2010年08月09日

ペダル付き電動スクーター Prozza miletto(プロッツァ ミレット)

今年は“電動元年”とも言えるくらい、続々と電気で走るエコな乗り物が売り出されています。
記憶に新しいところでは、4月に三菱の電気自動車「i MiEV(アイミーブ)」が個人向けに販売が開始されたり、12月に発売予定の日産「LEAF(リーフ)」も既に予約が殺到していて予想以上に好調な滑り出しだとか。
さらに、昨年末の日経トレンディでも2010年のヒット予測として取り上げられていたのが電動スクーター。
ヤマハ発動機から9月に「EC-03」が、続いてホンダからも12月に「EVE-neo(イーブ・ネオ)」が発売予定となっているんですが、電動スクーターは特に電動アシスト自転車を利用している人が、より快適な“日常の足代わり”として注目しているようです。
中でも今年3月から既に発売されているプロスタッフ(愛知県一宮市のカー用品会社)の「Prozza miletto(プロッツァ ミレット)」という電動スクーターは、自転車のようなペダル付きという面白い発想で注目されている商品。モーターを使いつつ、かしこくペダルを活用するというスタイルで、かなりエコな走りが実現しているとか。

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このミレットはワールドビジネスサテライトなどテレビでも結構取り上げられていたので、新しモノ好きなうちのなび夫さんはしっかり食いついておりました。
なび夫さんが一番気になったのは、ズバリ「電動でどれだけ実用的に走れるものなのか?」。私も“乗り物はガソリンで動くことが当たり前”という感覚があるだけに、電気だけで動くと言われてもパワーが物足りないんじゃないか?といったイメージが拭えません。しかもペダル付きのスクーターって、一体どんな風に乗りこなすんだろう・・・。
ミレットを実際に見てみたくなったなび夫さん、ネットで販売している場所を探したら、以前やちなびでも紹介したことのある「DoIt!八千代緑が丘ステーション」が八千代市で唯一の取り扱い店舗になっているじゃないですか!
⇒2006年07月07日 すごいぞ!ネットワークカメラ(DoIt! 八千代緑が丘ステーション)
問い合わせてみたところ、お店には試乗車が用意してあるということなので、実物を拝見しに出掛けてきました!

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↑ 以前と変わらぬパソコン関連のサービスも提供しつつ、ミレット販売も手掛けているというDoIt!八千代緑が丘ステーションさん。店頭で早速黄色いミレットを発見!

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↑ 一般的なスクーターよりも何だかスッキリ見えます。特に後輪のあたりなんて、むしろ自転車のほうが近いような・・・。普段スクーターに馴染み深い方にはどう映るのかしら?

車の普通免許を持っていれば誰でもすぐに試乗できるということなので、まずはとにかく乗り心地を体感してみることに!
とはいえ、スクーターにまたがること自体が初めてな私。なび家には自転車が一台あるのですが、電動アシスト自転車とかではなく普通のママチャリな上に、なび次男が生まれてからは専らクルマばかりで自転車にすら乗りなれておらず・・・さすがにいきなり路上は恐ろしいので、お店の近くにある安全そうな場所まで移動しました。
こんなド素人でも、いきなり運転できるものなのかしらね?

『普段から電動アシスト自転車を利用しているという80歳の方がお見えになったことがありまして、“自走式のミレットのほうがより楽に走れそう”ということで試乗されましたが、全く問題なく乗りこなせていました。自転車と同じく慣れればなんてことないですよ!確かに私も初めてミレットで車道を走ったときには、クルマがすぐ脇を通るのでちょっと怖かったんですが、慣れてしまえば快適そのものでした。八千代は結構細くて込み入った道も多いですから、普段クルマでは通りにくい場所もちょいちょいと入っていけるのは感動です。』

