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当時は八千代郵便局裏の住宅街にてひっそりと営業されていたサロンも、数年前にお引越しされて、人気ハワイアンカフェ「プナルウ」やフラなどのカルチャースタジオを併設した八千代イチの“ハワイアンスポット”に!!
個人サロンを続けていくのは大変です。
けれども、飽きられるどころか年々とお客様は増え続け、今や都内のハワイ系イベントにまで引っ張りだこでいらっしゃるオーナーのペコさん!
今もなお人気が絶えない理由は、このペコさんにヒミツが隠されていたのです。
ヒミツ その1
ペコさんが施術するロミロミは、ハワイ現地の本場仕込み!
ペコさんの施術は、一般的なスクールで得た技術ではなく、古来から伝わる本場のロミロミ。
きっかけは、ハワイで本当のロミロミに出会ったことでした。
ホテルでの施術しか経験が無かったペコさんは、地元の方のみぞ知るような現地セラピストの施術に出会い、その違いに圧倒!意を決して、住み込みで学ばれました。そこで痛感したのは、技術うんぬん以前に、セラピスト自身の人柄が、いかに施術を左右するかということだったのです。
ハワイで昔から考えられていることとして、自分の心の中にあるネガティブな感情(悲しみ、自己嫌悪、恨み・・・)を追い出し、アロハの精神※で満たすことが、自分をコントロールする上でとても大切だとされているそうです(=ホオポノポノと言われています)。
※アロハの精神って?
ハワイ好きの方には馴染み深い、アロハの挨拶。
単に「こんにちは!」といった意味だけではなくて、相手を思いやり、そのすべてを受け入れる心を持って、謙虚さや感謝といった、愛に溢れた精神が込められた言葉なんだとか。
ロミロミは、本来あるべき状態へと導くトータルヒーリング。
その“ホオポノポノ”も、施術の大切な要素とされています。
だからこそ、ロミロミセラピストは温かくて優しい、強い、痛みが分かる人が求められる・・・
・自然に自分自身をさらけ出してくれるような、信頼される人柄であること
・癒してあげよう、ではなく、あくまで相手に寄り添うスタイルを貫くこと
こうした点が、ホテルでの表面的な施術との違いにつながっていたのです。
とはいえ、気を付けたからといって、すんなり出来るものでもありません。
本来、その人が持つ素質だったり、心の持ち方が大きく関係するため、一朝一夕での習得は困難を極めるところですが、なんとペコさんは難なく会得!
弟子入りしたセラピストの方から、ロミロミセラピストとして太鼓判を頂けたのです。
ヒミツ その2
ヒーリング効果のある「声」を持っていること!
随分前に、とあるきっかけで大学の研究機関の方に声の波長を調べてもらったことがあるそうで、なんと特殊な波長「1/fゆらぎ」を持つことが判明!これは、川のせせらぎや炎のゆれる様子、電車の揺れなど、心地良いなぁ・・・と思うリズムや間隔に共通する特殊な波長を指し、自然界特有のものとされていますが、ごく一部の人はこの「1/fゆらぎ」を発声できるんだそうです。
フラのレッスンを取材させていただいたとき、ウクレレを片手に歌い上げるその心地良さが何とも言えない!・・・と思っていたんですが、まさかそんな秘密が隠されていたとは・・・。
あくまで生まれ持ったものなので、ビブラートなど歌のテクニックで再現できるものではないらしく、歌手では美空ひばりさんや松田聖子さん、宇多田ヒカルさんなどが1/fゆらぎの声を持っていると知って、さらに驚き倍増!
調べた当初、「あなたは声の仕事をすると良い」とアドバイスされたそうですが、そのチカラが今こうして、ロミロミやレイキ・ヒーリングで存分に生かされているわけです。
ちなみにペコさん、ご縁がつながり人気ハワイアンバンドとしてもご活躍されているんですよ!
ハワイアンバンド「Mele Lani(メレラニ)」
【ホームページ】http://melelani.jimdo.com/
↑ You tubeでもライブ映像があるので、ぜひ聞いてみて!ほんとに感動しちゃう。
話を戻しまして・・・
最近は、リフレや整体、タイ古式などなど色んなリラクゼーションサロンがあるけれど、その中でもあえて「ロミロミ」を選ぶ人って、きっとマッサージの心地良さだけじゃなくて心のリフレッシュも求めているんだと思うんです。
だからこそ、表面的じゃない「本物」を感じるペコさんに、自然と集まってくるのだろうと推測。
9年前に取材したときよりも、
「あれ?若返ってる?」
と思うくらい、いつもハツラツとした素敵なペコさんとその施術を、新しいサロンから再びのご紹介です!
