2010年10月01日

ヨークマート八千代台店

以前に早耳情報で話題にしていた「ヨークマート八千代台店」が、9月29日(水)にオープンしました!場所はリヨンヴェールの前の通り沿いで、すき家やライフケア八千代会堂がある交差点。以前は「パーラーV」というパチンコ店があった場所です。
このヨークマート、ヨークベニマルと共通化したニューデザインフォーマットによる出店の第4号店”ということで、村上や緑が丘にあるヨークマートとはちょっと違うんだそうですが、店内はどんな雰囲気なのかしら?
近くまで行く用事があったので、気になって夕食の買い物がてら寄ってまいりましたわ。

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この日はオープニングセール中ということもあって、ものすごい混雑振り!
リヨンヴェール方向から左折して正面から車を入れて、2階の屋上駐車場へと誘導されつつ停めました。ちなみに正面からの右折入店はNGのため、八千代台西口方面から来る場合は手前のセブンイレブンを右に入ってヨークマートの裏側を回り込まないといけないようです。

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↑ この日は駐車場に大勢の誘導係の方がいたので、すんなり停められました。枠も普通な幅で狭すぎて何度も切り返す・・・なんてこともなく。

屋上駐車場からエレベータを使わず階段で1階まで降りたんですが、早速面白い紹介が目につきました。階段は踏み外し防止のために、交互に色を変えてあるんだそうです。そういうことをわざわざ壁に掲示してあるアピールの仕方が、いきなり普通のヨークマートとちょっと違う感じ。
また、カートの中に動物の旗付きポールが立ててあるミニ・カートを発見!
これは子供用に用意されているものなんですが、うちのなび長男も2歳前あたりでベビーカーやショッピングカートのイスに座りたがらなくなってしまって、でもちゃんと歩くかといえばそうではなくて・・・すごーく買い物が面倒になった時期があったんですが、これがあれば両手で押してくれるから商品へやたらと手を出さないし、パーッとどこかへいなくなる心配もないし、小さいサイズでもポールが目立つから他のお客さんに分かってもらえそうだし!
これはなび次男のときに試してみなきゃ。

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↑ 実際にミニ・カートを利用している親子の様子が微笑ましかった!リンゴを自分で取ってカートに入れるお手伝いをしたりして。ミニといっても結構容量はあるので、お母さんも子どものカートだけを使って買い物を済ませているようでした。

こちらのヨークマートは1階ワンフロアのみで、食料品や雑貨のほかにも不二家とパンやさん、クリーニングやさんが入っています。また、ふれあいコーナーというテーブル&椅子が置かれた場所が用意されているので、不二家のソフトクリーム(ここの不二家はケーキや焼き菓子などのほか、ミルキーソフトの販売もされているタイプ)なんかをちょっと食べたりするのにも便利なレイアウトになっています。

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↑ 店内通路やレジの幅は結構ゆったりしているので、ベビーカーも通りやすそうですよ。

さて、階段を下りてまず目に入ってきた果物や野菜売り場から順に回ってみることに。
ここは“千産千消”ということで地元農家からの直売所的なコーナーが結構充実してます。価格も直売所風に、同じ商品でも生産者や大きさなどによって数十円の差が付いていたり。その脇には千葉以外から入荷した野菜があったり、ナスひとつとってもかなりバラエティに富んだ品揃えになっていたり。
結構売り場はコンパクトにまとまっている感はあるのですが、品揃えがすごく豊富な印象で、選ぶ楽しさがすごく感じられる野菜売り場なんです。イオンだと広々しすぎてパパッと買い物するには移動距離がちょっと買いにくかったり、ヨーカドーはここまで同一野菜の選択肢はないのと鮮度がたまーに気になることがあったりするんですけれど、これはかなり好印象!
変わった野菜には手書きのメモが添えられていたりするのも、親切な印象を受けました。

そうそう、親切な誘導といえば、陳列棚の高さが向こうは見えないけど低めな印象だったんですが、その棚の上に「裏側がパスタ関連の売り場です」的な誘導看板が立ててあったりして、何気ない工夫ですがわざわざ天井にぶら下がっている売り場案内の文字を見回さずとも済むのが、お客様目線だなぁ!と感心。

それに、陳列順もすごく買う側の気持ちを読んでると思ったのが、乾物だけがずらり!ではなく、海苔の横にふりかけ、しゃけの瓶詰め、から揚げ粉・・・などなど、お弁当の準備に必要なラインナップがそこに並んでいるということでした。そうなのよ、こういう風にしてあると忘れていた買い物も思い出せるし、商品を色々と探しにうろうろしなくて済むし。

さらには、セブン&アイ商品もほどよく主張しつつ、他メーカーの商品もかなりバラエティに富んだ品揃えで、選びやすいし買いやすい。
値段をとるか?質をとるか?
そのチョイスがしやすいのは、主婦にとってとても注目のポイントです。

スパイス売り場なんかも充実していて選び方のアドバイスも掲示されていたし、ヨークマートなのにヨーカドー並みにお酒売り場がきちんとしていたし、冷凍食品も珍しい種類がいろいろと置いてあったりしたし。
この感じは、イズミヤに近いかも?何気にイズミヤって、普通のスーパーには置いていないようなものがすごく豊富にあるのよね。こんな高いジャムだれが買うの!?的な・・・。でも、そういう普通目にしないものが色々あって、でもポピュラーなものも安く提供されていて、なんていうバランスの良さがここのヨークマートにはある気がするので、買い物プラスアルファの楽しみが得られるのはリピートしたくなる要素のひとつだわ。

魚や肉も同じように充実しておりました。
最近ではどこもやっているけれど魚調理サービスもあったし、置いてある魚も新鮮そうだったし。お肉は量り売りはありませんでしたが、牛肉系が充実してました。さらに「あとは焼くだけ」系の半調理肉も色々と用意されていて、結構使えそうです。

お昼ごはんに・・・と、ポテトサラダや筑前煮などちょこちょこっとお惣菜も買いましたが、どれも美味しかったし見た目もキレイでした。お弁当も充実していたし、揚げ物もカラッと美味しそうだったし、この惣菜コーナーもなかなか使えそうです(さすがにイオンのあの圧倒的な惣菜天国には勝てるかどうかですが・・・)。

スーパーに来たわりには、結局30分以上うろうろしていたかも。
まだ売り場が完全に把握できてないのと、価格設定がオープニング価格以降どうなるのかわかりませんが、ここはちょくちょく寄りたいスーパーだったわ!
夕飯のお買い物にパパッと済ませたいときなんかは、すごく使いやすいと思います。
ぜひ立ち寄ってみてはいかがかしら?