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↑ 左写真がキー差込口、右写真はウインカーのスイッチ。

まずは乗り方の説明から。
キーを差し込んで、アクセルになっている右手のグリップを廻してスピードを調節します。キーを差し込んでも「ブロロロロロ!!」といったエンジンの爆発音が何も聞こえてこないので、一瞬あれ?とキーをさし直してしまったのですが、電気だから一切そういった音は響きません。それどころか、動き出しても全く音が出ない!!
これなら早めの出勤・通学や、残業して深夜に帰宅するといった騒音の気になるシーンでも、気兼ねすることなく利用できそうです。
唯一、ウインカーだけは気になるくらいに結構大きめな電子音がします。かなり特徴のある「クイーン!クイーン!」という音なんですが、これは電気モーターが無音なので周りによりしっかりとスクーターの存在をアピールするために、あえてウインカーの音を大きくしているんですって。

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↑ 正面と横からの様子。ミレットは原動機付自転車なので、運転免許が必要なのはもちろん、走行にはヘルメットをかぶらないといけません。車両にはナンバーもつけます。

動かし方を確認して、いざ初運転!!
グリップの調節が慣れていないため、やや急発進ぎみに。曲がるときもちょっと怖くてハンドルがうまくきれずに大回りになってしまったり・・・。スピードも全然出せないし、緊張でブレーキはどこ?!(自転車と同じくハンドルについています)と戸惑う始末。そんな私でも、何周かしているうちにかなり手馴れてきました!

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↑ 緊張しながら走っていたせいか、全然快適そうに映ってない・・・。

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↑ 一方、なび夫さんは軽快な走りっぷり。スピードも結構出してましたが、ブレーキのききも良かったようです。

気になっていたペダルの使い方もチェック!
ペダルを使うときには何か解除操作とかが必要なのかと思っていたのですが、モーターとペダルはシームレスになっているのでどちらの機能もスムーズに利用することが出来ました。試乗の様子が気になって見ていた方も、スクーターと思っていた乗り物を急にペダルで漕ぎ始めたので、「一体その乗り物は?!」と言わんばかりに二度見するほど!
ただペダルを使うタイミングは、車両重量が59kgほどあるので自転車のようにはいきません。停まった状態から平面をペダルで漕げないわけではないのですが、自転車で言えばギアのレベルが超重い感覚で、男性のなび夫さんですら「よいしょー!よいしょー!」と言いながら頑張る感じです。モーター走行でスピードがついた状態からなら、かなりスムーズに漕ぐことが出来ますが、一番活躍しそうなシーンはやっぱり坂を下るときかしら。
全ての走行にモーターを利用するのではなく、道の状態によって賢くペダルをプラスすることによって、充電分以上の距離を走ることが出来るのもミレットの魅力のひとつのようです。
ちなみに重さの程度ですが、車両を手で引っ張って移動したり左右に揺らしてみるような動作の時には、あまり負担には思いませんでした。ガソリンエンジンスクーターなどに比べれば全然軽いし、リチウム電池式の車両とも5、6kg程度しか変わらないようです。普段スクーターを使い慣れている方なら、その扱いやすさにびっくりされるのかもしれません。

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↑ 足をペダルに乗せていたほうが私は何となく安心できていましたが、普通のスクーターのように両足を車体に乗せておくことも出来ます。

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↑ ミレットを停めておくときには、自転車と同じくセンタースタンドを立てます。女性にはちょっと車体の重さが気になるかな?と思う感じでしたが、コツをつかめば案外簡単にヒョイと立てられるように。

そうそう、上り坂や段差の走行も試してみましたが、全く問題無し!自転車だったら車輪を取られて横転しそうな角度から段差にチャレンジしても、びっくりするくらいスムーズにクリア出来てしまいクルマを運転しているときのような感じでした。衝撃が自転車のように伝わらないのも、座面の下にサスペンションが入っているからだそう。
ペダルを漕げば、まるで自転車のようなミレットですが、ペダルのみの走行でも歩道を走行することはNG!必ず公道に出ることになるのですが、そのときに気になるのが運転スピードです。電気だけで動くといってもパワーはガソリンエンジンに劣ることはなく、市内を運転してみたというお店の方も、直線道路でも40キロくらいパッと出せて快適に運転出来たとか。

