週に2回ほど、普段の買い物に加えて市内のあちらこちらにある直売所へ食材調達に向かう私。
とはいえ、行くタイミングは大抵何か他の用事があるついでに済ませることが大半で、その方面近くの直売所へ立ち寄っています。例えば、勝田台やゆりのき方面だったらJAに、米本方面なら道の駅のクラフト、296沿いにもわくわく広場がありますが、先日緑が丘駅近くにも穴場な直売所があると教えていただいたんです。聞けば、緑が丘駅の北口側にある、都市公園プラザの1階なんですって!
ただでさえ南口方面に住宅が集中しているうえイオンまであるから、この北口は人が流れにくいはず・・・にも関わらず、その直売所では14時頃には地元農家さんの野菜がすっかり完売してしまうほどの人気振りだというからビックリ!店名を聞いてみれば、都市公園プラザのオープン当初から営業している「まちの駅」だというから、更に驚きました。
というのも、開店当時に立ち寄ったときの印象が、よくある“みやげ屋”だったんだもの。日常的な買い物先として人が集まるお店というのは、どうにもピンと来なかったもので・・・。
気になる私は、早速お店を拝見しに行くことに。
バスターミナルに面した1階店舗の中に、一際賑わいを見せているお店を発見!実はこの日はベジフルナインさんのお餅つき&直売イベントが店先で行われることもあって、いつも以上に店先には野菜が溢れているようでした。
⇒その様子はこちら
2010年04月06日 2/25ベジフルナインのイベントに参加してきました!
『野菜は八千代で農業を営む村山農園さん、飯島農園さん、そして安原いちご園さんが、毎朝新鮮な自家製野菜を直接持ち込んでくれています。本当は八千代だけで全ての野菜を賄いたいところですが、さすがに家庭で使う一般的な野菜全般を揃えることは出来ませんから、足りないものは市場から仕入れています。出来るだけ千葉産など近場のものを選んでいますが、物によっては地方の特産品が美味しい場合がありますから、そのあたりは融通を利かせています。』
泥ネギなど新鮮さがより維持できる状態で置くこともあるそうですが、この日見かけた野菜は、どれもキレイに洗って包装されているものが多く、家で調理するときも扱いやすそう!
『こういった作業は、全て納品される時点で農家さんが手を入れてくれています。もちろんどれも朝採りの鮮度が良い野菜ばかりです。』
売れ残ったら、翌日割引などして置くんですか?
『それが、売れ残らないんですよ。むしろ足りないぐらいで、大抵14時〜15時頃には農家さんから直接仕入れている野菜は完売してしまいますから、出来ればお昼頃までにご来店いただければ品揃えも良いと思います。もっと仕入れたいんですけれど、農家さんで収穫できる量にも限りがありますからね。』
↑ 八千代産以外の定番野菜も店先に並んでいます。
↑ 店内外に置かれているのはゆりのきにある花子クラブさんのお花。こちらもリピーターさんの多い人気商品のひとつとか。
さて、早速店内へ!
入口正面には市内農家の野菜が陳列されていますが、右手には地方産地の美味しそうな果物だったり、食卓の定番アイテム的なもやしやミニトマトなどといった市場で仕入れる商品などが置いてありました。
また、店内入口付近にはパウンドケーキや菓子パンなども置いてあって、野菜や乾物などばかりではないようです。
↑ 全国各地の時季の果物やジュースなどが並びます。沖縄特産のサトウキビまで!本物をこうして日常的な場面で買えるお店って無いかも。
↑ お友達のお家へ寄るときのちょっとした手土産にも使えそうなパウンドケーキ類も250円で。
↑ お弁当に欠かせないミニトマトや、旬の野菜と合わせて使いたい小ネギやもやし、レモンや生姜などなども別のお店へわざわざ買い足しに行かずにすむのは嬉しい。
なかなかスーパーでは手に入れられないような、千葉県産の各種肉類も充実!凝縮された赤身やきめ細やかで甘味のある脂肪が売りの成田市大吉ポークや、木酢液を飼料に加えて鶏独特の匂いが少なく柔らかいと評判の錦爽鶏(きんそうどり)、楽天ショップでも数々の受賞をしている香取市サンライズファームの各種ウインナーやハムなども揃っています。
↑ やっぱり新鮮で美味しい野菜は、美味しいお肉と一緒に調理したいものね。味の良さだけじゃなく、値段の手頃さも魅力のひとつかも。
↑ 大吉ポークはこの近辺の直売所でも見かけますが、錦爽鶏は初めて手に取りました。どちらも“肉の味”が堪能できるので、シンプルに調理したくなります。
↑ サンライズファームの通常1,050円で販売している品は、月・火・土曜限定で半額になるんですって!この日あとひとつしか残っていなかったとんとろハム(通常1,050円)は、豚のほっぺ部分で1頭からわずかしか取れない貴重な部位から作られたもの。霜降り牛のようだけどしつこくない脂身で、スライスしてわさび醤油などで頂くと絶品!だというこちらも、半額デーは525円。安ーい!
