2009年04月18日

【追加記事】激旨トマトに原木しいたけ・・・“今だけ”の味が満載!(農産物直売所クラフト)

昨年初めてこの時期のトマトについて教えていただいて、ものすごい衝撃を覚えた私。トマトと言えば夏に向かって甘く、美味しくなるもんだとばっかり思っていたので、この1ヶ月限定の旨さを逃さないよう今回も道の駅やちよの農産物直売所「クラフト」さんへチェックしに行って来ました!

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去年もレポートに書きましたが、ビニールハウスで1月頃からじっくりと旨みを溜め込みながら色づいてきたものが出回るのが、4月に入ってからゴールデンウィーク位までの約1ヶ月間というこのトマト、他の時期には味わえない逸品です!もちろん夏に向けてどんどん真っ赤なトマトは売り出されますが、暑い季節は赤く色づくまであっという間なので、やっぱり濃厚なこの味は今しか楽しめないんだとか。
※→詳細を説明した昨年のトマトレポートはこちら

さて、美味しいトマトの選び方ですが、“桃太郎トマト”の場合は濃い縞が放射状にしっかり入っていて、全体的に丸みを帯びているものが良いそうです。形がポコポコと角ばっているものは、皮とゼリー部分の間に空洞があったりして中身が詰まっていないとか。

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例年通り、今年も袋売りと箱売りの両方用意されていました。箱は2キロ入り1,000円程度(キロ500円)で、そのまま贈答品としてお店から直接送ることも出来ます。
今の季節なら涼しい場所に箱に入れたまま置いておけば、十分日持ちしますよ!

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トマトと並んで人気高いコーナーが“たけのこ”です。直売所ならではの採れたてをお目当てに、美味しそうなものを選んでいるお客さんで一杯!
『美味しくて新鮮なたけのこ選びのポイントは、ずんぐり太っていてあまり長く伸びていないものの方がいいですね。あと、頭の先が緑がかっているものは、土から既に先が出ている状態のものを掘った証拠です。黄色いものは、埋まった状態のものを発見して掘り出したものですから、より柔らかく美味しくいただけます。』

ちなみに、たけのこの半分くらいまでは皮ばかりなので、やはり大きめなものを選んだほうが中身が沢山入っていてお得のよう。肉厚で美味しい根元は煮物などに、先の柔らかい部分はお吸い物などに使うのがオススメだとか。

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そうそう、たけのこは鮮度が命!いくら直売所とはいえ、朝採ったものでも、午後になると切り口側がびしゃっと濡れてしまいます。出来るだけみずみずしい切り口で袋に水滴が沢山溜まっていないようなものがオススメ。
お客さんの中には、より鮮度を保つために濡れ新聞紙を根元に巻いて家まで持ち帰る方もいるほど、たけのこの扱いは結構気を遣うもののようです。

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アク抜き用のヌカもちゃんと付いて販売されています。ただ、この一袋を全部入れると多いようなので、半分程度に加減したほうが良いとか。
去年初めてたけのこのアク抜きをしてみたんですが、イマイチうまく出来なかった私。少し舌にしびれが残るような感じがあって・・・と、たけのこを選んでいるお客さんとお話をしていたところ、上手なアク抜き方法のポイントを教えていただきました。
『皮が付いたまま根元から包丁で切り込みを入れて40分煮て、そのまま鍋に入れた状態で朝まで置いておくのよ、煮るのは夜にしてね。朝それを水で流しながら皮をむけば完了。水にやっぱり長くつけておかないと、アクがなかなか抜けないわよ。』

そのほか、最初から皮をむいて食べやすい大きさに切ってからアク抜きをしてしまう方、ゆでてすぐに流水で長時間ばーっとたけのこをさらす方・・・色々な方法があるようですが、お手軽そうなのはやっぱり煮たまま一晩置くというタイプかしら。
もっと手軽に旬のたけのこを味わいたい!という方には、惣菜コーナーに並ぶたけのこご飯がオススメです。1パック買って帰りましたが、なび夫さんと私、なび息子で夜ご飯に十分お茶碗1杯ずついただけました。香り高くて美味しかった!

