2009年12月23日

【追加記事】お正月食材を買うなら(道の駅やちよ農産物直売所クラフト)

今年も残り一週間!買い物に行っても、お正月用品や食材をよく見かけるようになりましたが、いつもどのタイミングで野菜などを買えばいいのかが悩みどころ。特に野菜なんて、あんまり早く買っても日持ちがしそうに無いし・・・。

『年末は毎年お正月野菜が急騰しますから、価格の安定しているうちに日持ちのする野菜を早めに買っておくのがオススメ。直売所では“泥つき野菜”も沢山揃っていますから、洗わず新聞紙などに包んで保存しておけば十分年末年始まで持ちますよ!』

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そうお話するのは、道の駅の農産物直売所クラフトさん。
12月に入ると続々とお正月野菜が顔を揃え始めます。年末年始といえば、お雑煮に使う三つ葉や小松菜、煮物用のれんこん、にんじん、里芋、大根などなど、野菜をたんまりと使うお料理が盛り沢山!
少しでも安くて新鮮な素材を求めて、年末のクラフトさんは普段以上に賑わいを見せるんです。

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『ただ、お餅だけはなるべく28日頃から買うのがいいかもしれません。日が経つとお餅は固くなってヒビが入ってしまいますし、最近は部屋の中でも暖房をかけますから、どうしてもカビが生えやすいんです。クラフトで販売している各農家の自家製餅は防腐剤などは一切使っていませんから、すぐ食べる分以外はひとつずつラップやホイルに包んで冷凍庫で保存するのがいいですね。雑煮などなら凍ったまま入れても美味しく解凍されますし、食べる前に冷蔵庫へ移しておけば焼いたりするのにも火が通りやすくて楽ですよ。』

クラフトさんでは年中自家製のお餅が置かれていますが、年末になるとのし餅やお供え餅などの販売も行われています。今年も予約は12月25日(金)までですが、直接店頭で購入することも出来るのでご安心を!
ただ、予約だと欲しい日に確実に手に出来るのはもちろん、金額も50円引きになりますし、お気に入りの生産者のお餅を“指名買い”できるというのも魅力のひとつ!
生産者さんによって、味や食感も違ってくるみたいですよ。

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【お餅予約 詳細】
のし餅/1.4kg 950円、2.0kg 1,350円
お供え/1寸 250円、2寸 350円、3寸 950円、5寸 2,000円、7寸 3,000円
※予約は作業場へ直接声をかけてください。
※予約締切は12月25日(木)で、28日(日)〜30日(火)の午前中に引渡しとなります。なお、料金は予約申込時にお支払いください。
※店頭販売もこの価格になります。


28日からは、お餅の売り場が倍になるんですって!いつも並んでいる場所に加えて向かいの列にもお餅が並びます。切り餅、のし餅、お供え餅、さらに赤米を使ったものや丸もちなどなど、形や素材も豊富。
市販品に比べて、やっぱりここで買うお餅は食感も味わいも別格!何というか、餅自体が濃く感じられますし、歯でちぎったときの弾力や伸びは自家製ならでは。普段スーパーの切り餅を食べ慣れていると、クラフトさんで買う自家製餅にかなり感動します。チャレンジしたことの無い方は、ぜひお試しあれ。

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そうそう、売り場が拡大されるのはお餅だけではありません。
普段は見かけない栗きんとんやなますなどのお正月食材が並んだり、帰省やご挨拶に使えるお土産品もメイン売り場へと置かれます。
千葉のお酒を取り揃えているクラフトさんでは、お酒を選ばれる方も多いとか。「八千代桜」など箱が用意されているものは(別途箱代あり)、それに入れてから包装してもらえますが、他のお酒も瓶を直接包む感じですがお土産用にしてもらえるそうですよ。

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さて、野菜に話を戻しましょう。
需要が高まる年末は、例年だと今は80円〜100円程度の三つ葉も、年末には300円近くまで高騰しますし、小松菜も200円〜250円くらいまで値上がりする傾向があります。そこで今年も野菜の賢い保存方法をご紹介!

【野菜の保存について】
三つ葉みたいな日持ちがしにくい野菜は、小分けにして冷凍保存するのが一番!ゆずも皮を剥いて細切りにしたものをそのまま冷凍しておけば、十分年末も新鮮な香りを楽しめますよ!
小松菜などの葉ものは、特にこの時期ならかなり長持ちするそうです。
『葉ものは、凍る寸前が一番うまいんです。でも、凍らしてはダメ!新聞紙などに包んで、外や暖房をかけない部屋へ置いておくと良いですよ。白菜や大根などの大型野菜も、同じようにして立てて保存します。』

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泥つきのものは、さらに日持ちのする裏ワザが・・・。
『まだ洗っていない泥つきのにんじんや長ネギなどは、庭など土の中に埋めてしまうと、かなり長持ちします。ごぼうや里芋などは、もともと持ちが良いので、土がついた状態であれば埋めなくても大丈夫です。』

注意したいのは、さつまいも。これだけは、寒さに相当弱いらしく、土に埋めるにしてもかなり深くしないと傷んでしまうそうです。ただ、さつまいもは、かぼちゃと同じように収穫直後よりも乾燥した後のほうが甘みが増すので、家のあまり寒くない場所に普通に置いておくのが一番の保存法のようです。
ちなみになび家では、秋に芋掘りで収穫してきたものを土がついたままひとつずつ新聞紙に包んで、紙袋に入れて外の物置に置いてあります。毎回使うたびに甘みが増していているし、全然痛んでないのでかなり重宝してまーす!