●ヨークマート八千代台店 047-480-7722
千葉県八千代市八千代台北10-24-1(地図)京成線「八千代台駅」西口より徒歩18分
【営業時間】10:00〜22:00
【駐車場】有り(108台・無料)
【バス】京成線八千代台駅西口より3番バス乗り場高津団地行き、2番バス乗り場八千代中央駅・八千代医療センター行き4分乗車「三愛団地」下車徒歩1分、東葉高速鉄道八千代緑が丘駅北口より3番バス乗り場から八千代台駅行き15分乗車「三愛団地」下車1分
【ホームページ】http://www.yorkmart.com/store/chiba/yachiyodai.html
【チラシ】http://yorkmart.misbit.com/sale/282/
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2010年03月25日

まちの駅 八千代緑が丘店

せっかく新鮮で美味しい地元野菜が、お得に手に入れられる場所があるんだもの!
週に2回ほど、普段の買い物に加えて市内のあちらこちらにある直売所へ食材調達に向かう私。
とはいえ、行くタイミングは大抵何か他の用事があるついでに済ませることが大半で、その方面近くの直売所へ立ち寄っています。例えば、勝田台やゆりのき方面だったらJAに、米本方面なら道の駅のクラフト、296沿いにもわくわく広場がありますが、先日緑が丘駅近くにも穴場な直売所があると教えていただいたんです。聞けば、緑が丘駅の北口側にある、都市公園プラザの1階なんですって!

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ただでさえ南口方面に住宅が集中しているうえイオンまであるから、この北口は人が流れにくいはず・・・にも関わらず、その直売所では14時頃には地元農家さんの野菜がすっかり完売してしまうほどの人気振りだというからビックリ!店名を聞いてみれば、都市公園プラザのオープン当初から営業している「まちの駅」だというから、更に驚きました。
というのも、開店当時に立ち寄ったときの印象が、よくある“みやげ屋”だったんだもの。日常的な買い物先として人が集まるお店というのは、どうにもピンと来なかったもので・・・。
気になる私は、早速お店を拝見しに行くことに。

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バスターミナルに面した1階店舗の中に、一際賑わいを見せているお店を発見!実はこの日はベジフルナインさんのお餅つき&直売イベントが店先で行われることもあって、いつも以上に店先には野菜が溢れているようでした。
⇒その様子はこちら
2010年04月06日 2/25ベジフルナインのイベントに参加してきました!


『野菜は八千代で農業を営む村山農園さん、飯島農園さん、そして安原いちご園さんが、毎朝新鮮な自家製野菜を直接持ち込んでくれています。本当は八千代だけで全ての野菜を賄いたいところですが、さすがに家庭で使う一般的な野菜全般を揃えることは出来ませんから、足りないものは市場から仕入れています。出来るだけ千葉産など近場のものを選んでいますが、物によっては地方の特産品が美味しい場合がありますから、そのあたりは融通を利かせています。』

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泥ネギなど新鮮さがより維持できる状態で置くこともあるそうですが、この日見かけた野菜は、どれもキレイに洗って包装されているものが多く、家で調理するときも扱いやすそう!
『こういった作業は、全て納品される時点で農家さんが手を入れてくれています。もちろんどれも朝採りの鮮度が良い野菜ばかりです。』

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売れ残ったら、翌日割引などして置くんですか?
『それが、売れ残らないんですよ。むしろ足りないぐらいで、大抵14時〜15時頃には農家さんから直接仕入れている野菜は完売してしまいますから、出来ればお昼頃までにご来店いただければ品揃えも良いと思います。もっと仕入れたいんですけれど、農家さんで収穫できる量にも限りがありますからね。』

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↑ 八千代産以外の定番野菜も店先に並んでいます。

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↑ 店内外に置かれているのはゆりのきにある花子クラブさんのお花。こちらもリピーターさんの多い人気商品のひとつとか。

さて、早速店内へ!
入口正面には市内農家の野菜が陳列されていますが、右手には地方産地の美味しそうな果物だったり、食卓の定番アイテム的なもやしやミニトマトなどといった市場で仕入れる商品などが置いてありました。
また、店内入口付近にはパウンドケーキや菓子パンなども置いてあって、野菜や乾物などばかりではないようです。

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↑ 全国各地の時季の果物やジュースなどが並びます。沖縄特産のサトウキビまで!本物をこうして日常的な場面で買えるお店って無いかも。

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↑ お友達のお家へ寄るときのちょっとした手土産にも使えそうなパウンドケーキ類も250円で。

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↑ お弁当に欠かせないミニトマトや、旬の野菜と合わせて使いたい小ネギやもやし、レモンや生姜などなども別のお店へわざわざ買い足しに行かずにすむのは嬉しい。

なかなかスーパーでは手に入れられないような、千葉県産の各種肉類も充実!凝縮された赤身やきめ細やかで甘味のある脂肪が売りの成田市大吉ポークや、木酢液を飼料に加えて鶏独特の匂いが少なく柔らかいと評判の錦爽鶏(きんそうどり)、楽天ショップでも数々の受賞をしている香取市サンライズファームの各種ウインナーやハムなども揃っています。

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↑ やっぱり新鮮で美味しい野菜は、美味しいお肉と一緒に調理したいものね。味の良さだけじゃなく、値段の手頃さも魅力のひとつかも。

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↑ 大吉ポークはこの近辺の直売所でも見かけますが、錦爽鶏は初めて手に取りました。どちらも“肉の味”が堪能できるので、シンプルに調理したくなります。

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↑ サンライズファームの通常1,050円で販売している品は、月・火・土曜限定で半額になるんですって!この日あとひとつしか残っていなかったとんとろハム(通常1,050円)は、豚のほっぺ部分で1頭からわずかしか取れない貴重な部位から作られたもの。霜降り牛のようだけどしつこくない脂身で、スライスしてわさび醤油などで頂くと絶品!だというこちらも、半額デーは525円。安ーい!
水曜日には自家製ソーセージ398円も25%オフの298円に。


しかもその並びには、とんとろハムやホワイトロースなどの切り落としを200gのパックにした自家製切り落としハムやベーコンが、なんと400円で販売されていました。
『正直、半額にしたりして儲かりませんよ〜!ですが、実はこのまちの駅自体は、もともとサンライズファームの直営店的なスタートだったこともあって、かなりお得に販売できていると思います。今はオーナーが産直の卸業を専門とする私どもに代わりまして、千葉を中心に全国各地から美味しい食材を集めるという部分も強化してきました。』

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切り落としベーコンやハムをはじめ、店内にはわけあり商品がいくつも目につきました。実はこの商品にも、まちの駅ならではのこだわりがあるんだとか。
『最近は何でもかんでも“わけあり”として売りたがる傾向がありますが、うちでは本当にお得感があるものを見極めて置くようにしています。また、わけあり品ではなくオススメのために定価より大幅に値を下げて特売する商品などもありますから、ぜひ色々とチェックしてみてくださいね。』

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↑ 通常500gが1,800円で販売されているいわしの角煮。形が崩れているというだけで、なんと680円!