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トマト、たけのこは去年も紹介していましたが、今回初めて見たのが“原木しいたけ”。クラフトさんも、これは貴重だからぜひオススメして!と一押しの商品です。これを知っているお客さんは、見つけるとがばっとまとめ買いされるほどだそうで・・・。
『よくスーパーなんかで売られている形の整ったしいたけは、菌床しいたけといってビニールハウスで作られているものなんです。原木しいたけは、よくジョイフル本田とかでも専用の木を見かけるかと思いますが、ここで販売されているようなしいたけを育てるには、もっともっと太い木を使って育てたものです。木が太い分、成長させるのに2〜3年かかりますが、逆に細い木だと1年もすると菌が木の中を腐食させてしまってしいたけが成長しきれないんですよね。』

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しいたけは、中国からの輸入品を国産と偽ったりと問題が多く、ここ1〜2年で厳しく取り締まられるようになったそう。今はどのパックにも“菌床”か“原木”かを表示させなければならないそうですが、なかなか原木で作ったしいたけは市場で出回るような規格に育てるのが難しいとか。そのため規格の通るしいたけは1個100円程度と高価な値が付きやすく、実際に消費者が手にするのは“菌床”タイプがほとんどのよう。

でも、規格外に育った原木しいたけは、見た目はともかく味は抜群!香りも菌床しいたけとは比べ物にならないくらいだし、焼いたりしても肉厚なままで小さくなったりしないとか。
八千代の農家でも結構作られているようですが、あまりに美味しいので自宅用にして売りに出さない方もいるほどだそうで、このクラフトでも3軒の農家が出品しているだけ。
だから見かけたら、ぜひ手にとってほしい!ということだそうで。

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『原木しいたけは、太陽に当たって育ちますからカサが真っ赤です。やっぱりオススメは網焼きでしょうか。規格外ということもありますが、これなんか一袋250円ですからね、むちゃくちゃ安いと思いますよ。市場に出回らないものが買えるというのは、やっぱり直売所ならではですよね。旬は年に2回、梅の花が散る3月頃から今出回っている春のものと、秋ものがあります。中でも1月に収穫されるものが一番旨いと言われていますが、今のものも十分香りが楽しめて美味しいですから、ぜひチェックしてみてくださいね。』

ほかにも、春ならではの素材が満載!
きゅうりはスーパーではみたこともないような大ぶりなものが4〜5本入って150円程度!花は普通痛みやすさの原因になるので取るようですが、ここでは花付きも購入できます。あえてつけてあるのは、鮮度の良さを示す証拠!春きゅうりは柔らかくって、甘くてそのまま何本でもいけます。

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レタスやかぶ、根三つ葉も今が旬。かぶは小ぶりなものから大玉まで種類も豊富で、葉っぱも新鮮だから丸ごと無駄なく料理に使えます。根三つ葉は普通のものより根の部分が太く、香りが強いのが特徴です。根元が白いのは、砂を盛って栽培しているためだとか。
『普段は飾りに使う程度の三つ葉ですが、シャキシャキとしっかりした歯ごたえを楽しめる根三つ葉は、ぜひおひたしや卵とじ、お汁のメイン具材として使ってみてくださいね。』

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そうそう、店内の肉売り場前に出来たパンコーナーにも新しい顔が!
ふなばし工房のパンに加えて、新しいベーカリーのパンが登場していました。今まで置かれていたのは、食パンやロールパンといったシンプルタイプのものだけでしたが、新しいベーカリーの土屋さんが作るパンには、アンパンやクリームパン、宇治抹茶パンなどの菓子パン系もあります。ちなみに、ひとつどれでも130円!
菓子パンと一緒に食パンも販売されていますが、平日限定で一袋100円で用意されている“まるぱん”も気になります。食パン生地で中はしっとりしているんですって!

