昨日9/10に、道の駅やちよの農産物直売所「クラフト」さんへ行ってきました。
↑ 毎年お馴染みのビッグかぼちゃも展示されていました。
今は梨の種類が沢山出回る最盛期!売り場半分に、市内の梨園から集まった豊水や二十世紀などが入ったコンテナが、わんさと並んでいます。
とはいえ、今年の梅雨から夏にかけて長雨や日照不足が問題になっていましたが、梨の出来はどうなんですか?
『それが、関東に限ってはそうした影響は無いようなんですよ。八千代でも大雨が降るタイミングが大抵夜中だったり、日中も曇りが多かったのですが日照不足というところまでは至らず、むしろ例年に比べてかなり実が大きく育っていますよ!
買いにいらっしゃるお客様も、今年の梨は大きい!とビックリされていますし、味もきちんとのっています。肉質もかなり滑らかに仕上がっているので、かなりオススメです。』
幸水は芯の周りに酸味が少ないので、小さいものでもあまり気になりませんが、豊水など大抵の梨は芯のまわりは酸っぱいので大きくカットして頂くのが一般的(ちなみに芯が酸っぱいのは、鳥などに果実を食べられても種を守るため・・・ということがあるようです)。
芯の太さというのは小玉も大玉も変わらないそうで、甘い部分を沢山堪能できるにはやっぱり大玉を選ぶのがオススメ!
例年ならまだまだシーズン真っ盛りなはずの豊水は、すでに終盤なんですって。今年は幸水のスタートも早かったのですが、豊水も1週間から10日ほど収穫時期が早まっているとか。梨園によっては、既に豊水が終わって新高を出しているところもあるようです。
『クラフトでは箱売りもしていますし、選んでいただいた商品をそのまま発送することも出来ます。今年の豊水は大玉揃いで、先様にもかなりお喜びいただける品ばかり!もう終盤を迎えているので、お早めにお買い求めいただければと思っています。』
この時期は、なかなか市場に出回らない珍しい梨も一緒に並びます。
長十郎はどうも終わってしまっているようなんですが、私が伺ったときには、豊水のほかに二十世紀、かおり、新星(しんせい)、秋月(あきづき)、新高などが見られました。
新星は、豊水タイプの梨。シャリ感があるけれど酸味が少なめなので、豊水がやや苦手という方にはこちらがオススメだとか。また、秋月はシャリシャリして食感が良いうえに、甘ーい梨ということで、これからさらにブレイクするであろう梨とのこと!
“かおり”は見た目が青くて、とっても大きく成長する梨!ひとつが新高の超大玉くらいのものもあり、1玉で1キロを超えるものも販売されていました。
何といってもかおりの特徴はその見た目の涼やかさと、だんだん黄色みを帯びてくるにつれて高まる香りの良さ!
幸水や豊水などの梨は追熟することはないんですが、このかおりはラフランスなどの洋ナシのようにしばらく置いておくことで甘さが増すタイプだそう。収穫直後は黄緑色で、2日〜7日ほど(果実によって異なるようです)常温の涼しい場所に放置すると黄色くなってくるんですって!香りが出てきたら食べ頃なので、頂く3時間ほど前から冷蔵庫で冷やして。
かおりの肉質は、新高に近いようなざらつきがあるようなんですが、今年は肉質がかなり滑らかに仕上がっていてざらつきも少ないとのこと!
ただ、収穫時期は10日間ほどとかなりの限定モノです。今出始めたばかりだそうですが、気になる方はぜひ来週あたりまでにはチェックしてみてくださいね。
この時期に並ぶ秋の味覚は、梨ばかりではありません。
美味しい秋なすや、煮物などでいただくとうがんも出回り始めています。葉しょうがも今がシーズン!レジ横には大ぶりのものが沢山おいてありました。
昨年のこの時期に紹介した(⇒レポートはこちら)八千代産の栗も、数多く並んでいました!
栗って、収穫した直後よりも1ヶ月〜1ヶ月半ほど保存しておいたほうが甘味が増すそうなんです。ただ、新鮮なうちに下処理しないと、甘皮と外の硬い皮の間に虫が卵を産みつけていたりした場合に、ふ化してしまいかねないので・・・煮沸消毒ではないですが、買ってきたらその日のうちに80度程度の熱湯で1分ほど煮て陰干ししたものを冷蔵庫などで保存しておけばいいんですって!
栗と並ぶ“秋のホクホク味覚”サツマイモも、紅東が並び始めていました!こちらも掘ったばかりよりは、しばらく置いたほうが甘味が増すということなんですが、栗もサツマイモも美味しく食べるには我慢が必要。
でも、サツマイモはハチミツをひと回し入れたお湯で皮ごと丸のまま煮るとすごーく甘く仕上がるので、私は置かずにすぐ食べてしまうんですが・・・。
そうそう、生落花生が手に入るのも今だけ!
出回るのは10日〜2週間程度のようなので、見つけたらぜひお試しを。ちなみに殻がついた状態で塩茹でするんですが、ゆですぎ?と思う位ひたすら煮ます(40〜50分位とありますが、私はもう少し煮ました)。火を止めてしばらく置くと、塩味がさらにしみて美味しいんだとか。
また、新米も並び始めたようです。
八千代市内ではコシヒカリやミルキークィーン、あきたこまち、ひとめぼれといった数種類のお米が収穫されているのですが、新米の皮切りとして出始めるのが香りが豊かな「ふさおとめ」。
棚には農家の皆さんが毎朝精米したばかりの3kgや5kg袋のお米が並んでいるほか、好きな量を好きなつき方でこの場で精米できる「やちよ米本」というお米も用意されています。
『新潟や東北地方のように名産地として知られてはいませんが、八千代産のお米もなかなかのものですよ。ここに置いてある米は、一切混ぜものをしていません。同じ八千代の土地で収穫されたお米ですが、同品種でも生産者ごとに味が違っているようで、買いにいらっしゃる皆さんは色々と食べ比べていらっしゃるみたいです。』
この日もなすや栗、梨などを買って帰りましたが、1.2キロほどある“かおり”も1玉ゲットしてまいりました!
売り場で見るよりもさらに大きく感じるこの梨、どうやったらこの感動を伝えられるかしら?と、キッチンにあったジップロックの入れ物と並べてみたり・・・。
なび犬と並べてみたり・・・。
いやいや、ちゃんと計りに乗せてみれば良いのか!
↑ 1.2kg以上あるんです!すごーい。
美味しい秋の味覚は本当に一瞬!9月中にぜひぜひ足を運んでみてはいかがですか?
●八千代ふるさとステーション 農産物直売所「クラフト」 047-488-3188
千葉県八千代市米本4905-1道の駅「やちよ」八千代ふるさとステーション内(地図)
営業時間/9:30〜18:00(4月〜9月は〜18:30まで)
定休日/第2月曜日
【交通手段】
(バス)@京成電鉄「勝田台駅」より米本団地行き(約25分)A東葉高速鉄道「八千代中央駅」から米本団地行き(約20分)※@Aいずれも終点米本団地下車 徒歩約5分B公共施設循環バス「ぐるっと号」でふるさとステーション下車
〔関連記事〕
・道の駅やちよの農産物直売所「クラフト」(2007年09月26日)
2008年09月04日 梨ピーク!新米も出始めました