今の時期は、八千代の名産“梨”と、夏に引き続きがっつりと席を構えている“ナス”がメイン野菜。
8月に出始めた幸水は今週末位には姿を消し、豊水へと切り替わっていきます。
今でも豊水の大玉が出始めていますが、今週末の6日〜7日あたりから本格的に豊水シーズン!敬老の日の週末14日〜15日頃ピークを迎え、そのあと9月下旬頃から新高へとバトンがつながれます。
その名のとおり、みずみずしいほどの果汁と、幸水よりも高い糖度が自慢の豊水ですが、芯に酸味を伴うことで“すっぱい”と誤解されてしまいがちな品種。
『豊水は、幸水のつもりでカットすると、かなり酸味が気になると思います。種周辺だけではなく、出来るだけもったいないくらいに中心部を取り除いた方が、豊水本来の甘みが引き立っておいしいですよ。あと、大玉になるほど果肉量に厚みがでますから、特に豊水は大玉がオススメです。』
贈答品として便利な箱売りはもちろん、家庭用にぴったりな袋売りが300円、500円、1,000円と用意されています。どれも6〜7個ほどと同じくらいの玉数があるんですが、入っている実の大きさで値段に差が出ているようです。
袋売りの中には、豊水以外に長十郎も出てきてました!
先日丸勘梨園さんのレポート(→こちら)でも紹介しましたが、この長十郎の強い甘みとザリザリ感が、焼肉などのタレだったりに良いみたいです。梨自体が肉を柔らかくする効果がありますが、果肉の“ざりざり”がちょうど大根おろしみたいに使えるようで、次に出てくる新高もタレ向きなんですって。
週末頃からは、青りんごのような見た目で大玉になりやすい品種の「かおり」も登場。9月はいろんな種類の梨が一堂に会する季節です。
梨の隣りで幅を利かせているのがナス。
先月は米ナスや細長ーいナスが目立っていましたが、この日は普通によくスーパーで見かけるポピュラーなナスと、あくが少なく漬物にぴったり水ナスがたくさん!
普通のナスは、私が買ったものだと6個入りで100円!水ナスも袋に10本近く入って200円ほどと、かなりリーズナブル。
私はなすの漬物が大好きで、よく鉛筆ナスを使って母が漬けてくれましたが、この水ナスも普通のより小ぶりですし丸かじりも全然いけそう!
でも自分ではなかなか上手に漬けられないし・・・と水ナスを買うのは見送ったところ、漬物売り場で発見!しかも5本入って210円、迷わずかごへ投入です。
家でさっそくいただきましたが、ちゃんと中が紫に染まってなくて、すごーく良いお味。食卓に置くとやや大きさが気になるものの、切らずにそのままガブリといくのが、一番うまい。
八千代では栗を栽培している農家の方もいるそうで、思いのほかたくさん出回っていました。
量もかなり入って、1ネット500円〜700円程度で販売されていました。小粒のものを集めたものは、なんと300円!
秋の味覚、イモ・クリ・カボチャに女性は弱い。
ご多分に漏れず、私も1ネット手にしてしまいましたわ。
しかも、かごに入れたにもかかわらず、総菜コーナーで目にとまった“おこわ栗ご飯”にまで手が伸びてしまいました。
栗のゆで方についてもポイントを伺いました。
『栗はゆでる前に、一晩(8時間くらい)水につけてからゆでたほうが皮が柔らかくなってあく抜きにもなるので良いようです。新鮮なクリだし、栗ごはんとかで皮を剥く必要がないなら、そのままゆでても大丈夫ですが・・・。
ちなみに、水からあげたあとに天日干しすると、甘みがさらに強くなります。あと、ゆでる前に皮に横一本切り込みを入れると、食べやすいので便利ですよ!
たっぷりの水に塩を入れてゆでます。40〜50分程度ゆでれば大丈夫ですが、栗はゆですぎても実が水っぽくなったりすることがないので、やわらかくなるまでゆっくり待ったほうがよさそうです。』
ゆでた後は、しばらくそのまま放置すると、さらにあくが抜けておいしさアップ!だそう。栗を購入したときには、ぜひお試しを。
ちなみに、結局私は天日干しまで我慢ができず、4時間ほど水にさらしたものに切り込みをいれて煮てしまいました・・・。
でも、十分ほっくりと美味しい栗が味わえました。
秋といえば、新米の季節でもあります。
八千代でも「ふさおとめ」の新米が出回り始めました。
クラフトの紹介レポート(→こちら)でも詳しくお米についてお伝えしてますが、八千代市内ではコシヒカリやミルキークィーン、あきたこまち、ひとめぼれといった数種類のお米が収穫されています。新米の皮切りとして出始めるのが、この香りが豊かなふさおとめ。
米農家の皆さんが、毎朝精米したばかりのものが3kg若しくは5kgの袋に詰めて棚に並べてあります。
袋売りではなく、好きな量を好きなつき方で精米することもできます。その場合は、生産者を選ぶことはできませんが「やちよ米本」という米を無料で精米してもらえます。お店の方に購入したい量とつき方をお伝えすればOK!
『新潟や東北地方のように名産地として知られてはいませんが、八千代産のお米もなかなかのものですよ。ここに置いてある米は、一切混ぜものをしていません。同じ八千代の土地で収穫されたお米ですが、同品種でも生産者ごとに味が違っているようで、買いにいらっしゃる皆さんは色々と食べ比べていらっしゃるみたいです。』
帰りがけに、ふるさとステーションのイベント「巨大かぼちゃ栽培コンテスト」の展示も見てきました。お知らせ看板には、9月6日(土)〜20日(土)まで展示され、21日(日)13:00から希望者へ配る予定(先着順で予約無し)とありましたが、今週に入って置かれていたそうで、一足先に目にすることができました。
50キロも60キロもあるかぼちゃが並ぶ光景ってのは、それはそれはすごいものです・・・。いや、これはスイカじゃないよ、かぼちゃです。なび息子。
皆さん道の駅から出てくるその手には、一様に梨の袋。
大玉は朝からバンバン売れてしまうので、早めに行くのがオススメです。そうそう、今月の定休日は9月8日(月)ですので、お気をつけて!
〔関連記事〕
・道の駅やちよの農産物直売所「クラフト」(2007年09月26日)
●八千代ふるさとステーション 農産物直売所「クラフト」 047-488-3188
千葉県八千代市米本4905-1道の駅「やちよ」八千代ふるさとステーション内(地図)
営業時間/9:30〜18:00(4月〜9月は〜18:30まで)
定休日/第2月曜日
【交通手段】
(バス)@京成電鉄「勝田台駅」より米本団地行き(約25分)A東葉高速鉄道「八千代中央駅」から米本団地行き(約20分)※@Aいずれも終点米本団地下車 徒歩約5分B公共施設循環バス「ぐるっと号」でふるさとステーション下車