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ふなばし工房のパンが置かれる前から、このコーナーに置かれていた“蒸しパン”も健在。お味は、かぼちゃと黒糖の2種類あって、どちらもしっとりふかふかの生地でボリューム満点!私も大好きで、おやつに・・・と、よく購入しています。

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最後に桃太郎トマトについて、もうひとネタ。
売り場で実際に確認出来る方法ではありませんが・・・と、家で簡単にチェックできる“美味しいトマトの見分け方”もお聞きしたのですが、美味しいトマトは、@水に沈む、A皮とゼリーの間に白い点々が沢山ある、Bゼリーの入った部屋数が多い、という3項目が揃っているそう。
そこで、帰ってから実践してみたのです!

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比較するのはこちらのトマト。見た目のチェックで美味しそうなもの(上写真・右)とそうでないもの(上写真・左)を選抜してみたのですが・・・本当に違いが出るんでしょうか?

@水に沈むかどうか?
水を張ったボールの中へ、買ってきたばかりの選抜トマトを投入!
確かに!!美味しそうなトマトはストンとしっかり底へ沈みきりましたが、角ばったスジ無しトマトは頭半分までプカリと浮き上がりました。

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AB切った中身の様子は?
部屋の様子が分かりやすいように、カットは横から(昨年のレポートでは縦にカットしてしまい、中身の違いがイマイチ分かりにくかったので・・・)。
どちらのトマトも実がしっかりしていて、スッと包丁が通ります。
でも、開いた瞬間!思わず「ほんとだー!」と感動するくらいに、クラフトさんが説明されていたままの状態を見ることが出来たんです。

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角ばっていて、水に浮いてしまったトマトは、見事にゼリーと皮の間が空洞だらけ。皮とゼリーの間は少し青みがかっていて、白い点々は見られませんでした。
逆に、しっかり沈んだトマトは部屋が密着するようにコマコマと詰まっています。ひとつひとつは小さい部屋ですが、中にはゼリーが埋め込まれているように入っていて、隙間の「ス」の字も見当たりません。
皮とゼリーの間は、白っぽいスジ状に集まった点々が見られましたし、とにかく浮いたトマトとはまったく別モノ!

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切り取った頭の部分を食べてみたんですが、「トマトに果物的な糖度を感じたのは初めてだ・・・」と、不思議な感想を一人でつぶやいてしまったくらい。ただ、甘ぁい!とか、うん、美味しい!とか、そういう言葉では片付けられないお味に、ただただ感激!!
たぶんヘタの付いた側に酸味が出るように思うんですが、頭だけだったので酸味が全く無く、濃くで甘い、初めて食べる果物のようなトマトでした。好きな食べ物の欄には、小さい頃から「トマト」と書いていた私にとって、今の一口が生きてきた中でベスト1だったわ!!

あー、幸せ・・・。

こんな美味しい旬のお味も、あともう数日でおしまい。トマトは4月後半に向かうほどどんどん安くなるようですし、ぜひ採れたて新鮮野菜を堪能してみてはいかがですか?

●八千代ふるさとステーション 農産物直売所「クラフト」 047-488-3188
千葉県八千代市米本4905-1道の駅「やちよ」八千代ふるさとステーション内(地図
営業時間/9:30〜18:00(4月〜9月は〜18:30まで)
定休日/第2月曜日
【交通手段】
(バス)@京成電鉄「勝田台駅」より米本団地行き(約25分)A東葉高速鉄道「八千代中央駅」から米本団地行き(約20分)※@Aいずれも終点米本団地下車 徒歩約5分B公共施設循環バス「ぐるっと号」でふるさとステーション下車

〔関連記事〕
・道の駅やちよの農産物直売所「クラフト」(2007年09月26日)



posted by やちなび子 at 00:00 | Comment(0) |  >農産物直売所クラフト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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