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↑ 食品見本市で高評価だった小豆島の丸島醤油(国産有機醤油)も、定価787円が398円で販売されていました!また、地方でしか取り扱っていない調味料も色々と陳列されています。さすが産直の卸業者ならではの品揃え!

人気商品のひとつとして紹介してくれたのが、こちらの冷凍食品。大吉ポークやサンライズファームの肉を使ったシューマイや餃子は、味が良い!とリピーターも多いんですって。

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↑ とんとろハムを使った棒餃子や、大吉ポークのジューシーな手作り豚肉シュウマイ、信州塩尻産のキャベツや白菜などを使った国産餃子などが置かれています。

この冷凍食品の傍らに、“八千代のバラの生キャラメル”なるものを発見!これは、八千代台にある「味の十字星」という主婦の方が始めた惣菜のお店で開発されたもので、朝日新聞にも取り上げられたことのある品なんだとか。八千代産の牛乳や千葉県産のハチミツなどを使って、八千代らしくバラの香りをきかせたものだそう。

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こちらの棚は、「茂蔵(しげぞう)」の豆腐コーナー。最近は睦公民館の隣りにも直営店が出来た茂蔵ですが、まちの駅でも豆腐や豆腐で出来た惣菜などの加工品、さらに豆腐から出来たお菓子なども種類豊富に陳列されていました。

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↑ 毎週木・金・日曜日はお豆腐の半額デー!茂蔵豆腐(きぬ・もめん)105円の品が60円に、極上豆腐や湯葉豆腐、豆乳など210円の品が105円となるなど、お買い得商品目当てにこの日も賑わっていました。

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↑ 手軽な調理ですぐに食べられる惣菜系も充実。豆腐で出来ているっていうだけで、ヘルシーで美味しそうに感じてしまう!

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↑ 茂蔵の豆腐で出来たお菓子もいろいろ置いてあります。

なび次男がアレルギーっぽくて、母乳に出ないよう乳製品や卵を出来るだけ控えるようにしているので、主食がご飯なことが多い最近のなび家の食卓。ご飯のお供にしじみ佃煮やあさり昆布煮、じゃこ胡桃などといった渋めな惣菜をよく買うようになりまして、ついつい気になったこちらのコーナー。
値段も手頃だし、貝類もふっくらと仕上がっていて量もなかなか!魅力的な品揃えで、ついつい何パックも手が伸びてしまいます。

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↑こちらは「房総卵」。ヨード卵光を作っている生産者のひとりで、その卵を産むにわとりの卵なんですって。成分的にヨード卵光には至らなかった卵ってことかしら?(6個入り100円)

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↑小倉さんが手掛ける卵「ハーモニー」は旨みが深くて白身ももっちりと美味しいそう。このときには並んでいませんでしたが、お隣り大松さんの卵は20個入りの箱売りだそう。

限られたスペースの中でも、日々の買い物先として十分立ち寄りたくなるような店内に変身していた「まちの駅」。それも、今のオーナーさんがそうなるように意識して店づくりに励んでいるからでした。
『とにかくお隣りにイオンさんがありますから、いかにスーパーと差別化できるか?という点に意識を置きました。一般的なスーパーでは買えないものを陳列したり、地元の名産はもちろん地方の特産品を扱うことで、より美味しくて珍しい商品をご紹介できるようにしました。そういうことについては得意分野ですしね。
とはいえ、毎日来ていただける店づくりのために、直売所の旬野菜だけでは揃えきれない日常野菜を市場で仕入れたり、調味料なども置くなどして一通り何でもそろうように心がけています。値段についても、出来るだけお求め安い価格で頑張っていますよ!』

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活き活きとした“まちの駅”を訪れて、以前の鮮度感が無いお土産やさんといった印象が一瞬で吹き飛んでしまいました。確かに、こんなお店なら“ついで”が無くても足を運びたくなるのが分かる!
直売所に恵まれた八千代、やっぱり暮らしやすいなぁ。

●まちの駅 八千代緑が丘店 047-458-4129
千葉県八千代市緑が丘1-1-1 都市公園プラザ1階(地図)緑が丘駅北口バスターミナル前
【営業時間】平日/10:00〜20:00、土日祝日/10:00〜19:00
【定休日】無し
【支払方法】現金のみ(カード利用不可)、ポイントカードなどは無し(H22.3月時点)。
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2009年07月20日

人気!トウモロコシ&枝豆(食の広場PIAZZA ピアッツァ)

自家製の新鮮野菜はもちろん、調味料や乾物類、さらにはマクロビに配慮した冷凍食品や加工食品に至るまで、食の安心を丸ごと提供したい!と日々工夫と努力を重ねていらっしゃる農産物直売所「食の広場ピアッツァ」さんで、イチオシの夏野菜をお伺いしてきました!
→食の広場 PIAZZA(ピアッツァ)のお店レポートはこちら

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『直売所の醍醐味といったら、新鮮で美味しいことはもちろん、他ではあまり見かけない品種や、流通が難しくて市場で出回りにくい野菜が扱えるということです。うちでも夏野菜全般を扱っていますが、特に特色の出ている商品としてオススメしたいのが「枝豆」と「トウモロコシ」なんですよ。』

そうお話されるのは、ピアッツァの自家製野菜を栽培しているご主人の周郷さん。このあたりでは、“さっぽろ緑”という品種がポピュラーだそうで、色が濃くて美味しそうに見えるのですが、周郷さんが栽培しているのは“湯あがり娘”という品種。
去年あたりから他でも見かけるようになったこの枝豆に目をつけたのは、5年前だとか!風味が茶豆によく似ていて、甘さに加えて絶妙な旨味が楽しめる品種だそうです。

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この日は湯あがり娘の試食も置いてありまして、丁度来店されていた男性のお客さんも「お、旨いなぁ!」と感動されていた様子。そして、カゴの中へ一袋・・・。
試食を用意されている店長にゆで加減のコツを伺いましたが、一般的なものよりサヤが大きくて中の薄皮もやや厚めなので、気になる方は少し長めにゆでてもとのこと。ちなみに、塩は振らなくても十分コクが楽しめますが、お好みで。

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私も帰ってから頂きましたが、ゆでたてはもちろん、冷やしてもしっかり濃厚な風味が楽しめました。そうそう、ゆでている最中は、本当に茶豆っぽい香ばしい湯気が!