その他、クラフトには大和イモまで泥付きで置いてあります!
普通は手軽さから真っ白に洗い上げたものが販売されていますが、この状態なら保存はかなりきくようです。ていうか、土がついたとろろ芋って、初めて見たかも・・・。
黒豆などの乾燥したものも、もちろん日持ちがする食材ですから、こういったものも早めに買っておけますね。

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売り場に並ぶ、ちょっと変わったお正月食材もチェック。
こちらの赤っぽい棒の束みたいなものは、ズイキという野菜です。野菜というか、おせち料理で使う八ツ頭の茎の部分だそうで、通常は干して味噌汁などに使いますが、新鮮な赤い部分が残っているものはさっとゆでて酢の物にしたりしても美味しいんだとか。

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むかごも袋入りになって置いてありました。“むかご”というのはよく耳にしていましたが、これって自然薯の蔓に生る実なんだというのを初めて知りました!
八千代特産の自然薯の隣りに並ぶ、固くまるまるとした豆みたいなむかご。食べ方ってどうすればいいんでしょうか?

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『よく水洗いして皮ごと調理します。煮物やグラタン、かき揚げなどにすることが多いですが、塩ゆでしてそのまま食べても美味しいですよ。』
レシピをお伺いしたのでご参考までに・・・。
【炒りむかご】
軽くゆでてからフライパンにゴマ油をひき、むかごを炒って塩で味付けします。
【むかごご飯】
むかごは小粒のものを選び、米の1割を目安に入れる。米を洗い浸水したものに、水洗いしたむかごを米に加えて、塩・酒各少々(好みで醤油をプラス)で味付け。普通に炊きあげ十分蒸らす。
むかごの他にニンジンやきのこ、鶏肉などを炊き込むと彩りがきれい!

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ちなみにここの自然薯、“八千代特産”と謳っているとおり人工的に八千代の農家が栽培しているものだそうで、パイプの中に土や種を入れて斜めに寝かせて育てるんですって。自然のものだと相当深くまで掘る必要がありますが、なるほど!これなら簡単に収穫できます。
こうして育てられた自然薯は、片面が平らになっているのが特徴だとか。
※昨年11月に掲載した記事の中でも、自然薯をご紹介しています(→こちら)。

あともうひとつ、ゆずの中でひときわ目を惹く大きなお化けゆずを発見!「獅子ゆず」というものだそうで、この巨大な実はマーマレードにも使えるそうです。12月22日の冬至は終わってしまいましたが、巨大ゆずを湯船に浮かべておいたらかなりビックリして楽しいかも・・・?

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この時期になると、漬物用野菜も多く見かけられます。
大きな白菜はもちろん、なかなかスーパーでは置いていない高菜も格安で手に入ります。また、たくわんを作るのに向いている「たくわん大根」も束になって販売されていました!ちなみに、まだ干していない状態のものは、より割安で手に入るようです。

『冷え込んできたとはいえ、少し前まではまだ湿気を含んだ空気でカビやすかったですからね。ようやく空っ風が吹くようになってきたので、こうした漬物用の大根や渋柿などを軒下へ干すのに最適な季節を迎えました。霜さえよけられる環境・・・軒下とかですね、でしたらご自宅で簡単に野菜を干すことができますから、ぜひチャレンジしてみてください。』

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白菜は漬物に最適な巨大なものよりも、普通にスーパーで買うくらいのやや小ぶりなタイプが目立ちました。というのも、普通の料理に利用する際にはこの位のものや、半カットのものの方が好まれるから、大きくなる前に収穫して120円〜150円とより安価に提供する傾向があるからだとか。

『カットされている白菜を選ぶときには、その鮮度にも気をつけてみてください。カット面の中央の葉が盛り上がってきているものより、真っ平らなものの方がより新鮮な証拠です。根元に切り込みがあるのは、葉がこれ以上芯から栄養を吸おうとしないようにしているためです。元気な白菜は、一日立たないうちにすぐ盛り上がってきてしまうんですよ。』

普通の白菜だけではなく、甘くてお鍋に最適で、生食も出来るという栄養価の高い「オレンジクイーン」という品種や、中華系の料理やすき焼きなどに向いている「たけのこ白菜」など、用途によって色々選べるのもクラフトならでは!

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新鮮な地元野菜で年末年始のお料理を。
冬野菜で溢れるクラフトで、お正月準備を一気に片付けちゃいましょう!

●八千代ふるさとステーション 農産物直売所「クラフト」 047-488-3188
千葉県八千代市米本4905-1道の駅「やちよ」八千代ふるさとステーション内(地図
営業時間/9:30〜18:00(4月〜9月は〜18:30まで)
定休日/第2月曜日
【年末年始の営業】
平成21年12月30日(水)9:00〜15:00(営業時間短縮)、12月31日(木)〜平成21年1月4日(月)までお休みです。
※平成21年12月27日(日)まで平常通り9:30〜18:00
※12月28日(月)、29日(火)は9:00〜18:00(オープン30分繰上げ)
※平成22年1月5日(火)は平常通り9:30から営業します。


【交通手段】
(バス)@京成電鉄「勝田台駅」より米本団地行き(約25分)A東葉高速鉄道「八千代中央駅」から米本団地行き(約20分)※@Aいずれも終点米本団地下車 徒歩約5分B公共施設循環バス「ぐるっと号」でふるさとステーション下車

〔関連記事〕
・道の駅やちよの農産物直売所「クラフト」(2007年09月26日)



posted by やちなび子 at 00:00 | Comment(0) |  >農産物直売所クラフト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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