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そのパワーの源となっている電気ですが、アシストならともかく完全にモーターのみの力で人を乗せて動く乗り物の充電が、100Vの家庭用コンセントで賄えるというのがまだ信じられません!とにかくケータイ電話並みにお手軽で、充電時間は普段使い程度なら2時間以上(残量ゼロの場合は8時間ほど必要だそうですが)充電すればOKだというのです。今までのようにいちいちガソリンスタンドへ寄る必要がないし、さらに電気自動車のように専用の充電スポットも無用。しかも電気代は1円で約3km走れるんだそうで、この数字は電気料金が17.05円/1kwhの場合なので、おトクなナイト10を契約しているなび家なら9.48円/1kwhの夜間料金で充電することでさらにお得な計算結果に!

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↑ ミレットは2WAY充電システム採用で、こうしてバッテリーを取り外して充電できるほか、ミレット本体へ直接コンセントをつないで充電することもできるらしい。バッテリーが想像していたよりもぐっと小さいので、サイズにもびっくり!

『試乗用に置き始めてから実はまだ1回も充電せずに済んでいるので、自然放電はあまり無いようですね。満充電で35kmの走行が可能となっていますが、坂道ではペダルをうまく使ったりと走り方によっては40km近く距離が出るんじゃないでしょうか。お客様の中で、都内への通勤に利用できないか?というご質問を受けたことがありましたが、さすがに八千代から都内となると、職場でも充電しない限りは無理ですが、実際に原付バイクを利用する用途としては主に近場への行き来が圧倒的に多いんですよ。“原付バイクの平均的な一日の移動距離”を調査したところ、15〜16kmという結果がでているそうで、まだまだ走行距離の面ではガソリンに追いつけないものの、この数字をを見る限りでは実用的にも十分カバーできているレベルと言えそうです。』

近く発売されるヤマハやホンダの電動スクーターとミレットの大きな違いはペダルだけではなく「バッテリーの種類」も異なります。
前者はどちらもリチウムイオン電池を採用しているのに対し、ミレットはあえて鉛蓄電池を搭載しているんです。リチウムイオン電池のほうが、1充電の航続距離が40km以上で重量面でも5〜6kgほど差が出ているようですが、一番のネックは「リチウム式は価格が高い」ということ!9月に発売予定のヤマハEC-03は25万2千円を予定しているようで、従来のガソリンエンジン型原付バイクよりもかなり割高。そして、電動アシスト自転車を愛用している方にとってはかなり高価な印象を受けるということで、ミレットは市場ニーズに応えるべく、あえて価格を抑えるために鉛蓄電池を採用することによって、本体価格を13万8千円にまで押さえ込んだというわけなんです。

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↑ 本体価格138,000円(税込)で専用充電器18,900円(税込)
色もシルバーやブラック、ホワイトといった一般的な色合いだけではなく、スカイブルーやパールグリーンなど可愛らしいカラーが揃った全12色から選べます。


もし買うとなったら、在庫があればその場で引渡しも可能なんですって!
クルマと同じように、契約後も何か色々と面倒な手続きが必要なのかと思っていましたが・・・。
『もちろん車両扱いですから公道を走るためにはナンバープレートが必要になります。ただ、クルマと違って陸運局ではなく市役所で申請すれば即日ナンバーは交付してもらえますし、その手続きも住民票の写しをもらうくらい簡単で、書類に必要事項を書いて市民税課へ提出すればOK!自賠責保険もコンビニの専用端末から申し込みができますし、発券された払込票をレジで渡して支払えばステッカーが手に出来ます。それをナンバーに貼ってミレットに取り付けるだけで、すぐに公道を走ることが出来るんですよ!大変簡単な手続きですが、代行が必要な方には手数料3,000円でその対応もしています。』