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枝豆といえば、8月一杯で終了というイメージがありますが、厳しい残暑の中でビール&枝豆・・・なんていう需要が多いので、品種も晩秋まで収穫できるものが出回っているんですって。
そこでピアッツァでも、9月からは恋姫(こいひめ)、さらに10月は雪音(ゆきね)という品種を販売予定!ちなみに、この雪音も湯あがり娘と同じく茶豆風な旨味を堪能できるそうですよ。

さて、枝豆と並んでイチオシというトウモロコシですが、ピアッツァさんで販売しているのは「味来(みらい)」です。品種的にはポピュラーですが、最近では実が小さめであまり大きくならならず、見栄えがしないために高値で売れないということもあって、もっと大きく育つ品種がメジャーになってきているようなのですが、糖度や旨さにおいては味来は優良品種!
そこで周郷さんは、通常300gほどに育つこのトウモロコシを350gほどにまで大きく生育させる努力を施すことに。

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『うちで出している野菜は、季節によって資材がかからなくなればその分値引いて提供しているんですよ。7月一杯まではトンネルをかけていますが、8月以降はそうした資材が不要になりますから、資材や手間賃分を引いた価格で販売します。』

そうそう、枝豆もトウモロコシも必ず朝に収穫したものをお店に並べているんですって!特に枝豆はサヤを外すのを手作業で行っている農家が多く、大抵は前日に収穫しておかないと朝の出荷に間に合わないというケースがほとんどのようですが、周郷農園では機械を導入しているので難なくクリアできるんだとか。

さらに、ピアッツァで並べている野菜は全て泥を落とした状態できれいに包装されているのも、主婦にとっては嬉しい心遣い。
『泥付きのほうが確かに日持ちはするかもしれませんが、やっぱり一般のご家庭でキッチンを使って泥を落とすのは一苦労。それに野菜も水洗いした状態のほうが、本来のシャキっとした姿になれますからね。いくら丈夫で健康な野菜であったとしても、人間で言えば“朝ごはんを食べ忘れて元気がない状態”みたいなものですから、お客様の目にはしなびた感じに映りかねません。せっかく栽培した大切な野菜を、最高な姿で販売したいという思いもありまして、あえて水洗いしたキレイな野菜を陳列しているんですよ。』

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もうひとつ、この夏オススメの食材がイタリアントマトと丸トマト。
イタリアントマトは“サンマルツァーノ”という品種のものだそうで、煮ることによってさらに美味しくなるという料理向けのトマト。
“丸トマト”のほうは、市場にはなかなか出回ることのない貴重な品種!見た目は桃太郎トマトのような形でこちらは生食向きなんですが、特徴として皮が結構固めでギュッと中身が凝縮されている、ゼリーの少ないトマトです。サンドイッチや、輪切りにスライスして薄切りのモッツァレラチーズと交互に並べたサラダなんかにもいいかも!
それに、ゴールデントマトという黄色いトマトも用意する予定だそう。サラダの彩りに、パプリカ以外の黄色が添えられるのはピーマン嫌いなうちの食卓(私は好きなんですが・・・)には、もってこいの食材だわ!

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他にも、サラダや炒め物に人気のズッキーニ、そして夏が旬のえびすかぼちゃやほっくりかぼちゃも、冬至で新物が並べられるよう晩秋前ギリギリまで栽培を続ける予定とか。普通は8月一杯で収穫を終えてしまうかぼちゃですが、このあたりも直売所ならではのことですね。

そうそう、ピアッツァさんでは今年から本格的に葡萄の販売も開始されるんですって!今栽培しているのは3種類で、7月終わりから8月中旬にかけて、お馴染み“デラウェア”を。8月終わりから9月上旬あたりまでは“涼玉(りょうぎょく)”という青葡萄で、さらにその後9月15日頃まで“藤稔(ふじみのり)”という巨峰よりもさらに大粒の黒い葡萄が収穫されるそうです。

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涼玉は、皮が食べられて種無しの品種なので、ゴミが出ず子供でも食べやすいそう。実は先が尖ったようなやや細長い形で、さくさくっとした食感がポイントだとか。ほのかに感じる酸味が夏にピッタリの、爽やかさ溢れる葡萄をぜひ堪能してみては?

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藤稔はとにかくビッグサイズ!畑も見せていただいたんですが、9月の収穫時期までまだまだだというのに、既に何だか大きい・・・。まだ青々とした実ですが、これから次第に黒く色づいてきます。そして、既にぎっしり実った果実もかなり間引いていって、一粒ずつがさらに大きくなるよう育てていくそうです。ちなみにこちらも種無しタイプ!巨峰と同じく皮は食べられませんが、皮離れが良くツルっと食べやすいそう。しかも、糖度が高くて酸味や渋みが少なく、コクのある甘味を堪能できるという最近出てきたばかりの希少品種!

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どの葡萄も、まだまだ数が豊富にあるわけではないので、お店で購入できる期間もそれぞれ2週間程度とあっという間!気になる方はぜひこまめにチェックしてみてくださいね。

この葡萄畑を見せていただいたついでに・・・と、ピアッツァさんの最有力選手“イチゴ”の状況も見せていただきました!
実は今年の春は病気にやられてしまい、今までにない不作だったそうで、この冬から来春にかけてのイチゴ育成には大きな投資をしたんだとか。

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今までは苗を地面で育てていたのを、今回からテーブルの上に特殊な資材を用意し、水を上から与えるのではなくイチゴの苗床自身が下側から吸収できるようにする方法に切り替え。
イチゴって秋くらいから苗を用意して冬に収穫するもんだとばっかり思っていたのですが、実は1年がかりの大変な作物なんだと知りビックリ!親となる苗から伸びるツルを小さなポットへ移植し、どんどん子、孫と増やしていく作業など、去年の秋から今年の秋まで1年かけて生育。それをビニールハウスへ大切に植え替えて、私たちが見かけるあのイチゴ畑になるんだそう。
そして植え替えのタイミングには、また来年分の親苗を育て始める・・・という途切れないサイクルでイチゴは栽培されていたんです。

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周郷さんのイチゴ、今年の冬はぜひぜひ大豊作を迎えますように!
12月頃にはハウスの様子を見に行けるようなので、またその折にイチゴのレポートもお届けいたしましょう。

いよいよ夏本番!
ぜひ美味しい新鮮野菜で、元気に暑さを乗り越えてみてはいかがでしょうか?