サロンはこちらの建物の、2階奥の一室です。
プナルウの入口左側にある扉がマナオピリさんの出入り口。扉から先がすぐ玄関になっていて、靴を脱いで階段を上がっていきます。
お部屋には窓がふたつあって、窓辺の光がサンサンと感じられ、とっても明るく開放感に溢れた空間!
どこからともなく癒しのBGMが流れていて、居るだけでリラックスできる心地良さです。
ちなみに、部屋の向かいにはシャワールームもあるので、夏場など全身ロミロミの前にさっぱりしたい方などにご好評だとか。
今日はロミロミは初めてというKさんに、一番スタンダードな90分コースを体験していただきました!
まずはお着替えから。
ロミロミマッサージはオイルを使って全身に施術をしていくので、下着はすべて外してガウン一枚になります。以前は無かった紙ショーツも取り扱うようになったので、オイルで汚れないような下着をはいてくるといった気遣いもなくなりました!
着替えが終わると、席を外していたペコさんが、フットバスの準備をして戻ってきました。
それからしばらく足湯をしながら、簡単な問診票を書き込むのですが、問診票に向き合うことで日頃の様子を振り返るKさんとの会話の中で、最近の体調や気になることなどを自然に引き出すそうです。
普段あまりマッサージなどに行かれる機会がないというKさん、「あまり首はこらないんですけれど、ふくらはぎにむくみを感じることはあります。」とのこと。
↑ 「わー!ピンク色のお湯!これは何が入っているんですか?!」と、色に感動しているKさん!ハワイアンな雰囲気、置かれている小物の可愛さ、窓からの景色など、ひとつひとつにテンションが上がってました!
施術に使うのはスイートアーモンドオイルをベースにしたアロマオイル。
アロマは、お客様に選んでもらったものをブレンドします。
その選び方が独特でして、たくさん瓶が並んだケースから、左手で感性に任せて3つピックアップするというハワイ式のスタイル。
あえて左手と指定しているのは、概念にとらわれることなく潜在的に“自分にとって必要なエネルギー”を持った精油を無意識レベルで選べると言われているからなんですって!
Kさんは、ちょっと悩みながら、割と慎重に左手でピックアップしていきます。
『ケースの中を見ずにパパッと取っても、眺めながら選んでも、どちらでも大丈夫ですよ!“見る”ということ自体も、感性のひとつですから。』とペコさん。
さて、自然と体が求めたアロマは、どんなものだったんでしょう?
ペコさんは、選んだアロマそれぞれが元々持っている意味、そこから導き出されるKさんの本質の部分や課題点、今後どう活かせばよいか、といった流れで解説してくれました。
『1つめはドラゴンタイム。Kさんは志や意識が高くて、小さい頃から一生懸命に何か取り組むことが苦じゃないようですね。ただ、時々一途になりすぎて、周りが巻き込まれることがあるようです。今やることを冷静に見ることが大切です。2つめのライムは、素直さ、疑うことが無いといった意味があります。主君に尽くすタイプかしら。
3つめのセンセーション。周りの人がビックリするような人間でも、まあこういう考えもあるんじゃない?と中和してくれる人です。・・・』
といった具合です。
いわゆるハワイ式のちょっとした占いですね!
でも、Kさんは「そうそう、昔からそういうところありました!」と思い当たる節が多かった様子。
実はコレ、アロマの種類だけではなく、それらを選ぶ順番も関係があるそうで、もし1と2が入れ替わっていたら随分違う結果になるんですって!
これらのアロマはブレンドして、施術に利用していきます。
何も考えずに選んだ3つの香りが混ざったとき、一体どんな香りになるのかしら・・・?
水に浸った足を丁寧に拭いたら、施術用のベッドへ!
うつ伏せの状態で、穴あき枕に顔をうずめるようにします。すると、丁度顔の下にアロマが香り立つお湯が置かれているので、お香として鼻から吸うことで心身のバランスも整えられていきます。
もちろんこのアロマも、先程Kさんがチョイスした3つのブレンド。
Kさん、どんな香りの印象ですか?