メンテナンスや修理についても、ここDoIt!ステーションで対応してくれるそうです。
『メーカー保障は1年ありますが、ガソリンエンジンのスクーターとは違って電気は仕組みがいたってシンプルですから故障する要因が少なく、例えば動かなくなったとしてもモーターを丸ごと換えたって3万円程度で修理できます。従来のようなオイル交換なども不要になりますし、メンテナンスコストも安く済むはずですよ。』

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この電動スクーター市場というのは日本が一番遅れているそうで、中国では既にガソリンエンジン二輪は衰退の一途。すでに数万台が出回っているそうなのですが、日本ではまだ数百台というレベルなんだとか。
ペダルがついているせいもあって、試乗する前は「電動アシスト自転車と何が違うんだろう?」くらいに考えていた私でしたが、やっぱりモーターで自走してくれるスクーターの快適さは別格!大和田駅周辺の何度も繰り返す急な坂道や、舗装されているゆりのき通りでさえゆるーくながーく続く坂道になっていたりと、八千代市内は自転車には不向きな道が多いように感じるので、ミレットは通勤・通学はもちろん、普段使いの足代わりとして大活躍してくれそう。
騒音ゼロ、CO2ゼロ、そしてガソリン要らずの手軽さで今後ドカーン!とニーズが広まりそうな予感の電動スクーター。
ぜひDoIt!ステーションへ試乗しに行ってみてはいかがですか?

●DoIt!八千代緑が丘ステーション 047-458-5021
(会社名:有限会社ウィンクルム)
千葉県八千代市緑が丘2-33-10 飯田第12ビル1F(地図)東葉高速鉄道 八千代緑が丘駅より徒歩3分
【営業時間】10:00〜19:00(日祝定休)
【ホームページ】http://www.vinculum.co.jp/
⇒ペダル付き電動スクーター Prozza miletto(プロッツァ ミレット)ホームページはこちら
〔関連レポート〕
2006年07月07日 すごいぞ!ネットワークカメラ(DoIt! 八千代緑が丘ステーション)


posted by やちなび子 at 00:00 | Comment(4) |  >クルマ・自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日にちは。はじめまして。この記事を読みまして、とても欲しくなり、近くに
売っているところに見に行こうと思いますが、ヘルメットを入れる所がないように、おもいますが、どこかに入れる所がありますでしょうか?また、自転車に近い感覚とありますが、充電が2つですが
これは重いのでしょうか?。
今、車が乗れず・・・・アシスト自転車で頑張っておりますが・・
ひっくりかえりそうになった時、自転車なら・・ダイジョブですが・・これは女性には重くないでしょうか?

質問ばかりですみません。
宜しくお願い致します。
Posted by 猫クマ at 2011年07月22日 20:40
猫クマさん
コメント有難うございます。
確か収納する場所は無かったと思います。また、モーターが回っていないときは女性には少し重いとは思いますが、自転車が乗れるならよほどのことが無い限り、乗り慣れるとすぐに転ぶような感覚はなかった気がします。
やっぱり実際に試乗してみるのが一番だと思いますよ!
Posted by やちなび子 at 2011年07月24日 18:59
ミレット。懐かしい響きです(笑)。
私自身数年間所有してましたが、結果的には買い取り専門店に買い取って貰いました
ね。大都市近辺ならエコに最適かなぁとは思っていますが私の住む長閑な地域は電動バイクよりはエンジンバイクのほうが需要は高いですね。
Posted by ミレットファン女子 at 2016年10月25日 21:00
ミレットファン女子さん

コメント有難うございました!
ミレットをご愛用されていたんですね!
手軽そうなミレットですが、やはり長距離だったりあまり混雑していない場所ではエンジンバイクのほうが向いているとのこと、購入時にはどんな場所を走るのか想定してみるのが大切そうですね。
Posted by やちなび子 at 2016年10月26日 10:12
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