●食の広場 PIAZZA(ピアッツァ) 047-459-9121
千葉県八千代市大和田新田643-3(地図
【営業時間】9:30〜18:30
【定休日】木曜日
【駐車場】有り/7台
※毎週火曜日は周郷農園の野菜88円セール!
【ホームページ】http://members3.jcom.home.ne.jp/sugou-piazza/index.html
【関連レポート】
2008年11月04日 食の広場 PIAZZA(ピアッツァ)
posted by やちなび子 at 00:00 | Comment(0) |  >スーパー・生鮮食品店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月04日

食の広場 PIAZZA(ピアッツァ)

食品の偽装やら混入やら、毎日のようにニュースに取り上げられていますが、家族の食卓を管理している主婦にとって“安心して口に出来る食材かどうか?”は、“値段の安さ”に勝るとも劣らない重要なチェックポイントとなってきました。

有り難いことに、ここ八千代市では新鮮野菜を手に入れやすい環境にありますが、食材だけではなく調味料や乾物類、「今日は疲れたなぁ・・・」なんていうときに欠かせない“冷凍食品”や“加工食品”に至るまで、食の安心を丸ごと提供したい!と日々工夫と努力を重ねていらっしゃる農産物直売所があるということで、そのこだわりをお伺いしてまいりました!

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場所は八千代中央駅前を走るゆりのき通りの突き当たり、トヨタを左折してJA八千代市を過ぎたすぐ先にある緑色の屋根が目印のお店「食の広場 PIAZZA(ピアッツァ)」です。T字路の角に駐車場があるので、車でのアクセスも楽ちん!

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前を通る機会も多く、今まで気にはなってはいたものの、でも直売所と書かれている割には店名が“ピッツァ”だしなぁ。まさか野菜も売ってるイタリアンカフェ?なーんて、勝手に想像して二の足を踏んでいたんですが・・・。
今回よくよく読み直してみれば、“ピアッツァ”じゃん!(ちなみに、これは「皆さんの集まる広場(ピアッツァ)」という意味だそうです。)

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外観からは、ちょっと想像のつかなかった店内ですが、天井が高いせいか限られたスペースの割にスッキリと感じられるログハウス風の空間に、新鮮野菜が手に取りやすく並べられていました。奥にはひき立てのコーヒーや自家産シャーベットなどが頂ける喫茶スペース、さらに農産物だけではなく、乾物や調味料、加工食品なども右側一面に陳列!
パッと見回しただけでも興味をそそられる品々がずらり。

これは、ただの直売所じゃなさそうだわ・・・。

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こちらのお店はご主人の周郷さんが野菜を栽培し、そして奥様がピアッツァの店長として野菜やその他の品々を販売なさっているんだそうです。イチゴを中心に四季折々の野菜を栽培している周郷農園さんですが、無農薬や有機肥料といった安全・安心野菜の栽培にこだわりを持っていらっしゃいます。

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『有機肥料を主体に、作物を健全に育てています。安全面でも農薬散布は最小限にとどめ、防虫ネットを併用して農薬の使用を無くす工夫をするなど、無農薬に近い状態を保っています。そのため、味はもちろんのこと、葉物などは色がとてもキレイなんですよ。』

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販売されている周郷農園の野菜は、すべて朝採りした新鮮なものばかり!しかも、営業途中でも「里芋が品薄になってきたから、採ってきてー!」なんてご主人に声をかけていらっしゃいましたが、裏手の畑から都度収穫もしてきているようで、夕方頃に伺ってもさほど品数は少なくはありませんでした。

直売所だけあって、価格も魅力的。
スーパーに比べてもぐーっと割安感がありますが、この価格は基本的には“通年定額”にしているんですって!だから、他の直売所でもっと安く売っているときもあるかもしれませんが、逆に高い時期でも同じ価格で安定供給。
豊富に収穫したときなどは値下げもするそうですが、いつ行ってもピアッツァならこの値段で買えるというのが分かっていると、お店にも寄りやすい!
そうそう、それに毎週火曜日は、なんと野菜の88円セールが開催されているんです!周郷農園で収穫された野菜が対象だそうですが、先日立ち寄った際も、はち切れんばかりに元気なほうれん草の束も、太い長ネギが4〜5本入った袋も、ぜーんぶ88円!これは穴場だった・・・。

中には周郷農園じゃなく、船橋や八街などの農園名が入っているのもありますが・・・?
『うちの作物だけでカバー出来ないときなどは、同じ産直組織へ出荷している農家から買って来るんですよ。もちろん有機栽培や無農薬にこだわっている、身元の明らかなところですから、うちでも安心して置いています。それ以外に、美味しい地方の果物を仕入れたりもしますよ。ちなみに今日は、長野のリンゴを置いています。』

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青々とした野菜の右手には、背丈ほどもある高めの棚にずらりと乾物や調味料、加工食品などが並びます。左上から順々に見ていくなかで、ふと目を奪われた商品が。
「あ、これって今朝のテレビで特集していた栃木産の“かんぴょう”だ!」

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お味噌汁に入れたり、パスタ代わりに使ったりと、栄養豊富で健康に良いダイエット食材だと言っていたのですが、栃木から取り寄せないと良質なものが手に入らないのかしら?なんて思っていた矢先だったので・・・。
なぜかかんぴょうに心を奪われている私を見ていた店長、気になったようで声をかけてくれました。
『かんぴょうは、お味噌汁も美味しいけれど煮物にしたりほうれん草と和えたり、色々使えるのよ。ところでなび子さん、戻し方は知ってる?』

あ・・・知らない。

『かんぴょうは塩もみしてから、人肌くらいのぬるーいお湯にお砂糖を少し入れて、30分くらい戻すんですよ。それから洗って食べやすい大きさに刻んで使うんです。そこからの調理も、簡単に味付け出来るこのダシ醤油はオススメよ。』

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そして、左下に並んだ醤油やみりんなどの調味料コーナーから、めんつゆに使うようなダシ入りの醤油を紹介してくれました。これは化学調味料を一切使わず、良質素材で作られた一本だそうで、これさえあれば簡単に煮物が出来ると店長も絶賛!
『2倍くらいに水で薄めたものを鍋に入れて、そこに根菜など季節の野菜を煮込むだけでバッチリ味が決まるの。例えば、里芋なんてどうやって調理なさってる?』

里芋は・・・皮をむくのが面倒で、あまり買いません・・・。

『そうなのよね。でもね、里芋は泥だけ流して皮がついたまま丸ごと下ゆですれば簡単よ!ゆでてからならツルっと手で皮がむけるし、何より小さな芋がさらに小さくならずに済みますし。しかも、むいてからゆでるとブクブクと泡が吹いてどうにもならなくなったりしませんか?そうした面倒なこともこのやり方なら解消です。
下ゆでして手でむいた里芋は、別の鍋に薄めたダシ醤油と一緒に5分ほど蓋をしながらゆでれば、もう完成!そのまま置いておけば、どんどん味もしみるしさらに美味しくいただけますよ。』