『私も3つがどういう香りにブレンドされるのか不思議だったけれど、何だか、懐かしい香りですね。自分に近いにおいというか、落ち着いて、自然と脱力してしまうような・・・。』
同じ空間にいるので、私ももちろん同じ香りの中にいるわけですが、Kさんのように懐かしいという言葉はちっとも浮かびませんでした。ランダムな3つが合わさっている割にはまとまった香りで、爽やかな心地の良いアロマだなぁ、という印象。
やっぱり、チョイスした本人だからこそ得られるものがあるんでしょうね。
そうそう、マナオピリのオープン当初から変わらないのが、ペコさんのドレーピング技術!
ドレーピング(シーツリングとも言われています)とは、何枚も重ねてあるシーツを丁寧に整えながら、裸で施術を受けているお客様の大切な部分を、うまい具合に隠しながらマッサージを進めるというもの。
今日は第3者の目(ワタシ)があるので、ベッドに横になるときなどにも特に気を配って大判のタオルケットで壁を作っていらっしゃいましたが、お客様とペコさんお二人だけのときにも「誰も見ていないんだし、そこまで丁寧にしなくても!」と思うくらい細やかに行われます。
これは、信頼してもらって、安心して施術を受けられるようにするための大切な要素。
着ていたガウンは、タオルケットの下から優しく引っ張るようにゆっくりと外されます。このガウンを取る方法は、ペコさんのオリジナルなんですって!
↓ すっとガウンを持って・・・
↓ ほんとだ!突っかかることもなく、スムーズに外されました!
そのあと、Kさんの肩と頭に手を添えて、しばらく動きを止めるペコさん。
これは『体と心へ立ち入ることをお許し下さい』というメッセージを送る、ハワイでは“Pule(プレ)”と呼ばれている儀式です。こうしてメッセージをおくると、必ず体からお許しが来る感覚があるそうです。
ロミロミは、すべて手の平から愛情を伝える施術。最後のプレが終了するまでは、一時も体から手を離さないようにします。例え片手を離しても、基本的に両手を外すことはありません。
プレの後、まずは髪に手櫛をかけるようにスッと梳きおろしたり、タオルケットの上からスッスと体全体に両手を滑らせるように当てていきました。
『スポーツ選手とかが手をブラブラさせたりしますよね、あれと同じです。指先から余計なものがでるイメージで、力が抜けるようになでおろしていきます。』
それから、施術する部位だけ丁寧にタオルケットをめくり整えながら、オイルを使ったリンパマッサージが進められていきました。他をタオルケットで隠しておくのは、施術で温まった身体を冷やさない効果もあるんです。
様子を見ていると、アロマやリンパマッサージとの違いが分かりにくいんですが、どんな点がロミロミ特有のものなのかしら?
『上半身を上から見ると、自然と体が左に傾いていますよね。まっすぐ横になっているつもりでも、腰あたりが緊張しているのかそこへ引っ張られてしまっています。
こうしたゆがみを整えていくあたり、リンパマッサージよりも整体施術の色が濃いかもしれません。』
ロミロミは、スピリチュアリティな考え方のもと、東洋の整体とリンパマッサージが融合された施術です。
特に整体の手技がかなり入っていて、ストレッチなども使って筋細胞に働きかけつつ、アロマ・トリートメントで肌の表面から身体全体の流れを整え、滞りをほぐしていきます。
↓ 手の平や指だけではなく、ひじや腕全体を使って、その部分に合った力加減とリンパを流していきます。
↓ リズミカルに、膝を曲げ伸ばししながら体全体で施術しているペコさん。
こうしてマッサージしている間、Kさんと会話することは基本的にはありません。
ロミロミには“手の平でクライアントと触れ合い、心で会話をする”という考え方があるそうです。触れていておかしいな?と思う部分には、長く手を当ててその部分の不調を感じ取るのだとか。
『皆さんも、言葉を交わさなくてもその人の顔色を見て雰囲気を感じ取ったり、調子が良い悪いということが分かったりしますよね。こういう部分を感受性豊かにしていったものなんです。』とペコさん。
だから、「力加減はいかがですか?」と頻繁に訪ねたり、世間話をしながら施術をしたりといったよくマッサージでありそうなやりとりは、マナオピリの施術では基本的には無く、ただただリラックスBGMが心地よく流れている静かな空間を堪能できるのです。
※マタニティロミロミのときだけは、大事に至らないよう必ず声掛けがあります。
↑ Kさんの脚を見ると、最初に比べて皮膚に透明感が出ていて、つやっつや!