水曜日には自家製ソーセージ398円も25%オフの298円に。
しかもその並びには、とんとろハムやホワイトロースなどの切り落としを200gのパックにした自家製切り落としハムやベーコンが、なんと400円で販売されていました。
『正直、半額にしたりして儲かりませんよ〜!ですが、実はこのまちの駅自体は、もともとサンライズファームの直営店的なスタートだったこともあって、かなりお得に販売できていると思います。今はオーナーが産直の卸業を専門とする私どもに代わりまして、千葉を中心に全国各地から美味しい食材を集めるという部分も強化してきました。』
切り落としベーコンやハムをはじめ、店内にはわけあり商品がいくつも目につきました。実はこの商品にも、まちの駅ならではのこだわりがあるんだとか。
『最近は何でもかんでも“わけあり”として売りたがる傾向がありますが、うちでは本当にお得感があるものを見極めて置くようにしています。また、わけあり品ではなくオススメのために定価より大幅に値を下げて特売する商品などもありますから、ぜひ色々とチェックしてみてくださいね。』
↑ 通常500gが1,800円で販売されているいわしの角煮。形が崩れているというだけで、なんと680円!
↑ 食品見本市で高評価だった小豆島の丸島醤油(国産有機醤油)も、定価787円が398円で販売されていました!また、地方でしか取り扱っていない調味料も色々と陳列されています。さすが産直の卸業者ならではの品揃え!
人気商品のひとつとして紹介してくれたのが、こちらの冷凍食品。大吉ポークやサンライズファームの肉を使ったシューマイや餃子は、味が良い!とリピーターも多いんですって。
↑ とんとろハムを使った棒餃子や、大吉ポークのジューシーな手作り豚肉シュウマイ、信州塩尻産のキャベツや白菜などを使った国産餃子などが置かれています。
この冷凍食品の傍らに、“八千代のバラの生キャラメル”なるものを発見!これは、八千代台にある「味の十字星」という主婦の方が始めた惣菜のお店で開発されたもので、朝日新聞にも取り上げられたことのある品なんだとか。八千代産の牛乳や千葉県産のハチミツなどを使って、八千代らしくバラの香りをきかせたものだそう。
こちらの棚は、「茂蔵(しげぞう)」の豆腐コーナー。最近は睦公民館の隣りにも直営店が出来た茂蔵ですが、まちの駅でも豆腐や豆腐で出来た惣菜などの加工品、さらに豆腐から出来たお菓子なども種類豊富に陳列されていました。
↑ 毎週木・金・日曜日はお豆腐の半額デー!茂蔵豆腐(きぬ・もめん)105円の品が60円に、極上豆腐や湯葉豆腐、豆乳など210円の品が105円となるなど、お買い得商品目当てにこの日も賑わっていました。
↑ 手軽な調理ですぐに食べられる惣菜系も充実。豆腐で出来ているっていうだけで、ヘルシーで美味しそうに感じてしまう!
↑ 茂蔵の豆腐で出来たお菓子もいろいろ置いてあります。
なび次男がアレルギーっぽくて、母乳に出ないよう乳製品や卵を出来るだけ控えるようにしているので、主食がご飯なことが多い最近のなび家の食卓。ご飯のお供にしじみ佃煮やあさり昆布煮、じゃこ胡桃などといった渋めな惣菜をよく買うようになりまして、ついつい気になったこちらのコーナー。
値段も手頃だし、貝類もふっくらと仕上がっていて量もなかなか!魅力的な品揃えで、ついつい何パックも手が伸びてしまいます。
↑こちらは「房総卵」。ヨード卵光を作っている生産者のひとりで、その卵を産むにわとりの卵なんですって。成分的にヨード卵光には至らなかった卵ってことかしら?(6個入り100円)
↑小倉さんが手掛ける卵「ハーモニー」は旨みが深くて白身ももっちりと美味しいそう。このときには並んでいませんでしたが、お隣り大松さんの卵は20個入りの箱売りだそう。
限られたスペースの中でも、日々の買い物先として十分立ち寄りたくなるような店内に変身していた「まちの駅」。それも、今のオーナーさんがそうなるように意識して店づくりに励んでいるからでした。
『とにかくお隣りにイオンさんがありますから、いかにスーパーと差別化できるか?という点に意識を置きました。一般的なスーパーでは買えないものを陳列したり、地元の名産はもちろん地方の特産品を扱うことで、より美味しくて珍しい商品をご紹介できるようにしました。そういうことについては得意分野ですしね。
とはいえ、毎日来ていただける店づくりのために、直売所の旬野菜だけでは揃えきれない日常野菜を市場で仕入れたり、調味料なども置くなどして一通り何でもそろうように心がけています。値段についても、出来るだけお求め安い価格で頑張っていますよ!』
活き活きとした“まちの駅”を訪れて、以前の鮮度感が無いお土産やさんといった印象が一瞬で吹き飛んでしまいました。確かに、こんなお店なら“ついで”が無くても足を運びたくなるのが分かる!
直売所に恵まれた八千代、やっぱり暮らしやすいなぁ。
●まちの駅 八千代緑が丘店 047-458-4129
千葉県八千代市緑が丘1-1-1 都市公園プラザ1階(地図)緑が丘駅北口バスターミナル前
【営業時間】平日/10:00〜20:00、土日祝日/10:00〜19:00
【定休日】無し
【支払方法】現金のみ(カード利用不可)、ポイントカードなどは無し(H22.3月時点)。
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