万能ダシ醤油も、一本だけじゃなく何種類か置いてあるのですが、どれも素材のしっかりした良品ばかり!それだけではなく、こちらのお店に置かれた調味料や乾物、加工品のどれもが、店長でいらっしゃる奥様が、ひとつひとつ厳選して販売しているこだわりの品々なんです。

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どれも自分が良い!と思って並べた商品。だからこそ、みりんやお酢、ソースやケチャップまで、どれを伺っても風味やクセ、使い方などをソムリエの如く紹介していただけるわけなんですね。
“このオイスターソースなんて、さらさらしてるでしょ?普通はどろっとしているけれど、これは魚醤がベースで原材料のところにも牡蠣エキス以外に無駄なものが書いてないのよ。”
“ソースの原材料が、こんなにはっきりと書かれているものを見たことがある?このケチャップなんて、トマト缶代わりに利用できるくらいなのよ”
なんて色々聞いていると、家にある調味料が使えなくなってきそうです・・・。

『せっかく健康な野菜を取り入れても、それを調理する調味料が化学調味料ばかりのものでは効果も半減です。そこで、新鮮野菜だけでなく、それを調理するものにも気を使えるお店づくりを始めたんです。毎日少しずつ使うものだからこそ、良いものを取り入れてもらえればと思いますし、しっかりした調味料なら特別なことをしなくてもバッチリ味が整うんですよ。なび子さんのように小さなお子さんがいらっしゃって、料理に手間暇かけられない!というお母さんにこそ、ぜひこうした調味料を活用してもらえればと思っています。』

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確かに調味料って、使い終わるまでに時間がかかるから、その間ずーっと毎日の食卓に微量の素材を体に取り込んでいるんですものね。もちろん価格的には他でもっと安いものもありますが、素材の良質さと安心を買うことを考えれば、一概に“高い”とは言えないかも。

調味料だけじゃないんです。
棚には缶詰やレトルトカレー、クイック料理の素なども置かれているのですが、中でも衝撃を受けたのが“体に悪そう”の代名詞的な加工品、インスタントラーメンまで添加物の入っていない国内産のものが並んでいたこと(しかも結構種類が多い)!
『袋に“無かんすい”って表記されているでしょう?このかんすい自体は本来自然の素材だけれど、とても高価なものだから市販されているラーメンのかんすいはどれも化学的なもので代用されているんです。そういう人工的なものが一切入っていないから、小さなお子さんのお昼で出してあげても安心!忙しい時も、野菜をたっぷり入れれば十分食事として使えますよ。』

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実際、帰りに買ったカレーうどんを一袋頂いてみましたが、確かに人工調味料に慣らされた私やなび夫さんにはパンチ的には物足りない感はあったものの、なび息子には刺激がないようでほとんど完食してました。確かに素ラーメンより、野菜入りのほうがコクが出ていいかも。

加工品の中には冷凍食品のコーナーまでありました。
“冷凍食品”なんて言ったら、最近はイコール“素材に何が使われているか分からない”と敬遠されがちですが、このお店で扱うのは、肉を一切使わず植物性たんぱくだけを使用した、安全冷凍食品シリーズ「マクロdeグルメ(オーサワジャパン)」という商品。これは、無農薬有機栽培のものを優先した純国産で国内加工、さらに中国産原料は一切不使用、添加物も精製した砂糖も不使用・・・などなど、普通じゃ考えられない素材で作られているそうなんです!
マクロdeダイエットシリーズはネット販売などもあるようですが、ここなら送料不要で好きな時に好きな分だけ購入できるのもいいですね。

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マクロdeグルメ以外にも、房総もち豚の冷凍パックや餃子なども置いてあります。これらもすべて身元の明らかなものばかり!中でも豚丼なんて、原材料表記を抜粋しますが「豚肉(千葉県産房総もち豚)、砂糖(鹿児島県喜界島)、チキンエキス[鶏(国産)、食塩(国産)、デキストリン(原料 タピオカ(タイ)]」など、そこまで書くか?!と思うほどの明記っぷりです。

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隣りには“三陸沖の秋サバ厳選”“銚子港水揚げのマイワシを厳選”といった、聞くだけでも美味しそうな旬の素材をパックした缶詰や、炊き込みご飯の素(これもやっぱり自然素材ばかり)が置いてあったりと、自然食品と相対するような加工食品の充実さが、何とも面白い店なんです。
『主婦業だって、いつも精一杯じゃ疲れます。たまには料理も楽に済ませたいですよね。そんなときでも、手軽に使える加工食品は主婦の強い味方!ぜひ安心して利用していただこうと思いまして。』

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毎日家族のために安全な食卓を!と頑張ろうと思えば、身近で新鮮野菜が手に入る八千代ですが、ときどき利用する加工食品は、さすがに良質なものを選別できるほど身近に揃っているかしら・・・?原材料を見比べて探し出す苦労をせずとも、このお店のものなら信頼してどれでも手に取れるというのは、嬉しい限りです。

こうしてお店の商品を紹介していただく中で、いかに店長自身が「食」に対して大変なこだわりを持っているかが、ひしひしと伝わってきましたし、だからこそここまで徹底した店づくりが出来るんでしょうね。

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帰りに野菜やダシ醤油などを買って帰りましたが、エコバックや買い物袋を持参すれば、ポイントカードにスタンプがたまるそうで、一杯になれば100円キャッシュバック!しかも、毎週火曜日には88円セールもあるし、そうしたお得なサービスが何より有り難いですよね。
さらに、四季折々でのイベントも満載!先月行われたお米の収穫祭「新米フェスタ」の期間には新米をプレゼントしてくれたり、暮れには餅つき大会、1月頃からはイチゴ狩り体験が出来たり。

レジの奥には2階へ上がる階段があって、「八千代ナビ!イベント情報(→こちら)」でもご紹介している生け花の一日体験レッスン「ピアッツァ1dayレッスン“花あそび”」というイベントが、毎月開催されています。ここはカルチャースペースとして1時間500円で貸し出してもいるそうで、打合せスペースやこうした趣味の講座、また簡単な調理場もあるので料理教室などにも利用されています(この詳細は、後日またレポートしてきます!)。

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このほかにも、TVチャンピオンなどで有名なル・パティシェ・ヨコヤマさんも扱っているという八尾農場の卵だったり、1〜2年近く熟成させた味噌だったり、まだまだ興味深いポイントがあるんですが・・・百聞は一見にしかず。ぜひ一度お店へ足を運んで、その面白さを体験してみては?
そして調理に困ったら、ぜひ店長へ。調味料や加工品までアドバイスしてもらえるお店、なかなか無いですよー!