また、言葉に表さないのは、セラピストが情報の発信源にならないように配慮しているからなんですって!例えば、「肩がこってますね」とセラピストに言われてしまったことで、今まで気にも留めていなかった部分が普段から気になるようになってしまう方もいるので、あくまで自分で気付いたり、感じてもらえるように誘導するに留めるとか。
↓ ストレッチもかけながら、身体のバランスを整えていきます。
↓ ロミロミには、ツボ押しの施術も多いんです。
頭から足先までの施術が済むと、今度は仰向けにチェンジ。
Kさんは頭一つ分下がって、ベッドにまくらを置いて上を向く状態になります。顔にはアイマスクのようにタオルをかけるのですが、肌に触れる生地にはとてもこだわっているそうで、柔らかい小動物のお腹みたいなポヤポヤの柔らかさ!
うつ伏せのときは肩から始まりましたが、今度は足先からの施術です。
手のひらや足の裏は、すごく正直に体の状態を表すそうで、ここを整えることで感受性も整うんだそうです。脚からお腹、首の後ろまでを、オイルを使って同じようにマッサージしていきます。
そのマッサージされている様子を見ているだけで、ワタシまで眠くなってきてしまう!
心地良さが伝わってくるんですよね。
心地良い音楽とさわやかなアロマの香り、そしてリズミカルに、ときにゆったりと滑っていくペコさんの手の動きが織りなす、癒しの空気感!
つい、こうしたリラクゼーションの時間って、寝てしまうともったいない!心地良い気持ちを全部覚えていたい!と思って、寝ないように頑張る方も多いと思いますが(私はそのタイプ)、かえって寝てしまったほうがより得られる効果が大きいんですって!
眠っているときは、生きるチカラが強く働くそうで、感性も普段以上に高まっている状態。潜在意識に任せて施術を受けることで、より深いリラクゼーションを味わえるそうです。
↓ 首の後ろは、「小さい体の集合体」と言われるほど、とても繊細な部分。あらゆる神経や筋肉が集まっていて、人によってその反応はさまざまなので、特に感性を研ぎ澄ませて施術をするそうです。
↓ 頭のマッサージもじっくり。髪の間をかき分けて、ラインを決めて襟足からロングストロークでかき上げていくと、より心地良く感じるんですって!子どもにシャンプーで実践してみなきゃ。
最後は、首の後ろにある“万能のツボ”をじっくり刺激し、さらに髪先から余計なものが抜けるように、再び手櫛をかけて終了です。
オイルの効果で、施術後は髪の毛がサラサラになると評判です!
↓ 「ピカケ」というハワイの香りをお部屋にスプレー!空間の浄化をします。
着替えを済ませて、しばしティータイム。
Kさん、いかがでしたか?
『身体の疲れをほぐすといった、よくあるマッサージではなくって、体に合ったマッサージという印象でした!力加減も程よく、痛くも強くも弱くもなく・・・でも、普段はこっていると感じてないところが少し痛かったりして、自分はこういう場所に疲れが溜まっているのかなぁと思ったり。
とにかく気持ちが良くて、すっきりしました!有難うございました!』
全身の流れが良くなったのが、見ただけでわかるくらい顔も艶々していて肌色がキレイ!
座っている姿勢もスッと背筋が伸びて、何だかこちらまでスッキリ感が伝わってきました。
マナオピリさんは、とにかく人気サロンなだけに、早めのご予約は必至。
ぜひ一度、本場のロミロミとペコさんの声&人柄に、癒されてみませんか?
★今回取材したコース
/【ロミロミ全身】LE'ALE'A(レアレア) 90分 10,000円
●ハワイアンヒーリングサロン マナオピリ 047-486-7914
千葉県八千代市ゆりのき台4-8-1(地図)東葉高速鉄道“八千代中央駅”から徒歩2分
【駐車場】有り
【営業時間】9:30〜19:00(最終受付)
【定休日】不定休(完全予約制/メールでの予約は前日まで)
【予約について】⇒予約ページはこちら
1日限定2名。基本は火水金日。ただし、月曜日しか都合が合わない、夜が良いといったご要望には出来る限りお応えしているので、お気軽にご相談くださいとのことです。
※予約は電話又は予約フォームにて承ります(当日予約は電話)。
※男性のお客様のご予約について、ご紹介もしくは初回女性との同伴のご利用をお願いいたします。男性に限り、料金はプラス2000円となります。
※お支払は、現金にてお願いいたします。(クレジットカードのお取り扱いしておりませんので、予めご了承お願いいたします。)
【ホームページ】http://manao-pili.jimdo.com/
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