価値”は、手軽に買えるおもちゃとは一線を画するもの。
シンプルだからこそ創造力を最大限にかき立ててくれる、マザームーンさんイチオシの商品です。
⇒ネフ社の商品取り扱いページ(マザームーンHP)

230919-13.tenpo.jpg
↑ ネフ社の積み木は全て、2.5cm若しくは倍の5cmという数字をもとに作られています。統一した数学的法則に従って分割してあるため、種類が違っても組み合わせて遊ぶことが出来るんです。例えば、「ネフスピール」というリボン型の変形立方体に、「リグノ」という円柱が収まった立方体の積み木を重ねたり、リグノの中に「キュービックス」の一部にある小さい立方体を入れることが出来たり・・・と、可能性が広がる点も面白さのひとつ。

木のおもちゃの最大の魅力は、「子供と楽しく関われること」だとおっしゃいます。

『よく“手先が器用になる”とか“賢くなる”とか言われますけれど、そうした思考力が付いたりするというのはあくまでオマケの魅力。子供が発見したことを「見て見て!」と自慢することに、「すごいね!」とその“作品”に対して共感し、一緒に遊べるという経験は、子育てをする親にとってかけがえのない機会です。もちろん家事など他にやることがたくさんありますし、一日中付き合ってはいられませんし、時には面倒と感じることもあるかもしれません。それでも、私にとって子供たちと味わった楽しさは、一生の宝物です。』

230827-1.tenpo.jpg
↑ 写真のオレンジ色の素敵なオブジェのように見えるのも、ネフ社「キュービックス」という積木。『高校生になる長男が、今でも昔とった杵柄さながら弟たちにスゴ技を見せつけていることがあるんです。そんな光景を目にするたびに、本物のおもちゃは年齢関係なく誰もが楽しめる奥深さがあるのだと実感します。』と山田さん。

そして、おもちゃを通しての関わり合いを続けてきたことが、思春期を迎えた子供たちとのコミュニケーションをも維持してくれたそうです。
『おもちゃと一口に言っても、年齢相応のさまざまなものがあります。例えばパズルやボードゲームは、小学生や中学生になっても一緒に遊べるツールです。子供たちが小さい頃から欠かさなかったのが、毎晩寝る前に楽しむボードゲームなのですが、これが自然と会話のきっかけを作ってくれました。特にうちは男兄弟ですから、高校生になった長男と今でも気軽に話せるのは、母親として有り難いですし、それもこうした積み重ねがあったからこそだと思っています。会話って、急に作ろうとしてもギクシャクしますしね。』

お店には100種類近くもあるというドイツ製のボードゲーム。
これもまた、“相手がいないとつまらない”という人との関わり合いを自然と促してくれるおもちゃです。
家庭環境によって、例えば兄弟がいるケース、一人っ子のケースで、より最適なゲームが違ったりするそうですし、また負けず嫌いでまだ精神的に“負け”を受け入れられないお子さんには、あまり勝ち負けがはっきりしすぎないタイプを選んであげるのか良いとか。
ゲームにかかる時間もさまざまなので、忙しくて時間をかけてあげられない時は短時間で終わる種類をチョイスしたりもするとか。
パッと見ただけではどんなゲームか分かりにくいですし、ぜひ気軽にご相談ください!とのことでした。
⇒ボードゲームを扱う商品ページ(マザームーンHP)

230919-16.tenpo.jpg
↑ ドイツ製のボードゲームですが、きちんと日本語の説明が付いているので安心。2,3歳から楽しめるものや、中学・高校生でも夢中になって遊べる内容のものなど実にさまざま!

ご自宅用に購入される方はもちろん、出産やお誕生日祝いに、ありふれていない素敵なおもちゃを選びたいということで、贈り物を選びにいらっしゃる方も多いんです。
赤ちゃんにオススメなのはモビール。天井から吊り下げて、手などで動かさず自然な風の動きで変化をつけてあげると、赤ちゃんでも目で追いやすいそうです。
マザームーンでは、人気高くていつも品薄なブライトシュベルツ社のモビール「太陽と月」や、ヘラー社の可愛い動物モビールなど、他では見ないようなデザイン豊富な品揃え!

ほかにもおままごと一式が包まれたものや、オススメ絵本にその内容に合わせた木のおもちゃを添えたプレゼント品など、お店チョイスのセットも用意されていました。

230919-21.tenpo.jpg

また、ドイツのザイフェン村で今も作られ続ける工芸品の数々は、ひとつ手に入れたら揃えたくなってしまう程に魅力のある、ファンが多い商品です。くるみ割り人形や木彫りの置物、オルゴールや彩り鮮やかなおもちゃなど、店舗スペースの多くを占めています。

230919-18.tenpo.jpg
↑ 同じ工房のものでも、ひとつひとつ表情も色合いも、人形の雰囲気も変わる、手作りならではの良さが心を惹きつけます。

230919-19.tenpo.jpg
↑ これからの時期にピッタリなクリスマス・オーナメントや、灯りが隙間から美しくこぼれるキャンドルホルダーや、木製飾りなど。こうした季節商品や節句飾りなども扱っています。

山田さんのおもちゃ選びでは、他にも(1)武器にならないもの、(2)電池で動かないもの、といった点に留意しているとのこと。争わずにコミュニケーションで解決して欲しいという思いや、壊れにくいものを選んで長く大切に使ってほしいという願いが込められています。
『おもちゃは、子供に価値観を伝えるツールのひとつだと思っています。ですから、伝えたくないことはおもちゃにも反映させています。日本は剣などを模したおもちゃが多いですが、海外では例えば銃を模したものを持つと本物と誤解を与えかねませんし、実は世界的に見ると武器になるようなおもちゃがこんなに溢れている国は珍しいくらいなんです。』

良いと思ったおもちゃなら、ドイツ製に限らず日本の昔ながらのコマやビー玉、けん玉などといったおもちゃや、日本発のブロック「LaQ(ラキュー)」なども取り扱います。
おもちゃ屋さんでは各商品の説明はしてくれますが、遊び全般を含めた相談ってどこに相談したらいいのかしら?そんな悩みに、マザームーンさんなら的確に答えてくれそう!

230919-17.tenpo.jpg
↑ ドイツ南西部のシュヴァルツヴァルト地方で普及されたと言われる「鳩時計」。これは電池で動くのではなく、下についているおもりが原動力となっていて、定期的に引っ張らないと止まってしまいます。ちゃんと定時になると鳩が窓から顔を覗かせますよ!

230919-22.tenpo.jpg
↑ これは!と思った靴やハンドタオルも。左はスウェーデン王室御用達Ekelund(エーケルンド)の織物クロスで、肌触りがものすごく優しく一度使うとやめられないとか。右はBIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)の靴(サイズ14cm〜大人まで有り)。クロックスよりずっと歴史が長く、とにかく脱げにくくて全然疲れないそうです。
⇒ビルケンシュトックを扱う商品ページ(マザームーンHP)

店内にある商品は、廃盤にならない限り“定番品”としてお店に並びつづけます。
『良いものは、長い年月を経ても同じように良さを伝え続けてくれます。10年前に置き始めたものでも、同じように今もお客様にすすめています。風化しないおもちゃで、ぜひたくさんの子供たちに遊んでもらえればと思っています。』

ぜひお子さんを連れて、まずは一度「本物のおもちゃ」に触れてみてはいかがですか?

●木のおもちゃの店 Mother Moon(マザームーン) 043-464-2370
千葉県佐倉市上座1169-7(地図)上座総合公園の駐車場前
【営業時間】平日/11:00〜16:30、土曜/11:00〜18:00
【定休日】水曜日・日曜日
【駐車場】有り
【ホームページ】http://www.mothermoontoys.com/
※クレジットカード払い可
※ホームページで一部商品をインターネット販売中
posted by やちなび子 at 00:00 | Comment(2) |  >子ども関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。