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●食の広場 PIAZZA(ピアッツァ) 047-459-9121
千葉県八千代市大和田新田643-3(地図
【営業時間】9:30〜18:00(1月は17:00まで)
【定休日】木曜日
【駐車場】有り/7台
※毎週火曜日は周郷農園の野菜98円セール!
【ホームページ】http://members3.jcom.home.ne.jp/sugou-piazza/index.html
〔関連レポート〕
2009年07月20日 人気!トウモロコシ&枝豆
posted by やちなび子 at 00:00 | Comment(1) |  >スーパー・生鮮食品店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月19日

健康応援館「Kuo(クオー)」

「八千代台にね、一見すると何屋さんなのかよく分らないような、面白いお店が出来たんですよ。ぜひ一度訪ねてみるといいですよ。」
そんなお声掛けを、八千代台で飲食店を営む方から頂いたのがきっかけでした。聞けば、食材や健康食品などが置いてあって、奥には軽食喫茶もあるんだけれど、一口に“何屋さんか?”と聞かれてもどう説明していいのか分らない・・・とのこと。
え?なになに?

八千代台の東口側に続く商店街を通り抜け、ナリタヤの交差点をさらに花見川方面へ渡ったすぐ右手に、お!これか!!「健康応援館Kuo」と書かれた看板を発見!

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軽食系のメニューが貼られているので、パッと見は飲食店なんですが・・・外に置かれている野菜や花の鉢、それにガラス越しに見える店内の様子からは商店街にある青果販売店にしか思えません。
うーん確かに。ここは一体何屋さんだ?

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入口の扉を引いて中へ入れば、すぐ右前にスイーツのショーケース。数種類のケーキが置いてある、そのすぐ左側では八百屋さながらの野菜陳列コーナーが!
かとおもえば、植栽を挟んだ奥にはちょっとシックなテーブル&チェアが広がるというこの店内。かといって、ごちゃごちゃとしているわけではありません。このカフェスペースなんて、外観からは想像つかないほど広くて、4人掛けテーブルが5つほど、さらに5人〜6人掛けテーブルも3つほどがスッキリと配置してありました。間接照明も利いてて、むしろ雰囲気が良いくらい。

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つっこみどころはまだまだ続きます。
会計レジのカウンターには味噌や漬物など色んな食材が並べられているかと思えば、その背面の壁には“カレーライス始めました”の貼り紙、はたまた健康素材のミックスジュース紹介。
飾り棚には、ジャズ好きにはたまらない?“リトルジャマー”(→バンダイのエンターテイメント・オーディオ商品。専門雑誌もあるほど人気のシリーズ)の演奏隊まで・・・。
店に入っても、謎はさらに深まるばかり。

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とりあえず、どんなコンセプトのお店なのか?謎を解明するべく、お店の方に直接お話を伺ってみることに。
『お店を始めたきっかけは、自分たち3人のメンバーが、50歳を過ぎて健康に気を遣うようになったからというのもあるんです。それぞれが経験してきた仕事を生かして、こうやってこだわりの品ばかりを揃えた店をオープンしたんですよ。』

店内で販売しているほとんどの商品が国産品!産地が明確に分かる野菜や果物、漬物などなど、全国各地からこだわりの品を仕入れているんですって。自分の目で、舌で確認した良品をチョイスして、納得のいくものだけを置いているというその店内、早速青果コーナーから拝見です。

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陳列してある野菜それぞれにこだわりを持って仕入れているので、聞けばどこで栽培してどのように食べるのがお勧めなのかも教えてくれるそう。何だか野菜ソムリエがいるお店みたいです。
調理方法が少し面倒なフキの前では、「普通筋をとってからゆでるのが常識だけれど、それじゃ手間がかかって余計敬遠してしまいがち。ゆでてから筋を取った方がラクですよ。」など、一言アドバイスもしてくれました。そんなプラスサービスがあるお店だし、値段が高めなのかと思いきや!スーパーに比べても割安な印象です。

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お店の自慢は、スーパーではあまり馴染みのないような野菜も積極的に置いていることだそうで、中でもイチオシなのが最近よく耳にする食材“ヤーコン”。
『お腹の調子を整えるフラクトオリゴ糖が含まれていますし、また動物性脂肪の吸収を抑える働きもするので高脂血症の予防にも良い野菜なんですよ。血液をきれいにして動脈硬化予防の作用もあると言われていますし、特に糖尿病の方にオススメの食材です。』
見た目はさつまいものようなんですが、中はジャガイモのような色合いで、食感はレンコンみたいにシャキシャキしてるそう。食べ方はレンコンの代用みたいな感じで煮物や炒め物など幅広く使えるし、さらに生でも頂けるんですって!
それでも“ちょっと調理に自信がない、食べたことが無いから躊躇してしまう”といった声も多く、ヤーコンを使ったレシピのコピーまで用意していらっしゃいました。
また、ヤーコンをはじめ、あまり畑で栽培されているイメージが沸かない野菜を紹介するべく、テラスに鉢植えが置かれています。ちなみに一鉢300円で購入することもできるそう。

新鮮野菜だけではなく、漬物や梅干し、乾物や味噌なども置かれています。どれもこだわりの品ばかりだそうで、漬物に使われている野菜は国産!味噌も“越後名立味噌”という手作り無添加味噌を取り扱っています。この味噌は天然醸造でこうじつくっている新潟の醸造元から仕入れているそうで、普通のスーパーではまず置いていないとか。

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卵もオススメ商品のひとつ。
「朝産たまご」はお店の方が毎朝仕入れに行っていて、1ネット100円〜150円とかなりお安いのも魅力。
ちょっと変わった卵も発見!黄身が2つ入っているという「双子のたまご」です。センサーチェックされていて、どれを選んでも必ず双子なんだとか。
これをゆで卵にして、横じゃなく縦にカットすると、黄身が並んで見えるのでお弁当用に購入されるお母さんも多いそうです。お子さんも「友達にびっくりされた!」とすごく喜んでくれるそう!

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さて、そんな数々のこだわり食材を取り入れたお食事が、お店の奥にあるスペースで頂くこともできます。メニューは、有機栽培のこだわりコーヒー、効能豊かな各種ハーブティ、体の中から癒してくれる健康野菜や果物のフレッシュジュース、さらにリーズナブルさが嬉しい各種お食事の数々!と、実にバラエティ豊かなラインナップ。

健康をテーマにしたお店なだけに、フレッシュジュースにはかなり力をいれていらっしゃる様子。ひとつの素材だけを使ったストレートタイプは350円、数種類の素材を組み合わせてあるミックスタイプは370円で販売されていますが、とにかく内容が良心的!グラスが大きめで量がかなりあるのに、よくある“氷で増量タイプ”ではありません。絞ってもそんなに量にならないフレッシュジュース、氷で増量タイプのお店だって500円近くするのに、この内容でこのお値段!
かなり頑張っているそうです・・・。

さっそく、先ほど紹介してもらった健康素材のヤーコンと組み合わせた「ゴーヤ&ヤーコンジュース」と、桑の実のジュースをいただいてみました。
ヤーコンは生絞り、それにゴーヤです・・・リンゴが加えてあるとは書いてあるものの、かなり覚悟して一口。
あ、でも思っていたよりも飲み口がさわやかで飲みやすい!もっとドロッとしているかと思いましたが、漉してあるのか液体はサラサラ。確かにあとからゴーヤの苦味を舌の奥で感じるけれど、それでも健康素材を手軽に取り入れられると思えばなんてことはない!
意外に思える組み合わせでしたが、結構人気なんだとか。

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赤い色のグラスが、桑の実のジュース(マルベリードリンク)です。鮮やかな赤から想像できるように、効能は豊富なアントシアニンによるポリフェノール作用!さらに鉄分・カリウム・亜鉛などのミネラルも多く含まれていて、女性に人気で関連ネット商品もすぐ売り切れてしまうという桑の実です。
お味は、割と深めな甘みですが飲み口はさっぱりしていて・・・何となく、ロッテのブルーベリーガム味に似てる?

ドリンクと一緒に頂けるスイーツも充実しています。
オススメは北海道加工商品フェアで最優秀賞を受賞した経歴のある、北海道伊達市の牧場「牧家」の目玉スイーツ。ここでは「牛のたまご」という名称で販売しています。

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見た目が変わっていて、風船の中に入っていて丸い形をしています。これにプチッと楊枝でも刺してお皿にあけると、真っ白な濃縮プリンが“ぷりんっ!”と登場。(上写真の一番右は、半分にカットしたものがお皿に乗っている状態です)
付属でカラメルソースが付いているんですが、プリンの味が繊細でソースに負けてしまうということで、お店のメニューで出しているプリンにはキウイフルーツなどのオリジナルソースがかけられています。
『フルーツソースは日によって色々変えているんですが、フルーツのほど良い酸味が利いててプリンに大変合うとご好評です。一度お店で召し上がった方からは、カラメルソースはいらないと言われるほどです。ご自宅でも、カラメルソースではなくママレードなどのジャムを添えて召し上がってみてください。』

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このプリン、実に濃厚!!
味だけでなく食感もモッチリしていて、スプーンですくうとプリンが歪むくらいです。ふわっと広がる風味は、何だかチーズになる超ギリギリの直前のような感じでもあり、濃厚プリンってたくさんありますが、どれとも全く違う、今までに味わったことのない風味なんです。
けれど、後味はあくまでさっぱり!しつこさがなく口の中でいつまでも残らないので、ついついスプーンが加速してしまうんですが、一口がとっても濃厚なので半分の量でもかなり満足できてしまいます。

『1歳前の赤ちゃんから90歳のお年寄りまで、誰もが安心して食べられるプリンです。こちらに通ってくださるお母さんも、1歳のお子さんが大好きだからと週に何度も購入してくださっていて・・・一度食べたら病みつきになる方が本当に多いんですよ。』
もうすぐ2歳になるなび息子も、相当ハマってしまったようで・・・結局まるまる1個(プラス、さらに私のお皿にまで手を伸ばして)食べてしまいました。食べ過ぎだよ!

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お食事メニューにも健康テーマがしっかり盛り込まれていました。
福井産コシヒカリを使用した五穀粥やそば粥など5種類ものお粥が単品500円で用意されていたり、家で下ごしらえするのが面倒なフキやタケノコなどの素材を積極的に取り入れた季節の混ぜご飯なども頂けるようです。混ぜご飯は、漬物と味噌汁付きで500円!
その他、ドライカレーやエビピラフ、数種類のスパゲティやカレーなどなどもワンコインの500円で食べられるとのこと、これは一人暮らしの方にも強い味方?!ちなみに、ランチタイム(11:30〜14:00)には、日替わりサラダとコーヒーor紅茶付きで760円のセットなどもあるようです。

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帰りに、ミニトマトや玉ねぎ、スイカ、卵に味噌などなど、かご2つ分もの食材を買いこんで帰ってきました。早速翌朝に目玉焼きを作ったのですが、黄身の色は濃くてパッツパツ!表面張力の限界を感じるほどに丸く盛り上がった様子に、こりゃ生たまごで食べればよかったと後悔するほど。
10個ほど袋に詰めたミニトマトは、とっても味が濃くて甘くジューシー!ニラはビニールに入れていたせいか、その晩に調理するときには先がふにゃってしまったかと思われましたが、刻むとバリバリ・キュッキュッと新鮮そのもの。特に香りが強くて、ニラらしいニラを頂けました。
500g入りの味噌も購入しました。あけてすぐは、ちょっと麹の風味が強いかな?という印象でしたが、数日冷蔵庫に寝かせておいたところ、馴染んできてどんどんと風味豊かな味噌汁に!
ちなみに、減塩タイプとのことですが、いつも普通の味噌を使っている私でもさほど気にならない程度です。

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“毎日店内に変化がある”と聞いていたとおり、その後2回ほどお店に立ち寄ったんですが、毎回新しい食材を発見したり、興味深いお話を聞けたりと、普通のスーパーでは得られない時間を楽しめました。
今日の献立がまだ決まってないとき、ふらっと立ち寄ってオススメ食材をアドバイス付きで買いに行くのもよし!散歩途中で健康フレッシュジュースを一杯、帰りに目についたお買い得商品をゲットするのもよし!
“自分のため、家族のために、少しでも良い素材を食卓に取り入れたい!”そんな願いに応えてくれる、こだわりの青果販売店&飲食店「Kuo」。確かに一言じゃ言い表せないお店でしたが、とにかくまずは入店してみるべし!

●健康応援館 Kuo(クオー) 047-489-5890
千葉県八千代市八千代台南2-1-3 TKビル1階(地図
営業時間/11:00〜20:00(年中無休)
駐車場/有り(店舗左側に数台)
posted by やちなび子 at 00:00 | Comment(2) |  >スーパー・生鮮食品店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする